エンターテイメント
2021.09.20

柏木由紀さんの10代のときのことを教えて! STクリエイターだんどりが突撃取材

アイドル歴14年のAKB48 柏木由紀さんに、STクリエイターだんどりがインタビュー。10代のときに考えていたこと、10代の自分にアドバイスしたいことなど、10代のころのゆきりんの心境をいっぱい聞いたよ。現役JKに刺さる言葉の数々!

Q.1 10代の時にどんなことを考えてた?

A. アイドルに夢中。目の前のことで精いっぱいでした。 

将来のことは何も考えてなかった気がします(笑)。中3の終わりぐらいにAKB48に入ったんですけど、その時も"ステージに立つって夢を叶えてみたい"と思ってオーディションを受けただけ。アイドルを一生の職業にしようとは思ってなくて。長く続けられなくてもいいと思ってたので、とりあえず目の前にある仕事だけを考えてました。それは今も変わらないです。5年後10年後とか、未来設計を考えたことがない。目標を立てて頑張れる人もいるけど、私は達成できなかった時にマイナスな気持ちが大きくなるタイプなので、"目標を立てなければ人生ずっと失敗がない"って思えるんです(笑)。それがめちゃくちゃラク! だって何も考えなくてすむから。"休みの日はこれをやるぞ"っていう近い目標は立てますよ。でも、"絶対これを成し遂げる!"みたいな目標は立てない。そのほうが心が安定するんです。その考え方は10代の時から変わってないですね。

Q.2 10代の自分が今の自分を見たらどう思いそう?

A. 「明るいね」って言うと思うなぁ(笑)。 

めちゃくちゃ静かなコだったんで。たくさんいる先輩の前で緊張して萎縮しちゃって、気も使うし、自分を出せてなかったんです。昔から今と同じで明るい性格なのに、それを出せてなかった。だから「自分らしくできてるね!」って言うはず。それは緊張したり、萎縮したりしてる後輩を見て気づきました。自分が先輩の立場になって、当時の自分と同じように、緊張して声をかけられない、連絡がしにくいみたいなコを見ると、"何でもいいから話して! 頼って!"って思うように。後輩が萎縮してるのは、すごくもったいなって気づいたので、こっちからも積極的に話したり、明るくふる舞うようにしてます。

Q.3 自分の殻を破るためにはどうしたら?

A. 失敗を恐れないこと! そして自分の欠点を受け入れて。 

何かにチャレンジするお仕事をした時に、"失敗してもいいから" と全力を出し切る。今思うと、それが自分の殻を破れた瞬間だったかも。じつは、AKB48に入ってしばらくは、なかなか自分を出せなかったんです。でも、先輩や同期が、料理が苦手だったり、ファッションセンスが残念……とか、私が当時隠したいと思っていたことを、「おもしろい」って言ってくれたんです。「それが個性だから」って。自分の欠点だと思ってたことが、他人から見ると、意外とそうでもないってわかったので、"人に好かれようと思わずにちゃんとさらけ出そう"って自分に正直になったことがよかったのかも。自分の欠点を受け入れると、何でもやろうって気になるし、ちょっとの失敗でダメだと落ち込まなくなります。今だと、YouTubeですっぴんをさらけ出してるけど、始める前は、"厳しい反応がくるかも……"と覚悟はしてたんです。でも、思った以上に優しい人が多くてうれしかった! 自分をさらけ出すことも意外と悪いことじゃないですよ。

Q.4 自分の強みや個性を作るには?

A. 好きなことをたくさん作る! 

好きなことがたくさんあるのが一番いい! 「○○なキャラでいこう」みたいに別の人格を作ってしまうと、結局自分じゃなくなっちゃうから。無理して自分を作るよりも、本当に興味がある好きなことをたくさん見つけて熱中すると、それが強みや個性になります。私だったら、女性アイドルやコスメ、お菓子やスイーツ! 自分の好きなものなら自然と熱くなれるし、人に共有したり教えたいって思うでしょ。もしそれをまわりに理解してもらえなくても、"いや私は好きだから"って開き直れるから、それが個性やキャラになりますよ♪ "一番時間をかけたことやお金をかけたものを仕事にできたらいい"って話を、昔どこかで聞いたことがあって。私は大好きなアイドルに時間とお金をかけてたので、自分自身もアイドルという存在になれて、毎日楽しくて最高だなって思ってます(笑)。10代の時に、そういう好きなことや時間をかけられることを見つけると、もしかしたら将来につながるかも!? 読者のみなさんも今のうちに好きなことをたくさん作ってください!

Q.5 10代の自分にアドバイスをするなら?

A. まわりのことを気にせずに、自分のことに集中して! 

10代だからこそ、自分がやりたいことを思い切ってやるべきだったし、言いたいことを主張してもよかったんじゃないかなぁ。大人になったほうが、後輩や、かかわる大人たちが増えて、まわりを見たり考えたりすることがすごく多くなったから。自分を一番大事にしていい時期だったのに、私はまわりのことをすごく気にしすぎてた。大人になってからだと、なかなか自分のことだけを集中して考えられる時ってないんです。だから、10代の自分に声をかけられるなら、「やりたいことや好きなことだけに集中していいよ」って言いたいな。

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好きなことをいっぱいつくって今を楽しもう♪

撮影/浜村菜月(LOVABLE)[モデル] 山崎ユミ[物] スタイリスト/前田涼子 ヘア&メイク/久保フユミ(ROI) モデル/柏木由紀 土屋夢(だんどり・STクリエイター) 構成/宮平なつき

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