STイチの読書家なじゅったん。数え切れないほど読んできた作品にはじゅったんに影響を与えた本がたくさん。読書に対する想いと心に残る7冊を教えてもらったよ。

上坂樹里 本が好き

本が欲しいときは書店でひたすらにらめっこ

好きなジャンルはミステリー。起承転結がはっきりしてて、犯人を想像しながら読むのが楽しいんだ。伏線回収とかどんでん返しとか「そうきたか!」なんて意外性のある終わり方をされると「やられた」っていううれしい驚きがあったり! 

本を見つけるのは本屋さんでひたすら本とにらめっこしながら。受賞作品のコーナーを見たり、書店員さんのポップを見ることも多いかな。表紙にひと目ぼれしちゃって買うこともよくあるよ♡

おすすめした本を読んでくれるとうれしい

本を読みはじめると数時間くらい集中できちゃう。物語の中に入り込める幸せな時間です♡ 集中することでふだん考えていることをいったん忘れることができるし、頭の中をリセットできるのが心地いい。

友達やお仕事仲間におすすめの本を紹介することもけっこうあって。撮影現場に本好きのかたがいたら本トークできるかもってテンション上がっちゃう! おすすめの本はぜひお伝えしたいし、相手のことを思いながら「こういう本、好きかな」って考えるのも楽しい時間! 先日、撮影現場にいろいろなジャンルの本を5冊くらい持っていって「これはこんな内容で」と説明して選んでもらったんだ。本のソムリエみたいなことができて楽しかった! ちなみに5冊とも借りてもらえました!

読書とは、私に世界を与えてくれるもの。内容全部が印象に残るのはもちろん、小説の一文が心に残って勇気づけてもらったり、視野を広げてくれることもある。自分の目だけでは見えていない大きな視野を広げてくれる存在。一生読み続けたい、人生の相棒です!

じゅったんの大好きな本たち♡

上坂樹里 本屋さん

カーディガン¥2990・スカート(一部店舗のみ販売)¥2990/GU シャツ¥5490/MANGO メガネ¥1760/Lattice ソックス¥1430(靴下屋)/タビオ 靴¥12980(エンチャンテッド)/グランデ

爆笑したいときに

『時をかけるゆとり』
(文春文庫) 著/朝井リョウ

エッセイにハマるきっかけになった朝井リョウさんのエッセイ集。何も考えず笑いたいときに読んでるよ。とくに『地獄の100キロハイク』というエピソードが好き。自分の経験談をこんなにおもしろく書けるのはすごい! 

心に残り続ける作品

『容疑者Xの献身』
 (文春文庫) 著/東野圭吾
  
東野圭吾さんの著書の中でも特に好きな一冊。最初から犯人がわかっているけど、意外なしかけにビックリ! 純粋な人間だからこそ、すべて献身させる姿が心に刺さった。“愛”という言葉も深く考えさせられたな……。

本を読む意味を教えてくれた

『アヒルと鴨のコインロッカー』
 (創元推理文庫) 著/伊坂幸太郎
  
現在の物語と過去の物語が交互に書かれたミステリー。勝手に思い込んで読み進めたら、最後に「えっ?」っていう結末が待っていて、伊坂トリックにすっかり騙された! “本を読むってこういうこと!”と実感できた作品。

お守りみたいな一冊

『お探し物は図書室まで』
 (ポプラ社刊) 著/青山美智子
  
老若男女が図書室を訪れる短編集。司書さんの「何をお探し?」のひと言にあたたかさが詰まっていて、人と人の縁を感じられる一冊だよ。悩みがあったときに読んで、自然と心がほぐれたんだ。私にとってお守りのような存在。

幻界突破したいときに

『アリアドネの声』
 (幻冬舎文庫) 著/井上真偽
  
巨大地震が起きた際の救出劇。自分もその場にいるような、主人公と同じ気持ちになるほどの没入感がすごい! 災害救助にミステリー要素も入っていて引き込まれる。自分で限界値を決めてしまって前に進めないとき、この本を読むと殻を打ち破れる気がする!

“普通”を考える

『コンビニ人間』
 (文春文庫) 著/村田沙耶香
  
自分にとって“普通”ってなんだろうと考えさせられた一冊。“普通は◯◯”のような考え方を自然としているけど、それは自分にとっての“普通”なだけであって、いったい何がみんなの“普通”なのか、答えの出ない問いを投げかけられた気がした。ちょっと不思議な世界観もお気に入りの理由のひとつ。

背中を押してくれる

『また、同じ夢を見ていた』
 (双葉社刊) 著/住野よる
  
人生を何かにたとえた文章がたくさん出てきて、住野さんの言葉選びにユーモアがあふれた大好きな本。主人公が幸せとは何かを追求していく物語なので、無意識に自分の幸せについて考えさせられた。悩んでいるときに読むと背中を押してくれる気がするよ。

小さい頃から読書家でした

小さい頃

本好きは父の影響
小さいころは絵本をたくさん読んでいたよ。好きだったのは『どうぞのいす』。初めて読んだ小説は、中学生のころ父から借りた東野圭吾さんの『パラドックス13』。分厚いし難しい内容だったけど、物語に引き込まれちゃって、一気に読み切ったのを覚えてる!

100冊以上の愛読書

100冊以上の愛読書
自分の本棚です! 本棚以外にも部屋のいろんなところにちょこちょこ置いてあるから、今持っている本は100冊は超えているかも。ちゃんと整理しないと……と思いつつ、気になる本を買っちゃうのでどんどん増えていってる。

じゅったんが愛してやまない本たち。みんなもぜひおすすめを読んでみて!

撮影/tAiki スタイリスト/前田涼子  ヘア&メイク/徳永舞(BEAUTRIUM) モデル/上坂樹里(STモデル) 構成/鈴木絵都子