夏は本でもゾクゾクしたい！【話題のミステリー小説】

YouTuberとしてもゾクゾクする動画を配信してるホラー作家の雨穴さん。700万回以上再生の【不動産ミステリー】の続きが書かれた本。窓がない子ども部屋、二重の扉、謎の空間…なんだか違和感のある「変な家」の間取り図から広がる謎の真相が判明。変な間取り図の理由、突然いなくなった前の住人の正体が気になって、ページをめくる手が止まらなくなっちゃう！

『変な家』雨穴　￥1400／飛鳥新社

2020年に第20回本格ミステリ大賞など5つの賞を獲得した大ヒットミステリ『medium　霊媒探偵城塚翡翠』の続編。綿密な計画で進められた完全犯罪をやりとげようとする犯人の前に現れるのは、死者の声を聞くことができるという謎の美女・城塚翡翠。霊能力なんかにあばかれるはずがない！と思っていた犯人たちが、翡翠に追い詰められている様子、犯人目線で読むとゾックゾクです。

『invert　城塚翡翠倒叙集』相沢沙呼　￥1925／講談社

実写映画化もされた『屍人荘の殺人』シリーズ第三弾。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子は依頼を受けて、「廃墟テーマパーク」の中にある怪しい屋敷「兇人邸」に侵入。そこで待ち構えていたのはヤバすぎる首斬り殺人鬼！！　同行者が次々と首のない死体になって発見される中で、比留子が行方不明になってしまい…。葉村は無事に謎を解いて、比留子と一緒にこの屋敷を脱出できる！？

『兇人邸の殺人』今村昌弘　￥1870／東京創元社

構成／古川はる香