毎日通っている学校。そこを作っているのは誰だと思う? 先生たち、生徒みんな、ほかには……? 平和な学校生活を過ごせるのは、こんな人たちの力もあるのかも!? そんなふうに「学校」を別の角度から見られちゃう本、発見しました。

その辛さや悩み、保健室の先生に話してみたら?

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みんなにとって「保健室」や「保健室の先生」ってどんなイメージ? このマンガの主人公は産休の先生に代わって、ある小学校の保健室の先生になった牧野。ぶっきらぼうだけど、担任の先生や親も気づかないちょっとした病気のサインは見逃さない! どんな場所でも突然寝てしまうナルコレプシー、特定の場面で話せなくなってしまう場面緘黙(かんもく)症など、なかなか理解されない病気は本人も苦しいもの。それを見つけてくれる先生がいたら、すごくありがたいよね。12巻では、SNS依存症などが取り上げられてるよ!
『放課後カルテ』12巻 日生マユ ¥429/講談社

謎の組織(?)「PTA」のすべてがわかる!

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みんなのお父さんやお母さんによって支えられているPTA活動。最近、お父さん、お母さんの間ではPTA活動が「大変すぎる!」とちょっとした話題になってるの!! この小説の中でも、仕事の忙しいお母さんの代わりに、おじいちゃんがPTAに参加して副会長をやることに。読んでみると、お父さんやお母さん(場合によってはおじいちゃん、おばあちゃん)たちがPTAとしてどんなふうに学校生活を支えてくれてるのかわかるよ。
『PTAグランパ!』中澤日菜子 ¥1600/KADOKAWA

「塾」って、何のためにあるのかな

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受験に備えて、塾に通ってるコもいるよね。同じ勉強する場所だけど、塾と学校は似ているような違うような……。そもそも塾って何のためにできたんだろう。この小説は昭和36年から始まる親子三世代の「学習塾」の物語。時代の移り変わりとともに、塾の役割はどう移り変わっていったんだろう。なんとなく塾通いしてた人も、意識が変わりそう!
『みかづき』森絵都 ¥1850/集英社
構成/古川はる香