エンターテイメント
2017.04.05

注目のPEOPLE☆あヴぁんだんど 見捨てられて(!?)セルフプロデュースする10代の2人組アイドル

テレビ朝日の番組『関ジャム 完全燃SHOW』で、“10代の原石アーティスト”として紹介された2人組アイドル。実は、別グループのオーディション選考から漏れたメンバーで結成されて、いつの間にかセルフプロデュースになっていった、通称「見捨てられたアイドル」とも言われているの。逆境を乗り越えて、ソウルフルで荒削りなパフォーマンスをしながら、ピュアな歌を歌い続ける宇佐蔵べにちゃんと小鳥こたおちゃんに大接近!

Q・なぜアイドルになろうと思ったのですか?

(写真・右)宇佐蔵べに(以下・べに)「日々の生活がつまらなすぎて、何かに打ち込むこともなくて退屈でした。自分に何も無くて。そんな毎日から抜け出したくて、世界をひろげたくて。アイドルは、もともと好きでしたし、歌って踊ってみたくて、オーディションを受けました」/(写真・左)小鳥こたお(以下・こたお)「もともとプロレスが好きで、観に行くたび、選手に元気を与えられていました。いつしか、私も与える側になりたいと思い始め、『アイドルになりたい』と色々な所で言っていたら、あヴぁんだんどのオーディションを教えてもらいました」

Q・『あヴぁんだんど』はどんなアイドルですか?

べに「とある別グループのオーディションから落ちたメンバーで結成されて、最初は“うさべに(=私)”以外に5人いたんです。けど、気づいたら“うさべに”以外、みんな卒業していった。そんな生き残りメンバーのランドセルを背負った“うさべに”と、見た目は絶世の美女、だけど中身はトンデモ趣味の新メンバー・小鳥こたおちゃんの2人組です! ステージの上では表情をころころと変え、振り付けもアレンジしたり、毎回飽きのこない、楽しいライブを心がけています」/こたお「超元気いっぱいで、でもどこか少し涙を誘うところがあるような、感情を揺さぶるアイドル。そして曲がすごく良いんです。私は去年加入しました。自由に暴れまわる2人に注目して欲しいなと思います」

Q・自己プロデュースをすることは大変? 

べに「客観的な意見を、細かいところまでずばずば言ってくれる人がいないから、ステージングや振り付けも“うさべに”がやってるんですけど、お客さんのほうから見てどんな印象を受けるのかを、想像することしかできないからそういうところはちょっとむずかしい。でも、それが楽しかったりするんですけどね! 毎回のライブのセットリスト(曲順)も、『こういう流れだとアガりそうだからこうしよう』とか自分たちで考えるから、ライブが盛り上がったり、良い雰囲気になると本当にうれしい。これは誰かに指示されて受け身でやるのとは全然違う喜びがあると思う。全部ぜんぶが自分たちだから、うれしいことは倍うれしい。その逆もありますけどね……(笑)」

Q・テレビ番組の『関ジャム』で10代の注目アーティストとして紹介されていましたね!!

べに「地上波で、あんなにがっつりと自分がテレビに映るなんて初めての経験でうれしかった!! 自己プロデュースの部分を多く取り上げてくださったので、そこもうれしいは、もちろんうれしいんですが、そこ以外の部分も注目されるよう、“もっとがんばらなきゃなー”とも思いました」/こたお「受け止めきれないくらいびっくりして、すごくうれしかったです。奇声を上げながら見ました。でも、自分はまだまだ未熟なので、“もっと精進しよう”と思う、いい機会になりました」

Q・『あヴぁんだんど』の曲で、ST読者にオススメの楽曲は?

べに「『ヴぁんでぃっつ!!!』 これはYouTubeにもMVがあるので、ぜひ見ていただきたいー! こたおちゃんが加入してから初のシングルになった曲。2分50秒と短い時間の中にいろんな要素がぎゅっと詰まっていて、聴くだけで楽しくなる曲だと思っています。あとは『あヴぁんだんど』。あヴぁんだんどのデビューライブの時からやっているオリジナル曲! これはライブ動画がたくさんあるのでぜひ見てね。頭からきっと離れなくなります。あヴぁあヴぁあヴぁんだんど~♪」/こたお「『点滅ばいばい』という曲です。最果タヒさんの手掛ける歌詞が、そのとき聴いている自分の状況によって意味が多様に変化していくような、味わい深い曲です」

Q・いま新曲を作成中のようですが、どんな作品になりそう?

べに「とにかく、もーー早く聴いてもらいたい! 春のお昼のぽかぽか陽気に聴きたい曲。でも、夜に聴くのでもいいかも。明るいだけではなく切なさもある曲。ただ振り付けがプレッシャー! 早くライブでもやりたいな~。もう一曲、実は新曲があるんですけど、それも、もーー早く聴いてもらいたい! こっちも素晴らしいと思う。新しい風しかない!」/こたお「泣けます! レコーディング中に泣きました!」

Q・べにちゃん、こたちゃん、お互いをそれぞれを紹介すると?

べに「こたちゃんは、12月にひとりメンバーが抜けてしまい、いよいよ、べにとこたおの二人体制になってしまった時からか、全く泣かなくなった気がする!! それまではよく泣いてて……(笑)。悲しかったり、悔しいときも、うれしいときも泣いてたのに。“なんだか前より強くなったのかなー?”って思います。すごい上から目線みたいだけど、この発言……!  普段のファッションは黒が多い。あと身長高めなのにヒールも履くから、モデルみたい! くやしー!! 美人でスラッとしてるからシンプルな服でもなんでも似合います。バカー!!」/こたお「なんでもできます。小さくてかわいくて綺麗。年は1つしか変わらないのに、社長のような風格があって20歳くらい私より大人っぽい感じがします! レトロなワンピースも今風に着こなして、おにぎりを食べるときでも1秒1秒が絵になります! 師匠!」

Q・オフの過ごし方や最近ハマっていることは?

べに「最近はレコードプレイヤーを買ったので、昔のレコードを掘りまくって聴いています! レコードDJにも挑戦中です。世の中には素敵な曲があふれていて、すばらしい世界ですわ……。 あとは本を読んだり雑誌を読んだりします。展示とかライブにも行ったり、出かけるのが大好き! 生きているうちに色んなこと吸収していきたいんです」/こたお「DVDをよく見てます。最近ハマった映画は、『狂い咲きサンダーロード』です。あと、歌が上手くなりたくてカラオケに頻繁に行ってます。でも気づいたら、『we are the world』を全部ブルース・スプリングスティーンのモノマネで歌ったり、マキシマム ザ ホルモンを熱唱してたりするので、喉がへんになります」

Q・ふたりの学生生活で楽しかったこと、思い出に残っていることは?

べに「中学生の時、体育祭のダンス種目の振り付けをやりました。自分の考えた振り付けを100人くらいの生徒が踊ってくれる感覚は、いま思い返してもなかなかおもしろい……。中学は楽しかった。受験の時期は毎晩、枕を濡らしていました。そんなしんどい思いをして入った高校は、“おさぼりマン”な部分を発揮しまくってしまい……。あまりこれという思い出が無いです。読んでいる中高生のみなさんに言いたい。学校はどんなに嫌でも毎日行ったほうがいい!! 鏡見てテンションが上がるメイクをして、ルンルン気分で“今が一番若いぴちぴち少女の時期だ”という自覚を持って学校に行って、たくさん学んでたくさん遊んでほしいです。あと、たくさん自分の姿をカメラに収めてほしい! つい最近高校を卒業した先輩からのメッセージです。ああ、制服着たいな……」/こたお「中学1年生のときプロレスにハマってから、毎月1人で後楽園ホールに試合を見に通ってました。高校生になってからは美術を学んでいて、油絵の具でべとべとの毎日です! 帰り道に友達と新大久保にチーズタッカルビを食べに行ったりもしてます」

Q・今後の野望を教えて!

べに「ずっと続けていけるアイドルになりたい。ごまかしや嘘の気持ちのまんま歌を歌いたくない。見てくださる人が楽しめるよう、すばらしい空間に居合わせられたと思えるようなライブをし続けたいです! “いいの見れたし、明日もがんばろっと”と思ってくださったら、うれしいです。あとは、ライブ以外にも何か表現というか発信していきたいですね。2人とも絵を描く(画像参照)ので展示とかもやりたい! MVもたくさん作りたい! いろんな人とコラボして新しいこともしてみたいー! やりたいことだらけで困っちゃう! アイドルファン以外の方々にも刺さるにはどうすればいいのかを試行錯誤して、たくさん面白いことやれたらいいな。あとは世界中に行きたいです。またアメリカでライブもしたい! こたちゃんの生まれ故郷、おフランスでも!」/こたお「あヴぁんだんどのステージを見た人が全員もう1回来たくなるような、ウズウズするような、ステージにしていきたいです! エネルギーを全部ぶつけます!」

あヴぁんだんど●宇佐蔵べに(18歳)と、小鳥こたお(17歳)の2人からなるアイドルユニット。4月 9日 (日)、『YOIMACHI 2017』に出演! 今後のライブや新曲情報は、公式サイト(http://www.avandoned.tokyo)やTwitter(@avandoned_ido)でチェックしてね☆ Twitterは、個人でもやってるよ!

構成/宮平なつき

Seventeenの最新コンテンツを更新中!