われらがじゅったんに、毎朝会える!”朝ドラ”としておなじみの、NHKの連続テレビ小説『風、薫る』は、明治という激動の社会を舞台に、幸せを求めて生きるちょっと型破りな二人のナースの冒険と成長の物語。
それぞれに生きづらさを抱えた二人の女性を、見上愛さん、上坂樹里さんが演じるよ。性格の違う二人が飛び込んだのは、当時はまだ知られていなかった看護の世界。二人は、傷ついた人々を守るために奔走し、時に強き者と戦う。“朝ドラ”では初めてという、女性バディ(相棒)の物語で、朝から元気がもらえそうだね!

『風、薫る』 着物姿の一ノ瀬りん
『風、薫』 着物姿の大家直美

——お二人の役柄と、演じる上で心がけていることを教えていただけますか?

見上 私が演じる“一ノ瀬りん”は、すごく真っ直ぐで優しくて、それでいて少しうかつなところもある、愛らしい女性です。彼女の持つ強さと弱さのバランスを丁寧に演じていきたいと思っています。

上坂 私の演じる“大家直美”は、すごく人間味にあふれている女性です。生きることに貪欲で、自分が生きるためならプライドを捨ててなんでもやってやるみたいな、すごく強さを持ったカッコイイ女性だなと思っています。演じるにあたっては、育ってきた環境が姿勢や仕草に出ているので、座る時も直美だったらここで足組んだりもっと雑な感じでいいんじゃない?とか所作の先生や監督にアドバイスをいただきながら役を深めています。

——今回演じるのは明治時代に看護婦を目指すお二人です。

見上 明治時代はまだお着物で、髪型も日本髪が普通の中、外国の先生の意見をとり入れて看護服になります。髪も清潔さが看護において大事ということで、みんなで髪型をかえるシーンがあるのですが、その時の衝撃を覚えています。りんも含めて、厳しいお家で育ってきた子たちが新しい西洋の価値観を取り入れて、これから看護をやっていくぞ、という気合の入るシーンになりました。
看護師さんのことは以前からとてもリスペクトしていました。今回、自分達が演じることになって、シーツの敷き方、包帯の巻き方から練習したのですが、今まで看護師さんがさりげなくやってくださっていたことがすごく難しくて。シーツの一つのしわで患者さんはかゆくなってしまったり、衣服のずれみたいなものが伝わってしまう。それは看護にとって正しくないとのことで、一生懸命練習するシーンもあり、より一層、尊敬の念が高まりました。
人の命を扱う仕事って、想像がつかないくらいご苦労もあると思うし、自分の中で何が看護として正しいだろうと正解がわからなくなる瞬間もあるんじゃないかと想像しています。りんと直美も、看護とは何かという問いをずっと持ち続けながら看護婦になっていきます。

上坂 最初に看護服を見た時には可愛い!って思いました。看護学校のみんなの看護服姿をモニターで見た時、みんなそれまでお着物姿だったので、あぁ世界が大きく変わったなと感じました。看護に関わるお仕事はすごく難しくて、自分が今までどれだけ恵まれた環境にいたかとあらためて実感しましたし、看護師さん含め、医療従事者の皆さまにあらためて敬意を感じています。

——看護服に初めて袖を通した時の印象は?

見上 今回の看護服は、衣裳さんが採寸してくださって、一人一人にピッタリ合うように作ってくださっているんです。だから衣装合わせの時は、これを着て看護の仕事をするんだ、という高揚感がありました。実際に撮影が進んでいく中ではずっとお着物を着ていたのですが、やっと完成しました、と衣裳さんが持ってきてくださって。その看護服に初めて袖を通した時は、りんちゃんなんだけど、りんちゃんじゃないみたい!と思いました。これまで元武家の娘として生きてきたりんとまた違う、これから看護で人のために生きていくんだというりんの姿になったなと思いました。

上坂 看護服もですが、ナイチンゲールを象徴する帽子もつけるんです。看護学校の時の実習服と、看護婦になってからの看護服とまた違うんですが、看護という道を見つけて看護学校に入って実習服をもらって、そしてりんと直美含め成長に合わせて洋服も変わっていくので、そこにワクワク感があります。

『風、薫る』 背中合わせの見上愛と上坂樹里

——”朝ドラ”では一人の人物の人生を長期間演じるのが特徴ですね。

見上 以前、大河ドラマ『光る君へ』で、11歳から母になっていくまでの長い月日を演じた経験があります。一人の人間が成長していくさまを、必ずしもその順番に撮影していくとも限らない中で組み立ていくことの複雑さを感じました。『風、薫る』では、まだ大きな年齢の変化を演じてはいませんが、人はすぐにはそんなに大きく変わっていったりしない。さまざまな出会いなどを通して少しずつ新しい価値観に触れ、それまでと違うものの見方ができるようになったりする。それに伴う成長や変化を、やりすぎることなく演じていくことを大事にしたいです。

上坂 私は一人の人を長い期間演じるのは初めてで。先日も、少し時間が経っているので直美はこのくらいになってるかなと思って演じたら、監督や所作の先生に「あまりに肝が据わりすぎている! もうちょっと戻して」って言われてしまいました(笑)。

見上 「貫禄出すぎだよ!」って言われていましたね(笑)。

上坂 気合が入りすぎてしまって(笑)。そのバランスって本当に難しいんだなと思いましたし、やっぱり台本を読み込むことって大事なんだなと初心にかえり、あらためて第1週の台本を読んでみたりしました。

『風、薫る』 農作業をする一ノ瀬りん

——バディ(相棒)ものにしたいと脚本家の吉澤智子さんがおっしゃっていました。どんなバディでしょう。

見上 本当に、りんと直美はよくバディになれたなと思うぐらい、何もかもが違っていて(笑)。それはやっぱり、生まれや育ちでいろんなことが決まっていた時代だからこそ。お互いに自分のいる場所以外の価値感や景色を知らないので、自分こそが正しいと思って、最初はぶつかり合うことが多い。でもその中で、お互いが大切にしているものだったり、なぜそういう風に考えるのかっていうことを理解し合っていきます。寄り添い合うだけではなく、時には遠くから見守るようなこともお互いし合う二人なので、どんなバディかって一言で言うのは難しいですね。

上坂 バディと言ってもいろいろあると思うんですが、りんと直美があまりにもタイプが違う。最初の頃の直美は、何言ってもどうせわからないから、ぶつけてみても別にいいんじゃないかみたいな感じになっていて。でもタイプが違うからこそ、通じるものもある。りんは直美が持ってるガードだったりを全部打破して、直美の奥の奥の部分をかき立てられるような、そんな強さがあって……まとめられなくて申し訳ないんですけど(笑)。どんなバディかは、ドラマを見てくださった方に聞いてみたいなって思いますね。

見上 そうだね、確かに(笑)。お互いに相手がボケてると思ってるけど、本人は真面目に言ってるみたいな、それぐらいかみ合ってないんです。そのツッコミも、お互いにとってはツッコミにもなってない、みたいな。第三者から見たら、それがすごく面白く映る瞬間もいっぱいあると思います。どっちがお姉さんみたいな関係性や決まった役割などは、りんと直美に関してはあまりなくて、すごくいろんな感情をお互い出し合っているなと思います。

上坂 今まで通ってきた道も思いも違うかもしれないけど、ゆくゆくは、その当時にはまだなかった看護の道を切り拓いていく二人なので、ある意味では戦友でもあるのかな。

『風、薫る』 英字新聞を読む大家直美

——今作が初共演のお二人ですが、お互いの第一印象はどうでしたか?

見上 初めて会ったのは、直美役が発表された会見の日で。もう、あまりにも透明感がありすぎて、何にも染まっていないような印象を受けました。この樹里ちゃんが直美の色になっていくのを隣で見られるのはすごく幸せなことだなと思っていました。樹里ちゃんにはすごく柔らかい雰囲気の中にしっかり芯の強さがあって、それが直美に通じる部分だなと感じました。

上坂 初めてお会いしたあの会見の時は、私は緊張しすぎていて記憶があまりないんです(笑)。でも、その緊張を見越した見上さんが、すごく自然に肩の力を抜いてくださって。まさに今もそうなんですけど、隣にいてくれるだけでとっても心強いんです。現場でもすごく周りのことを気にしてくださって、優しさも、ついていきたいと思わせてもらえるようなたくましさも持っていて。これからまだ半年間撮影は続きますけど、こうやって一緒にりんと直美としてご一緒させていただくのは、本当に幸せなことだなと思います。

見上 撮影の最初の方は直美と一緒のシーンがなくて、早く直美と出会いたいなと思っていました。初めてりんと直美として対峙した時に、この直美とだったら、りんはきっといろんな景色を見ていけるだろうなと思いました。

『風、薫る』 向かい合って微笑む見上愛と上坂樹里

——お二人の間にバディ感は育まれてきましたか?

見上 一緒にいる時間がとにかく長いので、お互いに喋らなくてもなんとなく何を考えてるかが想像つくようになってきたりしていますね。二人で看護の練習をしたり、次のシーンの台本を樹里ちゃんが見ていたら横から一緒にのぞかせてもらったり。
最初の会見の時、無理をせずにゆっくりと関係を進められたら、と 二人で話していたのですが、こうやって一緒に過ごす時間の中で、お互い無理なく心地よく距離が縮まっているような気がします。

上坂 撮影してる時にどうしてもうまくいかない時とか、動きがちょっと難しいなっていう時、見上さんから監督にさらっと、こうするのはどうですか?みたいな提案をしてくださるんです。こうするほうが直美ちゃん動きやすいよね、って助け船を出してくれるので、私は何回も何回も救われています。今も(笑)。
自分が頼ってもらうっていうのは、まだ全然できていないので。残り半年で私も少しでも何か頼りになれることがあればいいなって思っています。

見上 何をおっしゃる!(笑)。それで言うと、私がどういうタイミングでセリフを言ったらいいか悩んで監督とお話をしている時に樹里ちゃんが来てくれて。「直美はこういうふうにもできます」ってパターンを増やしてくれました。私も樹里ちゃんに助けられています。

——仲が深まる中で、お互いに似ているとことか違うとことか発見されました?

見上 私たちはね、掃除が苦手なのが似てるんだよね(笑)。あと、食べ物の趣味も多分似てるよね。

上坂 結構シンパシーを感じることがいくつもあって。そういえば今日も! 私は歯ブラシを忘れてしまって、お昼にコンビニに買いに行ったんですけど、戻るタイミングの時にちょうどすれ違って……。

見上 私も歯ブラシを忘れてちょうど買いに行くタイミングで(笑)。二人で同じ歯ブラシを買って一緒に歯磨きしました(笑)。あとは、どこでもすぐ寝られるとこもね(笑)。

——長期間に渡る撮影ですが、そのためのモチベーションにしていることはありますか?

見上 いま現在(取材時)はまだ放送前なので、どこか実感がわかないところがありますが、やっぱり見てくださるかたに届いてこその作品だと思うので、放送が始まったらまた何か生まれてくるものがあるんじゃないかなと思っています。
撮影が始まると、お家にいる時間よりも現場で皆さんと一緒にいる時間のほうが長いので、いかにみんなが心地よく過ごせることが大事だなと思っていて。スタッフさんもキャストのかたもそれを考えてくださっているので、日々すごく心穏やかでいられます。あとは、私はすぐ寝られるタイプなので、休み時間に仮眠を取って元気になっています。

上坂 どんどん新しい台本をいただけるので、自分としては早く続きが知りたくて、新しい台本をもらう瞬間がモチベーションになっていますし、楽しみです。あとスタッフさんの優しさを感じる場面がすごくあるんです。スタジオの前室に 二人の席を作ってくださっているんですけど、お雛祭りの時にはお雛様がちょこんと置かれていたり。そういうところにこのチームの皆様の優しさを感じられて、その温かさに救われています。

——“朝ドラ”の主人公は、ドラマ撮影以外にもお仕事が多い印象です。

上坂 栃木でのイベントがあるんですが、私はドラマの中ではあまり接点がないので、りんの出身地で舞台にもなっている地にお邪魔するのがすごく楽しみです!

見上 映画だと舞台挨拶とかでお客さんの顔を直接拝見する機会も多いのですが、ドラマ撮影をしているとそういう機会があまりないので、ドラマを応援してくださっている皆さんに会える機会があるのはすごく楽しみですね。

——ではST読者にメッセージをお願いします!

上坂 いろんな世代のかたに楽しんでいただける作品です。特にST読者の方は学校に通っているかたも多いと思うので、ぜひ朝にこのドラマを見て、毎日を頑張ってほしいです。

見上 ST読者の皆さんは、将来何をしようと進路を考えているかたも多いと思います。このドラマが将来を考えるきっかけになってくれたらうれしいです。

上坂 STでは見たことのない私を見られると思うので、ぜひ観てくださいね!

『風、薫る』 見上愛と上坂樹里の全身写真
見上愛

みかみ・あい。2000年10月26日生まれ、東京都出身。
2019年俳優デビュー。以降、ドラマ『きれいのくに』(NHK)での容姿にコンプレックスを持つ高校生役、大河ドラマ『光る君へ』(NHK)など、話題作に次々出演。今年1月公開の劇場アニメ『ALL YOOU NEED IS KILL』では主演で初声優に挑戦。映画『不死身ラヴァーズ』、Netflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』と主演作が配信中。映画『正直不動産』が5月15日から公開予定。

上坂樹里ちゃんのプロフィール&ブログはこちらからCHECK!

上坂 樹里 | Seventeen-Web

STORY

明治15年。栃木県那須地域の村で一ノ瀬りん(見上愛)は、母・美津(水野美紀)、妹の安(早坂美海)、そして元家老の父・信右衛門(北村一輝)とつましいながらも幸せな日々を送っていた。ある日、幼ななじみの虎太郎(小林虎之介)から思いもよらない知らせが。
一方、東京では、身寄りのない大家直美(上坂樹里)がマッチ工場で働きながら、なんとか日々の暮らしを立てていたが…。

『風、薫る』 一ノ瀬りんと獅子舞
『風、薫る』 家族で食卓を囲む一ノ瀬りん
『風、薫る』 マッチ工場で働く大家直美
『風、薫る』 牧師・吉江善作(原田泰造)と大家直美
『風、薫る』 ポスターカット

連続テレビ小説『風、薫る』

2026年3月30日(月)より~
NHK総合:毎週月曜~金曜 午前8:00~8:15 (再放送)午後0:45~午後1:00 
NHK BS、BSP4K:毎週月曜~金曜 午前7:30~7:45
※NHK ONEで同時・見逃し配信予定

【脚本】 吉澤智子
【原案】 田中ひかる 『明治のナイチンゲール 大関和物語』
【音楽】 野見祐二
【主題歌】 Mrs. GREEN APPLE 「風と町」
【語り】 研ナオコ

【出演】 見上愛、上坂樹里

公式サイト
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見上愛と上坂樹里のサイン入りチェキ

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@NHK 撮影/髙橋明宏 構成/鹿住恭子