ダイエットは、つねに食欲とのたたかいだよね! でも、食欲が悪いわけじゃなくて、その食欲をおさえつけた結果、ストレスでヤケ食いしちゃったり、おなかいっぱいになってもおさえられない食欲が問題。プロボディデザイナーの松尾伊津香先生によると、それらの解決には、「本当の味わい方」を身につけることが必要なんだって! そこで、「本当の味わい方」の訓練にもなる、太らない食べ方&食欲のおさえ方を4つ紹介するね。

●舌先で味わって食べる

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よく、食べすぎ防止にはゆっくり食べること→そのためによくかんで食べるといいって言うよね。でもこれってけっこうむずかしいし、かむことに集中しちゃって料理を味わえていないから、食事での満足感が得づらいんだって! そこで、松尾先生がおすすめしているのが、舌先で味わうこと。これは、次の3ステップが大切だよ。

①食べものを口に入れて奥歯でかんだら
②すぐに舌先に持っていく。
③そして、舌で味を感じながら食べ続ける。

舌先には、味覚に特化した神経が集中していて、そこに食べものがふれている状態が続くことで、料理をしっかり味わえて、満足感も大きくなるため、食べ過ぎなくてすむんだって♪

●「ほかほか」「とろとろ」が満足感のカギ!

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小腹がすいたときに、温かいスープやお味噌汁を飲んだら、空腹が落ち着いたって経験ない? 松尾先生も温かい飲み物は、胃に直接満足感をあたえてくれるのでおすすめしているよ! ただし、白湯やお茶、コーヒーなどさらさらの飲み物は、胃の中での温度が長続きをしないので効果的ではないんだって。おすすめなのは、●お味噌汁などの発酵食品 ●生姜湯などとろみのあるもの ●温かい乳製品 らしいよ。

●“パン”より重さのある“ごはん”がマル!

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夕ごはんをちゃんと食べたのに、しばらくすると冷蔵庫をあさっていたり、パンを2個食べてもなんとなくもの足りなかったり……。これらは、胃に「重さ」が足りていないからなんだって! パンなどのように水分をとばした食べものより、ごはんのように水分を吸って重さを感じられるもののほうが、食べすぎ防止になるそう。たしかに、おにぎりなら1個でもお腹は落ち着くけど、パン1個じゃ、むしろ食欲に火がついちゃったりするもんね。あと、食べたものの重さが体重に結びつくわけじゃないから、ちゃんと重さのあるものを食べて、胃を満足させてあげよう。

●食前の「食べたい!」を落ち着かせるには、胃の重さを感じよう!

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ケーキバイキングや、ビュッフェなどでテンション上がって、つい食べ過ぎちゃうって経験は、誰でもあるよね!? ごちそうを前にして暴走スイッチの入った食欲をおさえるには、まず今の“胃”の重さを感じてみること。ちょっとむずかしいような気がするけど、神経を内臓→胃に向けてみて。胃は常に重さを発信しているんだって。重さを感じられたら、本当に欲しているものや量が分かって、適量で満足できるそう。また、ビュッフェなどでは、すぐに並ばずに、グルリと一周して全体をチェックしてから並ぶのが、食べたいものの配分もできて食べすぎないコツらしいよ。

松尾伊津香先生の著書『一生太らない魔法の食欲鎮静術』

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本の中には、一生太らないための「本当の味わい方」の大切さややり方、間食グセを治す“食事瞑想(しょくじめいそう)”のやり方や効果、リバウンドしないダイエットのルールなども書かれているよ!
(¥1380/クロスメディア・パブリッシング)
監修/松尾伊津香(プロボディデザイナー)