「みんなと同じ」じゃなくていいんだよ【あなたをちょっと”ラク”にする本】
夏休み終わってしばらく経つけど「じつは学校楽しくない」ってコもいるよね。楽しくない理由はどんなこと? 勉強のこと? 友達づきあい? 先生との関係? 学校の雰囲気そのもの? 今の息苦しさの原因を見つける手助けになりそうな本を紹介するね。少しでもラクになるきっかけが見つかったらうれしいな。
学校は「行かない」って選択肢もある
「不登校」をテーマに作られてる『全国不登校新聞』に掲載されたインタビューを集めた本。俳優の樹木希林さんや作家の辻村深月さん、将棋の羽生善治さんたちが「学校」や自分たちの「10代の頃」について語ってるよ。俳優の田口トモロヲさん、演出家の宮本亜門さんのインタビューには不登校の思い出も。「学校」に行かなくても、社会に出てから活躍する人はたくさんいるってことなんだよね。
『学校に行きたくない君へ』全国不登校新聞社(編) ¥1400/ポプラ社
「みんなと仲良く」なんて、できなくてもいいんだよ
ピース又吉さんがテレビ番組で紹介したことで話題になった本。本の発売は10年前なんだけど、内容は今まさに「友達づきあい」に悩んでる人にハマるもの。仲いい友達はいてほしいけど、距離感が近すぎると疲れちゃうことだってあるよね。読んでると「友達づきあい」が難しい理由が「そういうことか!」ってわかってくるよ。
『友だち幻想 人と人との<つながり>を考える』菅野仁 ¥740/筑摩書房
親や先生の言ってることが「正解」とは限らない
脳科学者の茂木健一郎さんが「未来」を生きるために必要なことを解説。AIが進化して人間より賢くなっちゃうとも言われてる時代、学校の先生や親は「勉強しなさい」って言うけど本当に「勉強」って必要? 脳科学の見方から「知識や体験は脳にたくさん蓄積されているほうがいい」「○○に向いていない脳はない」って解説してもらうことで、これから本当にやるべきことがわかってくるよ。
『これからの未来を生きる君たちへ』茂木健一郎 ¥1300/PHP研究所
構成/古川はる香