ダイエット
2017.07.16

夏太り予防法

札幌でも30度を越える日があったくらい、今年すでに暑すぎだよね! これだけ暑いと、ふつうヤセちゃうって思いそうだけど、毎年“夏太り”しちゃうってコも! そこで、夏太りの原因と、その対策をパーソナルトレーナーの田中先生に聞いてみたよ♪

【原因】①暑くて体がなまけモードに

「人間は体温を一定に保たないといけないから、寒いときは体温が下がらないように、一生懸命エネルギーを使って熱を生み出してるんだ。でも暑くなるとその必要がないうえに、むしろ体温を上げないように省エネモードになっちゃう。つまり、基礎代謝が下がっちゃうから、代謝的には太りやすい季節といえるよ」(田中先生)

②水分や冷たいものを摂りすぎる

「暑いから、つい氷の入った冷たい飲み物や、アイスやかき氷などを食べてない? もちろん、熱中症予防にも水分補給は大切なんだけど、冷たいものばかり摂取すると、内臓も冷えて働きが悪くなって、それがむくみの原因になったりするよ」(田中先生)

③汗をかいてビタミンやミネラルが不足する

「汗をかくのは、体温調節という立派な役割りがあるよ。でも汗と一緒にビタミンやミネラルも流れてしまうのが問題。それらが不足すると、食べたものを燃焼できなくて脂肪としてためこんじゃう結果に。スポーツドリンクや経口補水液、ミネラルの多い麦茶などで水分補給をするように心がけて」(田中先生)

④睡眠不足になる

「暑くて寝つけなかったり、夜中に何度も目が覚めちゃったり……これがつづいて睡眠不足になると、だるいだけじゃなくて、体内リズムがくるって代謝も血液の循環も悪くなり、太りやすく、むくみやすい状態になるよ!!」(田中先生)

【対策】①規則正しい生活をする

「当たり前だけど、早寝早起きして、3食栄養のあるものをしっかり食べることが大切だよ! 夏休みになっても、生活のリズムを崩さないことが、夏太りを予防するためのコツといえるかな」(田中先生)

②良質なたんぱく質を摂る

「食欲ないからって、食事を抜いたり、冷たい麺類だけですませるのは、後でツケがまわってくるよ。たとえ一時的にヤセたとしても、それは単に栄養失調状態なだけ。暑さに体が慣れたり、秋になる頃には必ずリバウンドするはず。そうならないためには、内臓や筋肉をつくっているたんぱく質をしっかり摂ることがマスト! でもガッツリ油ギッシュな肉を食べるのも逆効果。内臓に負担をかけちゃうからね。肉なら赤身の肉や、脂肪の少ない豚ヒレや鶏肉などがおすすめだよ。また、大豆に含まれるサポニンは、脂質の発生をおさえるといわれているので、夏太り予防には最適! 豆腐や納豆も積極的に摂っていこう」(田中先生)

③家でゴロゴロせずに掃除や手伝いなどでこまめに動く

「ギラギラした太陽の中で運動するのは、キケンもともなうよね。でもクーラーの効いた部屋の中で、ダラダラ過ごしていたら、代謝は落ちるいっぽう。部屋の掃除をしたり、家族の手伝いなど、家の中でできる運動をさがして、こまめに体を動かすようにしよう!」(田中先生)

夏バテで食欲ないのに、なんでヤセないんだろう? ってコは、この対策をしっかり実践して、今年は充実した夏休みを過ごしてね♪

監修/田中良(パーソナルトレーナー)

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