Snow Manの主演舞台『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』が開幕! 華麗なダンスパフォーマンスに情感あふれる歌唱、身体能力の高さを生かしたアクロバット、肉体美が光る腹筋太鼓、さらに絢爛豪華な歌舞伎と、Snow Manの歴史を語る上で欠かせないこの舞台が、今年でついにファイナルに。初日の前日に行われたゲネプロと会見にSTが潜入したよ。 以前から『滝沢歌舞伎』の世界観が好きなコも、初めて見るビギナーにも、編集部が目撃したダイナミックな見どころをご紹介します♪

長きに渡る『滝沢歌舞伎』の歴史がギュギュッと凝縮!

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滝沢秀明さん主演で、2006年に誕生した『滝沢演舞城』。2019年に『滝沢歌舞伎ZERO』としてSnow Manが主演を引き継ぎ、さらにパワーアップ! 今回の舞台は『滝沢歌舞伎』のいわば集大成とあって、歴代の名シーンがふんだんに盛り込まれている。昔から滝沢歌舞伎を見続けてきたファンにとってはエモさがあり、初めて見る人には新鮮でグッとくる演出の数々があるよ。

ドカ桜、9トンの水…など、ド派手な演出にビックリ!

Snow Man がかっこよすぎる!舞台の画像_2

「春の踊りは、よぉいやさー!」という岩本くんの掛け声で始まり、大量の桜吹雪が舞った瞬間から、観客の目はステージの9人に釘づけ。『滝沢歌舞伎』の代名詞ともいえる腹筋太鼓では、全員の情熱がギラギラとほとばしる! さらに、過去の『義経』に登場した五条大橋。9人そろっての橋の上でのパフォーマンスは、9トンの水を使用し、圧巻のクライマックスが待ち受けている。ずぶ濡れになりながらも鬼気迫るような迫力で必見!

もちろん絢爛豪華な歌舞伎の演目も!

『滝沢歌舞伎』のタイトル通り、歌舞伎の演目もポイント! 舞台上でメンバーそれぞれがメイクをする過程を見せる生化粧から始まり、戸板を使ったアクロバティックな動きにハラハラしたり、氷の王・ダテさまの華麗な立ち回り、男女ペア、蝶に扮した優雅な舞と、次から次へと見どころが目白押し。全員集結して見得を切る(歌舞伎の決めポーズを取る)シーンは、まるでスーパーヒーロー大集合のよう!

爆笑記者会見レポート!

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ゲネプロの後には、全員そろっての記者会見が行われたよ。今回がファイナルということで、岩本くんは「高揚感とワクワク感と、ちょっとの寂しさがあります。僕たちだけでなく滝沢歌舞伎の歴史を知っているスタッフさん、見てくださるお客様、みんなが同じ気持ちを共有した状態で、ここから1カ月始まるので、楽しむ思いでいっぱいです」と公演に向けての思いが高まっている様子。また、深澤くんが扮する女役のお丸は、「雑誌の取材で毎回聞かれた」といわれるほどの人気キャラ。「ファイナルにお丸を入れたほうがいいよ、って最初に言ってくれたのがメンバーだったんです。メンバーに感謝していますし、ファイナルにお丸が登場できて本当によかったなって思ってます」と、どの演目にもメンバーの思いがたっぷり。そこで、メンバーそれぞれのこだわりを話してくれたよ。

佐久間 オープニングの『春の踊り』からの『いにしえ』は、滝沢くんがやっていた踊りで、みんなで「絶対にやりたい」と話していて、最初に決めました。照明や雰囲気にいろんな思いを乗せて歌う演出がすごくよくて、グッときますね。昔から『滝沢歌舞伎』を応援してくださってる方は、すごく懐かしい気持ちに、新たに見てくださる方には、1周回って新しいと感じてもらえるんじゃないかなと。

 

渡辺 『春の踊り』と『いにしえ』は、佐久間も言ってた通り、タッキーが客席上空をフライングをしたんですよね。それをイメージして、照明さんとかが、いかにもタッキーが飛んでるかのように、サーチしてくれてるんですよ。お客さんには意図がわかるか、わからないかくらいの演出になっていて、気づいた方はツウなお客様だなって。

 

向井 僕は、『五右衛門ZERO』という歌舞伎の演目を、ダテさま(宮館)とシンメでやらせていただくんですけど、本物の歌舞伎を経験しているダテさまとシンメを張るわけですから、緊張する部分なんです。だから負けないように、2倍の腹布団(恰幅良く見せるためにおなかに巻く、クッションのようなもの)を入れてます。昨日スタッフさんから、“大きすぎるんで、抜きますか?”って言われたんやけど、入れといてくださいって。気持ち、盛ってます(笑)。

 

阿部 例年に引き続き、『五右衛門』と『男と女の舞』の演目もありますが、歴代の『滝沢歌舞伎』で行われてきた演目をオムニバス形式、いわゆるメドレーでギュッと詰め込んだものをお送りしています。僕たちがバックについていたころの演目もあるし、それを自分たちでやるというのも感慨深くて。メンバーが目立っているところを見ると、うわ、懐かしいと感じられるところも相当な見どころになってると思います。

 

深澤 最後のほうの『Memories』という演目は、『滝沢歌舞伎』を語る上で必要だし、Snow Manを語る上で『滝沢歌舞伎』は必要なので、きっと僕たちにしかできないパフォーマンスなんだろうなって思ってます。

 

目黒 『春の踊り』、『いにしえ』の2曲は絶対に入れたい気持ちがあったのは、みんな一緒だと思うんですけど、個人的に特別な思いになる瞬間があって。みんなにも言ったことないんだけど、Snow Manに入る前、Jr.として出たときに、『いにしえ』のイントロでSnow Manだけがする振付があって、毎回カッコいいなぁと思って見ていて。それを今回できてるのが感慨深くて、すごく特別な瞬間でした。

 

岩本 『変面』という演目は、僕はこれまで6枚が最高でしたけど、今回、滝沢くんと同じ8枚に挑戦していて。2018年に滝沢くんが最後にやった曲を使っているのが、見どころかつ、その時代を知ってる人、知らない人にも“おおっ!となるシーンなのかなって思います。個人的には、その8枚を僕以外のメンバーカラーにしているのを、メンバーは知らないなって思いながら変えてました。難易度は全然違います。滝沢くんと同じラインに立ていてるのは、自分としては挑戦でもあり、楽しませてもらってます。滝沢くんはどういう気持ちでやってたのかな、とか、あのとき僕はJr.で滝沢くんの横にいたので不思議だなとか、いろんな思いを抱えながら1シーン1シーンやっています。

 

ラウール 僕は腹筋太鼓ですね。形式は、この4年くらい変えてないんですけど、僕が『滝沢歌舞伎』に出た15歳のころは、うすーい細っそーい体で頑張って叩いていたのが、成長して年々厚みが出てきたのかなって。みなさんにちょっとでも成長を感じていただけたらうれしいなって、毎回力が入ってテンションが上がります。あと、腹筋太鼓って、後ろについてるJr.の子に、毎回本番前に「もっと声出せよ」とか「もっと覇気を出してくれる?」とか、喝を入れるんです。今朝、そのシーンを見て、けっこうテンションが上がったし、しびれました。僕もちゃんとやんなきゃ!って気が引き締まりました。

 

宮館 すべてにおいて、みんなこだわりは持ってると思いますけど、僕の唯一持っているこだわりとしましては、『仇討ち』の最後に階段から落ちるシーン。目線では6メートルくらいの高さがあるんですけど、(同じシーンに登場する)阿部を見て、深澤を見て、最後、刀を見てグッと気合を入れて飛び込むっていう、こだわりを入れてみました。

 

全員がそれぞれのこだわりを語ったところで、向井くんが最後のダテさまに対して「ちょっとエピソードがありまして。“ちょっと見せたいものがあるんだよね”って携帯をスッと渡されて。そしたら、そのシーンやったんよね。自分で編集したんやな。そこだけスローになって」と茶々を入れる。ダテさまが、すかさず「はい、みなさん、これ違います! こちらにいる向井さん、すべて話を盛ってます!! 見せて、いいなんて、ひとことも言ってません。僕は、スッと携帯を向井のもとに出しました」と反論!? 向井くんも負けじと「一緒やん!」。ダテさまが「映像は阿部が撮ってくれて、阿部が編集してくれました」と撮影者を明かすと、阿部くんが「僕、ファンなんで、あのシーンを編集しました」とニコニコ。「でも! だいたい合ってるやん! 阿部ちゃんの編集は知らんもん。すごいニヤニヤしながら、見せてくれたからね?」と食い下がる向井くんに、ラウールが「斬られるよ?(笑)」と、刀を振り下ろすしぐさ。「あとで楽屋で三枚おろしです!」最後はダテさまがキレイにオチをつけて、会見場は笑いに包まれていたよ。

チケットはすでに完売だけど、あきらめるのはまだ早い! 4月19日(水)から千秋楽の30日(日)まで、全国の映画館で舞台を生中継するから、近くの映画館で見るチャンスだよ。これで見納めとなる『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』。見逃さないで!

 

「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」
Eternal Producer ジャニー喜多川
演出 Snow Man
出演 Snow Man(岩本 照 深澤辰哉 ラウール 渡辺翔太 向井康二 阿部亮平 目黒 蓮 宮舘涼太 佐久間大介)、SpeciaL(林蓮音 松尾龍 和田優希 中村浩大)、少年忍者(ヴァサイエガ渉 内村颯太 豊田陸人 長瀬結星)
4月8日~4月30日(日) 東京・新橋演舞場にて上演
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/takizawakabuki_zero_final/

 

■4月19日(水)~30日(日)には、舞台の様子が全国の映画館で生中継されるよ!
チケットの購入方法など、詳しくはここでチェック♡
https://movies.shochiku.co.jp/takizawakabuki-zero-final-lv/


 

撮影/立松尚積 取材/都丸優子