連絡してくる回数が多かったり、勝手にスマホの画面をのぞいたり部屋に入ったり、と詮索してくる親。これってフツウ? 自分がワガママ⁉ もっと風通しのいい親子関係になるための方法を、心理カウンセラーの石原さんがアドバイスしてくれたよ!

感謝の言葉+主張を伝えると、親の心は満たされる

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お互いが冷静なときに、『部屋に入らないで』『勝手にスマホをさわらないで』と、ちゃんと言うことが大事。親が干渉するのは、子どもを心配しているのはもちろんですが、精神的支配をしたいため。でも、ただ反発するだけだとケンカになります。

また、自分の主張を通したい場合は、『ありがとう』という言葉が効果的。例えば、『いつも掃除してくれてありがとう。でも、勝手に引き出しを開けられるのは嫌だから、洋服はベッドの上に置いておいて』『いつもごはん作ってくれてありがとう。今日は友達とごはんの約束してるから用意しなくて大丈夫だよ』とやさしく伝えてみてください。家にいても、ごはんを一緒に食べたくないときは、感謝の気持ちとして食器を洗うという行動でもいいです。

ふだんから、意識的に感謝の言葉や行動を示していくと親の心は満たされるので、過剰な干渉がなくなるはずですよ。

アドバイスをくれたのは心理カウンセラーの石原さん

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石原加受子さん■心理カウンセラー。心理相談研究所『オールイズワン』代表。『母と娘の「しんどい関係」を変える本』 (¥780/PHP文庫)など著書多数。セミナーや講演も行っている。
感謝の気持ちをマメに表現するといいんだね! 親に対して反発する気持ちが大きいと、最初はちょっと難しいかもだけど、冷静でいられるときがあったら少しずつ試してみてね。
イラスト/山中玲奈 構成/宮平なつき