レベル高すぎ！『黒板アート甲子園®』の神作品をSTモデルが鑑賞会♡

毎年行われている黒板にチョークで作品を描く『日学・黒板アート甲子園®』が今年も開催！ スゴすぎる作品たちをST漫画部の秋本レイラニ、平美乃理、森﨑美月、広瀬まのかの4人が鑑賞してみたよ。メイン大会もジュニアの部も迫力ある作品に圧倒されまくりでした♡ 絵を描くのが大好きな4人のコメント、チェックしてみてね！

『今、この瞬間を。』好文学園女子高等学校/好文学園美術部黒板アートチーム

ピーター・パンのネバーランドのような世界を表現したんだって！　時間を止めて仲間とずっと一緒に居たいという気持ちを砂時計で表していてモデルも称賛の嵐だった♡

レイラニ「黒板の黒さを活かしている感じが素敵！　だからこそ光の部分とのギャップが生まれてすごく綺麗に感じた☆」

美乃理「青春の一瞬が詰め込まれた絵。黒板の暗さを生かした夜の教室の片隅、砂時計と、キラキラと輝く蛍が、まるで文化祭の放課後のような青春を感じた！　 人の身体や様々な表情の絵を描くのは、個人的に1番違和感が生まれやすい場所だと思うけど、表情から手足の描写、シャツのシワの描写までとても柔らかく、丁寧に描かれていて驚き。 光の描写も、砂時計を持っている手や頬にあたる光と影のコントラストが丁寧で、まるでそこから光っているのかと思うほど綺麗♡」

美月「砂時計が光るという発想がスゴすぎる！　その光で人の顔が照らし出され、顔の凹凸がはっきりとわかるようになっていたり、表情もこれからの未来を想像しワクワクしていて観ているこっちまでも何だかワクワクしてしまうそんな作品。制服のしわがリアルそのもので、驚いたよ！」

まのか「チョークだけで、こんなにも素晴らしい作品を生み出せるなんて…！　一目見た瞬間、圧倒されてしまった！　ティンカー・ベルの妖精の粉のようなキラキラがとても好き♡ チョークだけでどうしたらこんな表現ができるのか、是非実際に描いているところを見てみたい…描かれている生徒一人一人の幸せに満ちた表情がかわいらしく、惹き込まれたよ！」

『駆け出す！』福島県立会津学鳳高等学校/会津学鳳高校美術部/13人

奥行きが細かく再現されているこの作品は福島の復興をテーマに。福島の復興が進み、過去に傷を負った土地の記憶があっても、諦めずに勇気を持って切り拓いていくことで希望は生まれるという願いが込められていて、観ているこっちも元気と勇気をもらえるよね！

レイラニ「馬が今にも黒板から出てきてしまいそうな躍動感が素敵！ 地面や背景の描き込みの線が一本一本綺麗で本当に感動…。」

美乃理「まず、色使いのインパクトがすごすぎる！　パッと見た時もそうだけど、この絵の意味を知ってからも未来と希望に満ち溢れた、勇気を貰えるような絵だと思ったよ！　女の子が地面を切り裂いている様子や、馬がこちらに向かって勢いよく走り出している様子、手前に咲く花や奥に広がる森の構図、全てに奥行と立体感があり、迫力を感じた☆  地面の割れた部分は黒板の黒を活かしているけど、全体的に明るくて鮮やかな色味を多く使っているからより“明るい未来”や“希望”などのイメージと結びつきやすくなっているのかなと思った！」

美月「大きな黒板に描かれている二頭の馬の美しい顔と、絵のコントラストがとても綺麗ですごく惹かれたな。まるでいまにも動き出しそうな筋肉のつき方とたなびいている馬のたてがみに目を奪われた！　馬のいる裂け目の影もとてもリアルで、花も生き生きとしていてほんとに写真を見ているよう。馬は福島県相馬地方の伝統文化・相馬野馬追であり、希望と未来の象徴でもあるとおっしゃっていて、地元愛も感じる作品♡  背景の白馬が5頭ほど、黄色い花の咲いた草原を走っている姿はとても優雅に見えて、心が落ち着かされた〜！」

『百変昼行れっつごー！』静岡県立富士宮東高等学校/にゅーわーるど/2人

可愛いもの、変なもの、描きたいものを描き出して、すべてを詰め込んだこの作品は観ている人を飽きさせない！　カラフルで表情豊かな生き物たちに注目☆

まのか「とってもカラフルでかわいい♡  心がぱっと明るくなる楽しい作品。不思議なのが、描かれているキャラクターがどれも見たことなくて、全部違くて、でも全部中和していて… ここまでたくさんのオリジナルキャラクターを生み出すことができるのが凄すぎる！　一見かわいらしさ全開な作品かと思いきや、ところどころで残酷だったり謎な状況が繰り広げられていて、観れば観るほど楽しい！」

レイラニ「描きたいものを全て詰め込んでいるのにトゥーマッチな感じがしないのがすごいなと思った！　ごちゃごちゃしているものをうまく構成するのってめちゃくちゃ難しいのにこんなに綺麗にまとまっていてびっくり。」

『最終回！決着、文具ライダーvs0点マン!!!』名古屋市立神の倉中学校/キュウレンジャー/9人

学校に通っている人にとって避けては通れないのがテスト。だけどそんなことには負けていられないと文具ライダーが0点マンに立ち向かう姿が描かれているよ！

レイラニ「私は中学生の時テストが嫌すぎて逃げてばかりいたから、中学生でテストに立ち向かう、という発想に至るのがすごいと思った！　モチーフを特撮ヒーローにしているところも粋な遊び心があって面白い♫」

美乃理「ヒーローと敵キャラが戦っているのが少年ものの漫画を描いているみたいで、学生ならではのとても面白い絵の構図！　消しゴムのGOTの文字や、テストの内容からも、中学生らしさが伝わってきてわくわくする☆  全体的に左右のバランスが良くてとても見やすいし、床や机にたくさんの色を使っているので、ちょっとレトロな感じもしてどこか懐かしい気持ちになる絵だなとも思った！」

美月「中学生が書いたの！？というクオリティで最初見た時は驚いた！(笑) 素直な遊び心を感じさせてくれる素敵なアートで、数学の問題に出てくる点PやⅩなどは馴染みのあるものばかり。私もほんとに苦戦していたなあと思い出した(笑)。クスッと笑える作品で個人的にすごく好き！」

まのか「中学生らしい発想が天才的すぎて最高！　たった1つのアートなのに、いくらでも物語が妄想できちゃうから凄すぎる。キャラクターの発想も天才だし、学生がテストを受けるときのリアルな目線の構図なところも好きすぎる！　とりあえず、キャラクター1人1人の詳細を聞きたい！(笑)。」

『幸せはすぐそばに』熊谷市立富士見中学校/teppn/10人

とにかく美しいこの作品は、上下二枚の黒板を、上下入れ替えてもストーリーになるようになっているんだって！　大きく描かれた青い鳥には希望や幸せは求め追いかけているといつの間にか向こうからやってくるというメッセージが込められているよ。

レイラニ「黒板を上下入れ替えで見ることができるのが面白い！　 描いてあるもの全てがカラフルで、黒板であるということを忘れちゃう！」

美乃理「パッと見た時に、まず綺麗！って思った！　統一感のあるパステルカラーのグラデーションがすごく癒されるし、お花畑のグラデーションと空のグラデーションが一体となっていて、統一感があってスゴすぎる…。また、大きく羽ばたいている鳥の羽1枚1枚に生命感じるような描写で、真ん中の2人の服の透け感も、より全体の透明感をアップさせているんじゃないかなと感じた！　 左右のバランスや、花1つ1つの描写とても美しくて、外国の美術館の壁のようなデザインで感動した♡」

まのか「息を呑む美しさ…！　非現実的な世界観の儚さに魅了されてしまいました！　黒板の上下を入れ替えてもまた1枚の絵になる、という発想もスゴすぎるし、なにより色使いが本当に素敵。全ての黒板アートの中で一番好きな作品‎♡  お花の色合い、グラデーション、独特な形で描かれた光の表現も全てが最高☆」

『松田幻想大名行烈』松田町立松田中学校/松田中学校美術部/20人

古くから交通の要衝として人や自然や文化が交わる松田町を表現するために、町の無形文化財である「松田町大名行列」をテーマに。部活を終えて帰宅する姿と松田町大名行列と重ね合わせることで、過去と現在、現実と幻想を表現しているみたい！

美月「大変な部活帰りの風景ほどエモいものはない！と私は思います(笑)  人物1人1人がリアルに描かれているのはもちろん、部活帰りの学生の行列と、参勤交代の大名行列がかけられていて、美術センスだけでなくちゃんと考えられている作品で圧倒された！　 あと背景の夕方の空のグラデーションがほんとに綺麗でまるで写真を見ているかのようだった☆」

その地域ならではの魅力が詰まった作品だよね！

絵を描くのがうまいもんちゃんも過去に黒板アートをやったことがあるんだって！

美月「私もお手伝いでクラスメイトの３人で自分達の卒業式に向けて、黒板にアートを描いたことがあるよ！　みんな初挑戦で、さらに5時間以内で仕上げないといけなかったから、色ムラがあったりはしたけど絵との構図バランスは上手く出来たんだ☆  何日もかけて綺麗に丁寧に大作を仕上げる黒板アート…絶対楽しい！　全身チョークだらけになって、教室の空気がチョークの匂いになって…それも良い思い出なので、また機会があったらやってみたいなあ。」

黒板に絵を描いたりするのも学生のうちにしかできないことの1つだよね。もんちゃんが描いた黒板アートも観てみたい〜！

気になる作品はあった？　1枚の黒板にさまざまな思いが込められていて考えさせられる作品ばかり！ 思い出にもなるから絵を描いたりするのが好きだよ！ってコは黒板アート是非やってみてね♫

他にもたくさんの受賞作品を観ることができるよ！　日学・黒板アート甲子園®