
『弱いヒーロー Class 2』で人気急上昇の次世代俳優、イ・ミンジェさんにインタビュー!
世界的に大ヒットしたNetflixシリーズ『弱いヒーロー Class 2』でテコンドー選手出身の高校生コ・ヒョンタク役を演じ、人気急上昇中のイ・ミンジェさん。『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』『チアアップ』『復讐代行人~模範タクシー~』など人気ドラマへの出演が続き、韓国で公開された、余韻を残す成長物語と評判の映画『ボーイイン・ザ・プール』では水泳選手役で主演。ダンスクルーHOOKのヒョウと共演しているよ。Netflixシリーズ「今、私たちの学校は…」シーズン2にも出演が決定、8月1日に日本公式ファンクラブサイトもオープンした、2000年生まれのライジングスター、ミンジェさんの素顔とは?とっても明るく元気いっぱいに質問に答えてくれたよ。

ーミンジェさんが俳優を目指したきっかけは?
僕の「おばあさん(日本語で)」に勧められたんです。祖母と一緒に『太陽の末裔 Love Under The Sun』を観ていて。僕も人の役に立つ、献身的な何かになりたいなと思って、軍人になろうかと思ったんですが、祖母に『俳優をやってみたらどう?』と言われたのがきっかけです。
ー演技のどんなところがいちばん面白い?
時に、自分の逆のタイプや経験したことがない人を演じるという面白みがあると思います。そのキャラクターについて、自分だけの色を模索して役作りをするのも魅力だと思います。それが「ずっと役者を続けていたい」、と思う理由でもあると思います。
ーどんな俳優になりたいですか?
今の段階では“俳優”という肩書きが僕にはまだ重く、至らない点もすごくあると思うので、今後は見合うようにベストを尽くしていきたいと思っています。幅広い役ができるように頑張っていきたいです。そして、たくさんの人々に善となる、影響力のある俳優になりたいです。
ー「弱いヒーロー Class 2」が日本も含め世界的に大ヒットしました。ミンジェさんにとってどんな作品に?
僕にとって感謝しかない作品です。この作品があったおかげでこの場にいることができていますし、俳優という肩書きがちょっと重いとさっきも言いましたが、その俳優というタイトルに一歩近づいた作品でもありますし、とても学びの多かった作品でもありました。
ー共演者とのエピソードを教えてください。
ソ・ジュンテ役を演じたチェ・ミニョンさん(Netflix「愛をこめて、キティより」でも人気)と、屋上で撮影するシーンがあったんです。ものすごく長い時間撮影をして、しかもあまりにも寒かったので、撮影後に一緒にサウナに行って。その時に、プライベートの話や、演技についてたくさん話して、仲良くなりました。

ーこのドラマがグローバルヒットしたことを実感することはある?
作品公開後、あっという間にSNSのフォロワー数が4倍くらい増えたので、数字ではドラマの人気を実感することができました。実は今日、日本に着いた時、空港で僕に気がついてくださった方がいて、「え、僕?おおっ!」てなりました(笑)。不思議な気持ちでもありますが、「もっとちゃんとしなくちゃ」と、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ー『イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~』も、素敵なドラマでした。どんな思い出がありますか?
僕が初登場するシーンは、腕を伸ばして登場するんですが、その時にワイヤーを使ったのが印象に残っています。一見簡単に見えますが、ワイヤーアクションは初めてだったので印象にすごく残っているんです。
ー沖縄環太平洋国際映画祭でも上映され、韓国で5月に公開された主演映画『ボーイ・イン・ザ・プール』の見どころは?
まず、映像美。美しくて、流れる曲も俳優の演技も素晴らしい。イ・イェウォンさん、ヤン・ヒウォンさんが子供時代を演じているのですが、彼らの演技も良くとても美しく描かれています。若い頃から大人になって、僕は途中から青年役を演じています。子役たちの演技があったおかげで僕が演じた時にその子たちが際立つ、そんな感じがして、青少年の悩み多き時期をとても綺麗に描いた映画だと思います。自信を持っておすすめできる映画です。
ーリュ・ヨンス監督は35歳の女性監督。どんなふうに撮影しましたか?
作品に対する姿勢、作品に挑む姿勢をたくさん学びました。映像を撮る時に、「トーン・アンド・マナー」という言葉があるのですが、そういうものを見つけるために、監督と一緒に色々な展示会に行ったりしたんです。監督は、僕自身が持っている“内なるイ・ミンジェ”を探してくださって、それをうまくカメラに収めてくれました。僕が表現しようとしたものを、カメラに綺麗に入れてくれた、そんな感じがします。

ー日本での配信はまだですが『キキキキ』ではコンテンツ制作会社のMZ世代を代表する若手エリート社員イ・ミンジェ役を演じましたね。笑って泣ける温かな作品だそうですが、ベテラン俳優のチ・ジニ、イ・ギュヒョン先輩たちから学んだことはありますか?
いつも現場を離れても後輩たちをリラックスさせてくださる、そんな気を遣わせない雰囲気を作ってくださって、そんな先輩方がとてもかっこいいなと思いました。ドラマの特性が温かい雰囲気だったので、僕も色々な意見を出せ、たくさんのアイデアをうまく活かしてくださったことにもとても感謝しています。
ー次回作は決まっていますか?どんなジャンルの作品になりますか?
今、撮影中なんですが、韓国で8月から始まる予定のドラマ『宝のような私のスター(原題)』(『ワン・ザ・ウーマン』のチェ・ヨンフン監督、脚本は『Missナイト & Missデイ』のパク・ジハさん。オム・ジョンファさんとソン・スンホンさんと共演)というラブコメです。僕が演じるのはとても可愛らしい役で、今まで僕はインパクトのある役が多かったのですがその正反対で、愛らしくて可愛い役柄なので、今から公開が楽しみな作品なんです。
ーありのままのミンジェさんにいちばん近そうですね。
そうです(笑)。僕はそう思っています、あはははは。

ーこれから挑戦してみたいこと、夢は?
今はまだまだ足りない部分も多いと思うので、俳優というタイトルに挑戦していきたいと思いますし、いろいろな意味で、どんな役を任されてもしっかりと演じ切ることができる俳優になれるように努力をしたいと思っています。それ以前に人としてもいい人になりたいと思っています。私自身が浮かれないように、皆さんに愛していただいた分、その分応えられるように常に学ぶ姿勢を持って頑張っていきたいと思います。
ーどんな褒め言葉が嬉しいですか?
いやあ(急にだいぶ長い間悩んで)。俳優としての褒め言葉ではなく、自分自身への褒め言葉を考えていたら時間がかかってしまいました(笑)。ひたむきさです。ひたむきだと言われるのが嬉しいです。
ー最近感じた小さな幸せは?
寝て起きたときに、ただただ健康であることにすごく感謝していますし、幸せを感じます。

ーモチベーションのあげ方や気分転換法はありますか?
僕の10代を思い起こすと、果敢なる挑戦をすること、いろいろな経験をすることイコール、本人の財産になると思うんです。だから、たくさん遊んで!(笑)安全に気をつけてたくさん遊んでください。
ーハマっていることは?
普段は主に台本だけを読んでいましたが、最近小説やエッセーなどを読むようになりました。本の大切さに気がついたので、時間があれば、1日に5分でも読むようにしています。
ー知られざる特技もあれば教えてください。
僕は苦難によく耐えること、辛いことをすぐ忘れるのが特技です。ある意味それも才能だと思います。
ープレイリストの上位3曲は?
『晩餐歌』、『べテルギウス』、キム・ナヨンさんの『A Letter For You』です。
ー好きなファッションも気になります。
部屋着のような楽なスタイルが好きです(笑)

ーSeventeenの読者が韓国を旅行するならどこがおすすめですか?美味しいお店もあったら教えてください。故郷自慢も!
おお! ソウルなら光化門(カンファムン)と駱山(ナクサン)公園です。夜景が綺麗なので。美味しいお店は、僕の叔母さんの家の家庭料理。そこが美味しい店なんですけどどうしましょう(笑)。本当に美味しいんです。僕の故郷は慶尚南道の昌寧(チャンニョン)で、そこに牛浦沼(ウポヌッ)という国内最大の内陸湿地で、天然記念物になっていて有名なんです。
ー日本にはよく来るのですか?いつも買って帰るもの、いつも食べるものはありますか?
日本に来たのは今回3回目で、大阪、京都、札幌にも行きました。沖縄にも行ってみたいです。日本でいつも食べるのは、一蘭のラーメンがとっても美味しいです。それから牛カツ、すき焼き。北海道に行ったときは生ビールを飲みました。僕は1年に5回くらいしかお酒を飲まないのですが、北海道のビールはすごく美味しくて。あと、買って帰るものは焼きそばパンです(笑)
ーSeventeenの読者にメッセージをお願いします!
僕のインタビューのために時間を割いてくださってとても感謝しています。Seventeenの読者の皆さんには、また素晴らしい作品、素晴らしい演技でまたお目にかかれるように努力していきたいと思いますので、たくさんの関心と愛をよろしくお願いいたします!

今後の活動を詳しくチェックしたい人はこちらもチェック!
日本公式サイト
https://leeminjae.fanpla.jp/
イ・ミンジェ 日本公式X
https://x.com/leeminjae_jp
撮影/天日恵美子 取材/桂まり