リアルに会えないときも、顔を見ながら話せるのがネットのいいところ。でも、こんなときだからこそ、アナログな「手紙」で気持ちを伝えあうのもステキだよね。そんな「手紙」にまつわる本から、さらに手紙の魅力がわかるかも。

例え届かなくても伝えたいあの人への気持ち

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瀬戸内海の小さな島・粟島に本当にある不思議な郵便局。ここは届け先のわからない手紙を、「いつか所在不明の存在に届くまで漂わせてお預かりします」というコンセプトの「漂流郵便局」。漂流郵便局が開局して最初に届いたのが「亡くなったお母さん」宛ての手紙で、それ以来次々と届く「お母さん」宛て、そして「お母さん」からの手紙を集めたのがこの本。例え返事はなくても伝えたい思いに触れて、涙が止まらなくなっちゃう!
『届け先のわからない手紙、預かります 漂流郵便局 お母さんへ』久保田沙耶 ¥1200/小学館

「大学に行くのは何のため?」との答えに出会えるかも

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ひとりで勉強してると頭に浮かぶのが「何のために勉強するんだろう?」ってこと。そもそも「勉強」と「学問」ってどこが違うの? 大学に行って学べるのは? 就職するのに学問って必要? そんな疑問の答えになるメッセージを送ってくれるのは京都大学学際融合教育研究推進センター准教授の宮野先生。ただ「頭がよくなる」とか「受験に合格する」って目的じゃない、一生をかけて「学ぶ」意味が見えてくるよ。
『学問からの手紙 時代に流されない思考』宮野公樹 ¥1400/小学館

文豪が恋しい相手にあてた「手紙」の中身って?

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教科書に載るような小説を書いた文豪が、大切な人にあてた手紙。きっと読んだ相手がぐっとくるような内容なはず!? そんな文豪の「手紙」をクローズアップするマンガがこちら。夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎が、恋しい相手にあてた手紙から、文豪たちの素の顔が見えてくるような…。友達や恋人ともSNSやメッセージとは違う文字のやりとり、したくなるかも。
構成/古川はる香