ゼロ組生徒の上坂樹里さん、水沢林太郎さんに最終回に向けて突っ走る『ビリオン×スクール』の話、教えてもらったよ。

日本最大の財閥グループ企業『加賀美グループ』のCEOで億万長者＝ビリオネアの加賀美先生（山田涼介）は、最初はめっちゃ変わった先生だと思ったけど、今や問題の多いゼロ組生徒たちも信頼し始めてるいい先生で、もはやゼロ組に入りたくなるくらい♡　そんな加賀美先生とゼロ組の生徒たちとの撮影裏話を、水沢林太郎さん、上坂樹里さんに教えてもらっちゃった♪

制服の着こなしも、役作りとしてこだわってます

『ビリオン×スクール』のゼロ組で、加賀美先生の本当の顔に一番早く気付いた西谷翔役の水沢林太郎さんと、いじめ問題で悩んでいたところを救ってくれた加賀美先生を信頼している梅野ひめ香役の上坂樹里さん。ゼロ組がまとまってきたのもこの2人の力があったからこそ。そんな2人に、撮影のウラ話をちょこっと聞いてみたよ。

――役作りでこだわったところは？

水沢　西谷は、不良生徒ではないので、制服を綺麗に正しく着るのは心がけています。ネクタイをとにかく綺麗に結ぶのが個人的なこだわりです。

上坂　めがねをかけている役だったので、まずはめがねに慣れるように休憩の間もかけるようにしていました。あとはバックの持ち方で、真面目でかたく見えるように両手でしっかりと持つようにしていました。

――自分の演じたシーンで、思い出のシーンがあれば教えてください。

水沢　どのシーンも大変でしたが、特に第１話は関わる全シーン大変でした。順番通りに撮影をしてないので、その都度「○○はこう思っていて、、」　「○○の感情的にはこうしたい」を常に監督とお話をさせていただいていました。自分が映らないシーンの時は基本的には監督モニターのすぐ後ろにいていろいろと勉強させていただいていました。

上坂　２話の終盤、加賀美先生に渡されたAIメガネで、周りのクラスメイトの顔が全部自分の顔に見えるシーンは1人ずつ、どんな座り方で顔の位置はこのぐらいだったなど１回１回細かく確認しながら全員分撮ったので時間もかかりましたし、大変でした。３話の映画撮影に参加したときの、ヒロインのジュピ子を演じた時は純粋に楽しみながら撮影してました！（笑）

本当のクラスのように盛り上がってる！

――ゼロ組で、楽しいなと思ったことは？

水沢　体育祭だったり、文化祭はクラスメイト全員で一丸となってやっていたので、本当の学校みたいな気分になりました。

上坂　オープニングにゼロ組みんなで水鉄砲を打つシーンがあるのですが、その撮影が印象に残っています。手加減なしで、みんなでびしょびしょになって思いっきり楽しみながら撮影しました♪

――ゼロ組のムードメイカーは誰ですか？

水沢　間違いなく、紺野役の松田元太さんです。彼が現場にいるだけで、何か一言喋るだけで盛り上がるので凄いことだなーって思いますし、人をあんなに笑顔にさせられることにちょっと羨ましいと思ってしまいます。

上坂　水沢林太郎さんです。最終話でクラスでの生徒だけのシーンがあるのですが、そのシーンの撮影前に水沢さんが生徒一人一人とハイタッチをしてくれて。全体に緊張感もあったので、それでクラスも１つになったと思いますし、みんなでその撮影に臨むことができました。いつもみんなとのコミュニケーションを大事にしてくれて、クラスを引っ張ってくれています。

NGを出さない山田涼介さんは、すごい！

――加賀美先生を演じる山田さんをすごいと思ったエピソードを教えてください。

水沢　派手なアクションシーンを30分弱で覚えたり、基本的にNGを出さないし、アドリブも積極的にやってくれますし、山田さんはずっとすごいです。

上坂　難しい言葉や、長い文章が多い加賀美先生なのですが、NGを全く出されていないところです。いつも本番でしっかり決めて、サラッと完璧にこなすところが本当にすごいと思いました。お芝居の面では、山田さんを見ているだけで役としての感情が自然に湧き上がってきます。周りに影響を与えるお芝居ができるようになりたいとたくさん学ぶことも自分の中での目標もできました。お忙しいのにその疲れを一切見せず「眠くない？」　「ご飯食べないの？」など気にかけていただいて、本当に優しくて思いやりのある方だなと思っていますし、いつも先生のように見守っていただいています。

加賀美先生の言葉も胸を打つ！ラストはどうなる⁉

――毎回「堂々と自分を守れ」　「誰の目も気にせずにいたいやつと一緒にいろ」など胸を打つ加賀美先生の言葉が出てきます。自分の胸に響いた言葉はありますか？

水沢　「俺たちにできるのは…進むことだけだ。昔に戻りたいという未来をつくらないために、今問題と向き合うべきだ。本当に言いたいことを本当に伝えたい相手に今…。今ぶつけることだ。それが親であろうが誰だろうが変わらない。どうでもいいという嘘で自分を取り繕う暇なんてないはずだ！後悔してもタイムマシンはないんだぞ。以上だ。」これは、第１話の西谷にかける言葉です。僕自身このセリフがすごく好きなので凄く心に刺さりました。

上坂　２話の回ももちろんですが、６話での「人間はみんな欠点だらけだ。それでも一緒にいてくれるやつはいる」という言葉が自分自身に響きました。普段の自分は、周りばかり気にしてどうにか欠点を隠したりしていたのでその言葉を実際に聞いてグッときました。

――ラストに向けての見どころを！

水沢　加賀美先生が過去の自分とどう向き合っていくのか、そしてゼロ組がどうなっていくのか。全伏線を回収したからこそ、また改めて目を離せないシーンが非常に多いので引き続き楽しんで観ていただけると嬉しいです。

上坂　加賀美先生に対してのゼロ組の生徒たちの想いや文化祭に向けてどんな方向に向かい、またどんな壁が待っているのか、そんなゼロ組のラストを見守っていただきたいです。

　水沢さんと上坂さんの演技はもちろん、加賀美先生ともすごく仲良くなってきたゼロ組のみんなが、ラストに向けて、どんなふうになっていくのかドキドキの展開になりそう。絶対に見逃せないね。