エンターテイメント
2023.09.24

畑芽育さんが主演ドラマ『女子高生、僧になる。』で、可愛いコメディエンヌの才能を発揮!

Seventeen夏号「STスーパーアンケート」のエンタメ部門で、「次にブレイクすると思う芸能人は?」の1位に輝いた畑芽育さん(それを伝えると「うれしいです!」と喜んでくれた♡)。この秋のドラマ『女子高生、僧になる。』で主演をつとめているよ。演じているのは、オタ活にはげむ女子高生! そのオタ活でみがいた手腕で、傾いたお寺の再建に奮闘するという青春ハートフルコメディなのだ。これまでは、はかなげな役が多かった畑さんだけど、実はコメディをずっとやりたかったんだって! いままで見たことのない畑さんが見られそうだね。かなり”素”が出てるらしいよ(笑)。
 

女子高生、推しロスになる!?

Q. 演じている下白石麦さんはどんなコですか?

「麦ちゃんは、アイドルの応援活動に専念するコです。そのアイドルに不倫報道が出て(笑)。急きょ活動が中止になって、すっかりやることを見失ってしまいます。そんな時にたまたま、祖父が経営していたお寺を継ぐことになって。それをきっかけにいろいろな人と出会って、麦ちゃん自身も成長をしていきます。とっても温かいハートフルな物語です。麦ちゃん役、だいぶ素でやりました(笑)。突拍子もないことを言ったり、その場その場の感覚で動いたりするんですけど、私と似ている部分が多いですね。それだけにやりやすかったです。素で笑ってる瞬間もいっぱいあると思う(笑)」

「コメディがめちゃめちゃやりたかった!」

Q. このドラマに出演が決まった時の気持ちは?

「主演をさせていただく感動はもちろんあって。コメディという自分がやりたかったジャンルの作品が来たことでワクワクしました。奥野(壮)さんと一緒に切磋琢磨していくというのはあったけれど、座長という立場の不安も少なからずありました。でも、ワクワクの方が勝ってた感じですね」

Q. やりたかったジャンル?

「コメディがめちゃめちゃやりたかったんです! 台本を読んでいて、セリフを自分が言ってる妄想を繰り広げるのが楽しかったし、すごく演技のビジョンが立てやすかった。こうしたら面白い、ああしたら面白いっていうアイデアがどんどん出てきて(笑)。自分が今この役のこと、この作品のことを考えてるのが楽しいというのがわかったし、実際にお芝居していても、ふざければふざけるほど監督が喜んでくれますし(笑)。とても幸せな撮影期間でした」

Q. ST読者は新しい畑さんに会えそう!

「今まで見せたことのない姿ばかりないんじゃないかな(笑)。だからちょっと不安はあります。こういう私の姿を面白いと思ってくれる人がいるかなとか。私は面白いとか楽しいとか思っているけれど、それが観ている人にちゃんと伝わるかなとか。最近あらためて、テレビに自分の姿が映っているってすごいなぁと思ってて、今さらながら(笑)。だからこそ、先々のことも考えながらビジョンを立てたお芝居をしていかなきゃなっていう意識がつきました。それだけに不安と楽しみが入り混じったドキドキワクワクが今あります。観てくださる人たちにも、私のそういうコミカルな部分をもっと見つけてほしい、という気持ちです!」

Q. 主演、座長として意識したこともありますか?

「これまでやってきた作品の現場より、いっそう細やかに見られるように心がけていました。私、人見知りなんですけど、フランクにしているように見せる、のは得意でして(笑)。でも、心のフタを完全に開けるというのは苦手で。だから共演者の方々とすごく密接な関係になることはほとんどないんです。でも、やっぱり心を通わせてみんなのことを引っ張っていかなきゃという覚悟があったので、今回はありのままの姿でいようという意識をしました」

イケメン僧は奥野壮さん!

Q. ドラマの舞台はお寺ですね。

「撮影中はずーっとお寺にいました。9.5割がお寺での撮影。タイトなスケジュールではあったんですけど、お寺に行くと気持ちが浄化される感じでした。近くにつねにお坊さんがいらっしゃると、ヒーリングというか、なんとなく心が落ち着いてきて。お芝居する環境にはうってつけなのかもと思ってました(笑)」

Q. イケメン住職役は奥野壮さんです。

「奥野さんは撮影中ずっと穏やかでいてくれました。朝から夜帰るまで本当に同じテンション感でいてくれるので、変に気をつかったりすることもなくて。私が思い描いていた柊ちゃんという役そのまんまだったので、かけあいがやりやすかったです」

Q. 麦ちゃんはアイドルオタクですが、畑さんが沼ってるものは?

「ダンスにめちゃくちゃハマってます! 小中学校時代にちょっとだけやってたんですけど、私めちゃめちゃ飽き性だから、やったりやめたりを繰り返してて。でも、久々にやってみたらすごく楽しくて! それがストレス発散になってることに気づいて。ダンスは見るのも好きだし、踊っている時も鏡に写る自分が輝いているのがわかる。ダンスには、すごく心がドキドキする感覚や、盛り上がる気持ちもあるし、リフレッシュにもなるし、いまハマり中です」
 

Q. ご自身はどんな女子高生でした?

「私は遊ぶことに専念してたかな(笑)。小さい頃から芸能活動していて、それが日常みたいな感じだったので、学校にはあまり重きを置いてなかったかも。仕事ができるなら仕事をしたいという感覚ではありました。高校に上がる時には、このお仕事で食べていけたらいいなという気持ちでした。でも、わりと悩みやすくて一人で抱え込みがちなので、高校に上がる分岐点では結構揺らぎました。やめようと思ったこともあった。でも、やめなかったことで、今こうして主演の作品をやらせていただいてたり、その頃の自分には考えられなかったことがたくさん起こってる。自分でも追いつけないぐらいに目まぐるしく幸せで、やめなくてよかったという瞬間が多いです。くじけそうになったこともあったけど、それも人生においてはちょっとしたことだったなと今は思えるし、結果オーライだなっていう考えになりました」

 

Q. 悩んだ時の立ち直りコツはありますか?

「悩みがあったらマネージャーさんに話しているかな。私は嘘つけないので、ささいなことでもなんでも話してて。それと、大好きな監督さんが言ってくださった言葉で、どんなに思い悩んで苦しんでも時間って過ぎていくものだから、その悩んでいる時間をもっと有意義に過ごせる方にシフトチェンジしたほうがいいと。確かにそうだなと思ってます。あとは、大好きなアンミカさんも言ってらっしゃった、“夜は考えるな朝悩め”という言葉。そういう言葉との出会いから、気持ちを切り替えていくのもいいんじゃないかなと思ってます。でも、無理に切り替えなくてもいいとも思ってて。辛い時は辛いから、流れに身を任せていくのもいい。ただ、悩むなら朝(笑)」

「女のコたちの背中を押せたらいいな」

Q. ではST読者にドラマの見どころを!

「麦ちゃんはハツラツとしていてしゃかりきに働く女のコだし、ものすごく悩んで考えるコでもあって、そういうまっすぐなところが可愛らしいです。突拍子もないことをやって周りを振り回したりもするけど、それが許されるのは、何事にも一生懸命で、麦ちゃんには真剣じゃない時間がないからなんです。一生懸命やってるところは、きっと誰かが見てる。私自身もそう思えるようになってきたし、それが麦ちゃんの役にも反映してるかなと思います」

Q. 推し活でやってきたことが役に立つっていうのが、うれしいですね

「そうなんです! そして、そういうことって実際にあると思うので、ST読者の方々も何か一つ成功体験をしてほしいです。本当に好きなこととか、興味のあることとか、ほんのささいなことでもいいと思うので一生懸命頑張ってみたら、明るい未来につながったりするかもしれない。可能性って全然思いもよらないところに散らばったりする、ということは忘れないで過ごしてほしいです。そして、このドラマが10代半ばの悩める女のコたちの背中を押してあげられるといいな。明るくて、楽に観られるドラマなので、ぜひ楽しんでほしいなと思います!」

 

PROFILE
はた めい●2002年4月10日生まれ、東京都出身。趣味:音楽を聴くこと、特技:ダンス。映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』でヒロインを演じる。今年の夏は『ノッキンオン・ロックドドア』(テレビ朝日)に出演、『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』(日本テレビ)主演と、ドラマで大活躍。さらに『有吉ゼミ』(日本テレビ)では激辛を見事に完食してたよ!

アイドルヲタとイケメン僧侶の青春ハートフルコメディ!

 

<ストーリー>

下白石麦(畑芽育)は男性4人組の半地下アイドル・ダビデーズのオタ活に熱心な女子高生。麦が運営にいろいろと的確な意見をしたことで大きくなってきた、とファンの間でも一目置かれる存在。そのせいか、卒業を控えているがまだ進路も決まっていない。そんなある日、突然ダビデーズのイベントが中止に。さらに白石寺の住職である麦の祖父の訃報も届く。そして、祖父の通夜の日、ダビデーズの活動休止が発表された。祖父の通夜で、ダビデーズロスに涙ぐむ麦。そんな彼女の前に現れたのは、袈裟姿のイケメン! 幼ななじみの磯野柊(奥野壮)だった。

 

『女子高生、僧になる。』

9月17日(日)スタート
MBS(毎日放送)毎週日曜深夜0:50~ ※初回は深夜1:15~

出演:畑芽育 奥野壮 
  東啓介 しゅはまはるみ 伊藤あさひ 吉田晴登 春海四方 / 田山涼成


オープニング主題歌:shallm「センチメンタル☆ラッキーガール」(ユニバーサル ミュージック)
エンディング主題歌:mzsrz「Odyssey」(avex trax)

製作:「女子高生、僧になる。」製作委員会・MBS

チバテレ 9月19日(火)スタート 毎週火曜夜11:30~
とちテレ 9月20日(水)スタート 毎週水曜深夜1:30~
テレビ神奈川 9月22日(金)スタート 毎週金曜深夜0:00~
テレ玉 9月23日(土)スタート 毎週土曜深夜1:30~
NBC(長崎放送) 9月25日(月)スタート 毎週月曜深夜0:55~ ※初回・2回目は深夜1:00~
群馬テレビ 10月2日(月)スタート 毎週月曜夜10:30~
HBC(北海道放送) 日時調整中

Huluにて、見放題独占配信。TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間
 

©MBS 撮影/髙橋明宏 構成/鹿住恭子

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