大人気少女マンガ『ハニーレモンソーダ』がTVアニメ化！　羽花と界を演じる市ノ瀬加那さん＆矢野奨吾さんを直撃♡

きっと一度は読んでときめいたことがある大人気少女マンガ『ハニーレモンソーダ』のTVアニメが1月8日（水）よりついにスタート！　内気だけどまっすぐなヒロイン・羽花を演じる市ノ瀬加那さんと、レモン色の髪をしたヒーロー・界を演じる矢野奨吾さんがST WEBに登場です♪

――『ハニーレモンソーダ』でご自身が演じる役についての第一印象を教えてください！
市ノ瀬　羽花ちゃんは自分に自信がない子ではあるのですが、一貫してずっと自分の軸があるなと思います。演じる上でもその軸のブレなさは大切に演じていきたいなと1話の段階から思っていました。
矢野　界は、見た目に反してすごくまっすぐでやさしいコだなと思いました。言葉が強かったり、誤解を与えてしまうこともあるかもしれないけど、しっかりと他人を思いやる言葉が散りばめられているなと。

――羽花と界の掛け合いをする上で大切にされたことはありますか？
市ノ瀬　羽花と界もそうですが、この作品全体を通して監督から最初に言われたのは「距離感近くお芝居をしてください」ということでした。それはリアリティを重視したやり取りにしたいという意味合いで。誰かへの言葉をかけるときは、いつもより近い距離を意識しました。
矢野　界は羽花ちゃんの姿をみて反応する言葉が多かったので、僕自身が用意してきたもので演じるよりも、その場で市ノ瀬さんの羽花ちゃんを聞いて、反応することを大事にしていました。

――お互いのお芝居について“素敵だな”と思ったところを教えてください。
市ノ瀬　私は最初に原作を読んだときに界の声が想像できなかったんです。“どんな声なんだろう”って思いながら現場に入って、矢野さんの界の声を聞いたときに“なるほど！”と自分の中にストンと落ちてきた感覚になりました。一見冷たく見えてしまう難しいキャラクターだと思うのに、矢野さんのお芝居には冷たい中にも嫌な気持ちにならないものがすごくあって。界の人柄が矢野さんの声を通して自分の中で広がった感覚がありました。
矢野　ありがとうございます。こんなふうに言っていただく機会って珍しいので、めちゃめちゃうれしいです（笑）。市ノ瀬さんは、もう全シーンが、羽花ちゃんそのものです！　お芝居はもちろん、現場での立ち振る舞いから空気作りとかも率先して背中で見せてくださる方。お芝居に対してもすごく真摯でまっすぐだなと思うので、見習いたいと思う場面がたくさんありました。市ノ瀬さん自身が羽花ちゃんと通ずる部分がたくさんあるんだろうなと思います。
市ノ瀬　ありがとうございます。うれし恥ずかしです（笑）。
矢野　僕もめちゃめちゃ恥ずかしいです（笑）。実際に市ノ瀬さんは羽花ちゃんと似てる部分ありますか？
市ノ瀬　心情はすごく共感しながらお芝居させていただきました。私は大人になってから人見知りを発動したタイプなんですが、“どう声をかけたらいいのか”っていう羽花ちゃんの気持ちは“すごくわかるよ！”って思いながら演じていましたね。

――アニメ序盤の話で印象に残っているシーンは？
市ノ瀬　界くんが羽花ちゃんに「石は石でもお前は宝石なんだよ」というシーン。そこは界なりに力強く言ってくれた印象があって。その言葉で羽花ちゃん自身の呪われていた思いが解けていく大事な瞬間だなと思います。収録しながら、私の中の羽花ちゃんが“前向きにがんばっていこう”という気持ちになった感覚があります。
矢野　僕は物置部屋での羽花と界のやり取りがすごく好きです。ふたり以外誰もいない神秘的な空間でのやり取りで、教室でみんなといるときとはまた違った距離感があって、あの場所でのやり取りがすごく好きですね。

――もしも、自分が演じたキャラクターと高校生のときにクラスメイトだったら、どんな関係になっていると思いますか？
矢野　え！　界と!?　羽花ちゃんじゃなくて界と!?　うわ〜界が同級生だったら……嫌だろうなぁ（笑）。
市ノ瀬　嫌ですか？
矢野　だって全女子が界を見るんですよ！　体育祭とか文化祭とかって人一倍気合い入れてやっても、絶対界には勝てないですもんね…。そんな学校生活、僕は嫌ですね（笑）。少しの余地を残しておいてもらいたい。
ーーチャンスを？
矢野　そうです。“僕もモテるかもしれない”っていうチャンスを（笑）。でも界と友達になるチャレンジはすると思います。ただ、友達になるよりも先に“女子からめちゃめちゃモテていて、同性から見てもかっこいい”っていうイメージが強くなりすぎて、近寄れない存在になっちゃいそうですね。
市ノ瀬　私は羽花ちゃんと友達になりたいです。いっしょにお弁当を食べたりしたいですし、お互いのお弁当のおかず交換とかできたら楽しそうです。
矢野　かわいらしい。界くんが同級生なのはどうですか？
市ノ瀬　界くんが…どうしましょう。かっこいいから絶対に注目の的ですもんね。そんな界くんとどんな距離感でいるのかが想像できないかもしれません。まぶしすぎる存在になりそうです。

――おふたりが学生時代に熱中していたことは？
市ノ瀬　学園祭での出し物の準備はすごく楽しかったです。紙を使ってドレスを作ったんです。
矢野　紙でですか？
市ノ瀬　はい。やわらかいカラフルな紙を何重にもして作っていくんです。採寸をしたり、縫ったりしながら作っていく時間が楽しかったですね。
矢野　僕も文化祭はかなり熱中していました。高校3年生のときはブレイクダンスにハマっていたので、ステージで披露したこともありましたね。
市ノ瀬　すごい。どうしてステージに出ることになったんですか？
矢野　もともとダンスに興味があって。当時ブレイクダンスが流行ってたのかな？　技を取得したいなということで、サッカー部の活動をやりつつ練習をしたらいくつか技ができるようになったので、“じゃあ文化祭でやってみようか”ってなったんです。

――もし高校生に戻れたらどんなことをしたいですか？
矢野　僕はサッカー部じゃなくて、軽音部に入ってギターなどの楽器演奏をしてみたいですね。音楽にふれるお仕事は声優界の中でも多くあるので、楽器が弾けたり、人前で歌うことに学生時代からやっておきたかったなと思うので。
市ノ瀬　私は高校生のころは専門学校への学費を貯めるためにずっとバイトをしていたので、もし戻れたら遊びたかったなと思いますね。
矢野　どんなバイトされてたんですか？
市ノ瀬　スーパーのレジをひたすら打ってました（笑）。

――ST WEB読者に向けてメッセージをお願いします！
市ノ瀬　羽花ちゃんが自分の気持ちをどんどん表現していく姿を通して、みなさんにも怖がらずに学生時代を楽しみたいと思ってもらえたらうれしいです。羽花ちゃんから勇気をもらえて、一歩が踏み出せると思うので、ぜひ楽しい学生生活を送ってください。
矢野　“あのときああしておけばよかった”というのは、きっと誰しもが思っていること。今しかないこの瞬間を『ハニーレモンソーダ』の登場人物たちのように、全力で生きて楽しんでほしいなと思います！

Q.好きなくだものは？
市ノ瀬　メロン。
矢野　えーっと、バナナ！

Q.好きだったお弁当のおかずは？
市ノ瀬　甘めの卵焼きとウィンナー。
矢野　おばあちゃんが作ってくれていた、牛肉を甘く煮たやつ。

Q.学生時代のあだ名は？
市ノ瀬　高校生時代は“ちゃんかな”と数人から呼ばれていました。
矢野　高校生のときは“やのーん”でした。サッカー部で、敵チームが近づいていることを伝える「man on」という言葉があったのですが「矢野、man on」が進化して“やのーん”になりました（笑）。

Q.好きだった学校行事は？
市ノ瀬　文化祭。
矢野　球技大会。

Q.キュンとする瞬間を教えて！
市ノ瀬　飼っている猫が、朝起きると私の腕に“コテン”と寝転がってきたときです。最高の目覚めです♡
矢野　『ちいかわ』のキャラクター・くりまんじゅうが、お酒を呑んで“プハー”ってなってる瞬間（笑）。

さらに…
瑠菜と翠月が登場するYouTube企画も近日アップ予定！
お楽しみに☆

中学時代、“石”と呼ばれいじめられていた石森羽花（声：市ノ瀬加那）。高校受験前に出会ったレモン色の髪をした男のコから言われた言葉を機に、自由な校風の八美津高校に進学することに。入学後、あの日会った男のコ・三浦界（声：矢野奨吾）と再会。“自分を変えたい”と思いながらも、内気な自分の殻を破れない羽花を界を気にかけるけど…。