「知らない世界」をのぞき見👀【新刊コミックスNEWS】

カラダの中でウイルスや細菌の侵入など一大事が起きたときに戦ってくれてる「細胞」を擬人化して、その仕事ぶりをわかりやすく伝えてくれるマンガ『はたらく細胞』のスピンアウト作品。「マクロファージ」という細胞に育てられて、カラダの中で立派に働く「赤血球」に成長する「赤芽球」。でも、このマンガに出てくるのは、何かと理由をつけて働きに出ないニート感あふれる赤芽球たち……。はたらかない細胞たちもカラダに必要な存在なの！？

『はたらかない細胞』1巻　杉本萌（漫画）、清水茜（監修）　￥600／講談社

小さい頃から服を作るのが好きで、お父さんが経営するテーラー（服を仕立ててくれるお店）を手伝ってるユウナ。幼なじみの健人が姉の結婚式で着るスーツを作る注文を受けたけど、結婚式当日にお父さんが倒れて……。ユウナはひとりでスーツを完成させられる！？　ファッションにすべてをかける登場人物が集まる激アツ青春ストーリー。

『アントレース』1巻　春瀬隼(漫画)、かっぴー(原作)　￥438／集英社

大阪で家族と暮らしてる「もも」。仕事が休みの日の楽しみは、亡くなったおばあちゃんから受け継いだ着物で出かけること。京都のレトロな喫茶店でドーナツを譲ってくれた椎名さんにひとめぼれしたももだけど、2巻では椎名さんとデートすることに！？　ももが着物で出かける関西のスポットがどこもステキ。読んでるうちにもものマネして着物で出かけたくなっちゃう。着物はハードル高いけど、この夏は「浴衣でお出かけ」してみよっか？

『恋せよキモノ乙女』2巻　山崎零　￥640／新潮社

マンガ家のヤコと猫型のアシスタントロボット・ポコ。2人が生きてるのは、ケータイやインターネットがすたれてしまった「革命後」の世界。今よりハイテクなものもいっぱいあるけど、ネットがないってことでのんびりした雰囲気も。そんな世界で暮らすヤコとポコの日常にほんわかしながらも、心がキュウンとする瞬間が！　時々描かれる「未来」の事情にちょっとしたミステリー感も気になるっ。

『ヤコとポコ』4巻　水沢悦子　￥680／秋田書店

構成／古川はる香