ST読者のココロとカラダのお悩みに専門家が答えるこの連載。受験シーズンを万全な状態で迎えるため心のケア方法を専門家がアンサー。

心のお悩み【JKのためのST保健室】
INDEX
  1. Q.勉強をしなければいけないけど、ダラダラしてしまいます。
  2. Q.運動が苦手で、体育の授業が毎回憂鬱です。
  3. Q.外見や性格に自信が持てず学校やSNSでまわりのコと比べては落ち込む毎日です。

答えてくれたのは……

臨床心理士・公認心理師
南 舞先生

こども家庭支援センターや学校、企業などで心理カウンセラーとして活動。また、カウンセリングとヨガでメンタルヘルスを支えるサロン「Sati.」を運営している。

Q.勉強をしなければいけないけど、ダラダラしてしまいます。

Q.受験生なので勉強をしなければいけないけど、自分に負けてダラダラしてしまいます。 (貴公子・高3)

勉強机に座る、ペンを持つ……。小さな行動を起こすと、やる気のスイッチが入りやすくなりますよ

やる気が出ない日があるのは、ごく自然なこと。あまり思い詰めないでください。“ 1時間勉強しよう ”と考えるとハードルが高く感じてしまうので、まずは勉強机に座る、ペンを持つ、教科書を開くなど、小さな行動から始めてみましょう。少しでも体を動かすことで、やる気のスイッチが入りやすくなります。また、勉強する場所を変えるのも効果的。いつも自分の部屋で勉強しているなら、リビングや図書館などに行ってみましょう。まわりで集中している人の姿を見ると、“ 自分も頑張ろう ”という気持ちが生まれやすくなります。あと、友達と一緒に勉強するのもおすすめです。夏休みやシルバーウィークなどの長期休み明けは、すぐに勉強モードへ切り替えられなくて当然。最初の1週間は“ 慣らし期間”と考えて、少しずつ生活リズムと勉強のペースを取り戻しましょう。

Q.運動が苦手で、体育の授業が毎回憂鬱です。

Q.運動が苦手で、体育の授業が毎回憂鬱です。うまくできない姿をみんなに見られるのも、球技でチームの足を引っ張ってしまうのもツラいです。 (さあや・高1)

授業が始まる前にクラスメイトに「運動が苦手なんだ」と打ち明けよう

苦手な授業ほど、できる人と自分を比べてしまいがち。でも、比べる相手はまわりではなく、過去の自分にしてみましょう。体育なら、“ 今日は授業に参加できた ”“ ボールにさわれた”など、小さな成長を認めてあげるだけでも、気持ちがラクになります。また、体育は上手・下手を競う場ではなく、体を動かすことを学ぶ時間。ミスは誰にでもあるので、“ お互いさま ”と考えてみて。それでも不安なら、授業の前に『運動が苦手なんだ』と友達に伝えておくとよいです。まわりの理解があるだけで安心して参加できますよ。

Q.外見や性格に自信が持てず学校やSNSでまわりのコと比べては落ち込む毎日です。

Q.外見や性格に自信が持てず学校やSNSでまわりのコと比べては落ち込む毎日です。どうしたら自分を好きになれますか? (まひろーる・中2)

毎日、その日にあった「よかったこと」や「できたこと」を3つ見つけて書き出そう

まわりと比べて落ち込んでしまう時は、“ スリー・グッド・シングス(3つの良いこと)”を試してみましょう。寝る前に、その日あったよかったことや、できたことを3つ書き出す方法です。毎日、どんな些細なことでも書き出すことで、自分の長所に気づけたり、物事を前向きにとらえやすくなります。また、“ どうせ私なんて ”と思ったら、“ 私の中の卑屈妖怪がまた現れたな ”と、自分とは別のキャラクターとしてとらえてみるのもテ。自分を客観的に見つめることで、ネガティブな感情にふり回されにくくなります。外見の悩みがある人は、“ ルッキズム”という言葉も知っておくといいでしょう。これは、外見で人の価値を判断する考え方のこと。“ 自分は世の中やSNSがつくった美しさの基準に縛られていないかな?”と考えてみることで、自分の見方が少し変わるかもしれません。

先生から教えてもらったアドバイスを参考に、心も健やかに過ごしてね。

イラスト/オオマエメグミ(@oomaemegumi) 構成/海渡理恵