小学生向けの本なんて、うちらには子どもっぽいだけって思ってない? 子どもにもわかるように難しいことがわかりやすく、おもしろく書かれてるからこそ、内容が頭にすんなり入ってくる良さも。今読みたい子ども向けの本、集めてみたよ。

シンプルだけど心に響く生き方のヒントが

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「すてきな大人」になるための人生のヒント集。「『きらい』でもいじわるはしない」、「『やらないこと』を決める」など、とってもシンプルなんだけどハッとするようなヒントがいっぱい。この本を書いたのは、公立中学校で服装頭髪検査も、定期テストも、クラス担任の先生を固定する制度もなくした元校長先生。「学校の当たり前」を見直せた人だからこそのメッセージが。
『きみを強くする50のことば』工藤勇一(著)、佐々木一澄(イラスト) ¥1300/かんき出版

小学生の疑問・悩み、意外とわかりみが…

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256名の小学生から寄せられた「なぜ?」「どうして?」に脳研究者の池谷裕二先生と絵本作家のヨシタケシンスケさんがお答え!「記憶力をよくするためにはどうしたらよいですか?」「学校のルールになっとくがいかない」「どうしたら自分に自信がもてますか?」って、中高生でも「それな!」なお悩みの数々が。池谷先生は科学的に、ヨシタケさんはユーモアを交えながらの回答に読めばスッキリ!!
『モヤモヤそうだんクリニック』池谷裕二(文)、ヨシタケシンスケ(絵) ¥1200/NHK出版

日常と「憲法」のつながりが見えてくる!

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小学校の社会の時間でも『日本国憲法』のことは習ったよね。でも憲法ってなんのためにあって、いつどんなときに使うのかは謎だったりしない? この本では憲法学者の木村草太さんが、子どもにありがちな日常のちょっとしたモヤモヤや思いつきと、それにかかわる憲法での考え方を解説。「多数決がふさわしいのはどんなときなの?」「いじめや嫌がらせで困ってる!」こんな疑問・モヤモヤも憲法に解決のヒントがあるんだって。『ほとんど憲法 下 小学生からの憲法入門』とあわせて読めば、憲法のことがかなり理解できそう。
『ほとんど憲法 上 小学生からの憲法入門』木村草太(著)、朝倉世界一(絵) ¥1500/河出書房新社
構成/古川はる香