納得の才能と思いがけない一面にひかれる！【女性芸人さんのエッセイ本】

『世界の果てまでイッテQ！』では世界を（最近は日本国内も！）飛び回ってるイモトさん。そんなイモトさんが一緒にロケをするスタッフさん、旅先で出会った人、自分の家族や親友について書いたエッセイ。『イッテQ！』のディレクターである旦那さんとのなれそめや、大ファンの安室奈美恵さんのことも書かれてて、テレビ画面だけではわからないイモトさんの人柄も感じられます。

『棚からつぶ貝』イモトアヤコ　￥1300／文藝春秋

2016年、2017年にM-1グランプリの準決勝にも進出して注目されるようになった女性コンビ・Aマッソ。ツッコミ＆ネタ作りを担当する加納さんのエッセイは、加納さんの目から見た世の中が感じられる内容に。ほかの人ならさらっと通り過ぎちゃいそうな出来事も、加納さんにとっては気になることみたい。「これが芸人さんの感性なんだ！」と理解するきっかけに。

『イルカも泳ぐわい。』加納愛子　￥1400／筑摩書房

お笑いコンビ・フォーリンラブのバービーさんの本音満載のエッセイは、「料理上手」なのを隠してた理由や、体へのコンプレックス、キャラ設定の苦しみなど「あ、それ私も引っかかってたかも」なテーマがいっぱい。バービーさんが自分なりに考え抜いていきついた答えは、うちらにも参考になるものが。自分が「ヘンだな」と思うことは、スルーしなくていいんだって自信が持てそう。

『本音の置き場所』バービー　￥1300／講談社

構成／古川はる香