音楽界のサラブレッド♪　服部百音さん

曾祖父、祖父、父は作曲家。複数のヴァイオリンコンクールで最年少のグランプリに輝く。音楽活動をしながら、東京音楽大学付属高校に特待生として通学中の百音ちゃんの、みんなと同じ10代ならではの素顔と、ヴァイオリニストとしての夢などについて、取材してきたよ。　

【服部百音ちゃんてどんな人？】

Q．ヴァイオリンを始めたきっかけは？

「母がプロのヴァイオリニスト、父も作曲家なので、音楽をやるのが自然な流れでした。最初に習った楽器はピアノでしたが、ヴァイオリンも５歳から始めました。そのうち、ヴァイオリンで難しい曲にチャレンジしたいと思うようになり、ひとつにしぼりました」

Q．ヴァイオリンの魅力は？

「ヴァイオリンなどの弦楽器は、打楽器にない多くの音色が出せると思ってます。人間がしゃべるようにいろんな感情を表現できることが魅力♪　クラシック全体でいうと、演奏者の弾き方や表現の仕方によってちがう曲になるのがおもしろいです。聴き手の価値観によってもちがってきますよ」

Q．今後の野望は？

「クラシックは敷居が高いと思われがちなので、知名度や普及率でポップスに並ぶくらいになりたい！　そのために演奏会で退屈と思われないような演奏をしなければと思ってます。クラシックならではの魅力やだいごみを自分の演奏で多くの人に証明していきたい」

Q．学校生活で楽しいのは？

「小、中、高、すごく給食に恵まれているんです（笑）。小学校では、ジャージャー麺がおいしかった！　牛乳をかけてジャンケンしたことも。教科は、音楽以外はほぼ苦手。体育と家庭科はとくにダメだな～。運動神経が悪くて体もかたくて、不器用なんです（笑）」

「いつもは全身黒なんですけど、白や赤など色みを入れました。STの取材があると聞いて、前の号を見てイマドキのファッションを研究したんです（笑）。トップスは『FRAY I.D』、パンツとサンダルは海外で買ったもの。ファッションは好きで、ブランドのホームページなどよく見てます」

「最近、写真を見ながら似顔絵を描くことにハマってます！　左上から、おじいちゃん、おばあちゃん（上の写真のドレスはおばあちゃんの手作りなんだって!!）、お父さん、お母さんです。お母さんの絵は、今年の誕生日にプレゼントとしてあげたものなんです」

「自分が本当に好きでやりたいことを見つけるのはとても大事なので、興味がわいたものがあれば何でも挑戦してほしいです。やっているうちに達成感ややりがいを感じるようになると、どんどん楽しくなると思います。ラクして大成することはないので、すぐあきらめてはダメ。自分が好きなものはふんばって極めてほしいです！

撮影／永躰侑里　構成／宮平なつき　(Seventeen10月号)