ダイエット
2017.04.16

眠い季節☆しっかり眠ってダイエット

“春眠 暁を覚えず(しゅんみんあかつきをおぼえず)”って言葉、聞いたことある? “ぽかぽか暖かい春は、朝になったことも気づかずに、つい寝過ごしてしまう”っていう意味。それくらいよく眠れる季節なら、その睡眠時間をダイエットに生かしちゃおう! っていうことで、睡眠ダイエットのルールを、パーソナルトレーナーの田中良先生に教えてもらったよ♪

【最初に】

「睡眠中に分泌される成長ホルモンには、脂肪分解作用があり、しっかり眠るとひと晩で300kcal脂肪を分解してくれるよ。逆に寝不足だと、その量は90kcalにダウン。つまり、寝不足のコは、しっかり眠るコに比べて、ひと晩で210kcal、1か月で6300kcal分も脂肪をため込んじゃうってこと。7000kcalの脂肪分解で体重が1kg減るから、しっかり寝てれば、1ヶ月とちょっとで、体重1kgやせられることになるんだよ! さらに、よく眠ると食欲をおさえるレプチンというホルモンが出て、逆に寝不足だと食欲増進ホルモンのグレリンが増えるとも言われているよ」(田中先生) よく寝るだけでやせて、食欲もおさえられるなんて、うれしすぎる!!!! 

【ルール1】せめて深夜0時までには眠るようにしよう!

「成長ホルモンが最も分泌されるのは、夜の10時~深夜2時の間。この時間に熟睡しているのがベストだけど、そうもいかないよね。でもせめて、深夜0時までには眠っている習慣をつけよう。成長ホルモンが分泌されて、脂肪が分解されていくぞー」(田中先生)

【ルール2】睡眠時間は7時間!

「睡眠時間が7時間の人に比べて、5時間の人は52%、4時間の人は73%も肥満率が高くなるという研究結果があるんだ。疲れをとるのはもちろん、ダイエットのためにも、1日7時間は眠ることが大切だよ」(田中先生)

【ルール3】タンパク質をしっかり摂ろう!

「成長ホルモンの材料は、タンパク質。成長期のみんなは、1日65gを目安にタンパク質を摂る必要があるよ。目安としては、毎食手をグーにしたサイズくらいのお肉or魚or豆腐or納豆などを摂ればOK。ただし、夜は寝る3時間前までに夕飯を済ませること。そうすれば夕飯で摂ったタンパク質が、消化・吸収されて、成長ホルモンとしてしっかり働いてくれるよ」(田中先生)

【ルール4】湯ぶねにつかる

「湯ぶねにつかって血行がよくなると、体の表面から熱が放出されるよ。そうすると、深部体温(体の内部の温度)は逆に下がっていって、眠気が生じてくるんだ。このタイミングでベッドに入ると、深い眠りに入れて、成長ホルモンもたっぷり分泌されるってわけ。ベッドに入る1時間前にはお風呂から上がっているのがベストだよ」(田中先生)

【ルール5】ベッドでスマホを見ないこと!

「スマホのブルーライトを長時間あびていると、メラトニンという眠気を誘うホルモンが分泌されにくくなることが分かっているよ。なので、熟睡するためには少なくともベッドに入ったらスマホを見ないこと!」(田中先生)

【ルール6】起きたら太陽をあびる!

「朝太陽をあびることは、体内時計を整えるのにとても大切なんだ。例え天気が悪くて太陽が出ていなくても、朝はカーテンを開けて、朝の明るさを感じるようにしよう! 体内時計が整えば、夜には眠くなって、熟睡でき(=成長ホルモンがしっかり分泌される)、朝はスッキリ目覚められるようになるよ!」(田中先生)

監修/田中良(パーソナルトレーナー)

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