エンターテイメント
2018.08.21

集英社文庫「ナツイチ」からセレクト!【ギリ間に合う!?夏休みの読書感想文にも!おすすめ文庫本】

気がついたら8月もあと10日で終わり。つまり夏休みも……。まだ読書感想文に手つけてなくてアセってるコのために、夏のフェア「ナツイチ」開催中の集英社文庫からおすすめ作品をピックアップしてみたよ!

自分と似た「家族」が見つかるかも

「家族」をテーマにした6篇が収録された短編集。小説の中の家族と自分と家族の関係を比べてみたり、自分が小説の中の家族の一員だったら…って想像しながら読むと、感想文を書くヒントに。離婚して離れて住んでる実の父親に会いに行く16歳のアンナが主人公の『アンナの十二月』、産休中の葉子が隣に引っ越してきた謎の夫婦の行動を探る『妊婦と隣人』なんかはピンときやすいかも。

『我が家のヒミツ』奥田英朗 ¥560/集英社

「難病」に恋人たちはどう立ち向かう?

カメラマンを目指す晴人と美容師の美咲。晴人の想いが通じて恋人どうしになった2人だけど、美咲が人の何十倍もの早さで年老いていく病気になってしまい……。おばあさんになっていく姿を晴人に見せたくない美咲は!? もし自分が美咲だったら? 晴人だったら? って考えながら読むと、いろんな気持ちが浮かんできそうだよね。「年をとること」や「変わるもの/変わらないもの」などをテーマに感想が書ける一冊。

『桜のような僕の恋人』宇山佳佑 ¥600/集英社

「壁」を乗り越えるきっかけは必ずある!!

親の仕事の都合でオーストラリアに引っ越した真人。英語もよくわからないのに、日本語が通じない現地の学校に入って、言葉や文化の壁にぶつかってくやしい思いをする毎日。そんな真人が少しずつ自分の居場所を見つけていく姿に、勇気をもらえるコもいるんじゃないかな。自分も真人みたいに新しい環境で居場所を見つけるのに苦労した経験はない? 思い出してみて!

『Masato』岩城けい ¥500/集英社

救命センターからのぞく社会のリアル

東京の下町にある救命救急センターで実際に働いているお医者さんが、事実を元に書いた治療と救急の日々。単なる事故や急病だけでなく、無理心中や虐待などいろいろな事情を抱えた患者が運ばれてくるんだって! この本からのぞくことができるのは、医療の現場がどうなってるか以外に、日本の超高齢化社会のリアル……。はじめて知る驚きの事実があったら、少し調べて掘り下げてみて1

『救命センター「カルテの真実」』浜辺祐一 ¥520/集英社

構成/古川はる香

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