たむらかえさん、浪人時代の支えとは??
受験勉強を頑張っているみんなへ先輩たちの体験談をお届け! YouTubeで話題のたむらかえさんに浪人時代の支えになったものを教えてもらったよ。
浪人時代の支えは『誰よりも勉強してる』自信!
たむらかえさん(大学院)
高校ではじめて敗北感。勉強から逃げた!
「中学までは割と勉強はできるほうだと思っていたんです。それで高校も第一希望の学校にあっさり受かって。ただ学力的にはギリギリだった自覚があり、入ってからあせりました。それで完全に勉強から逃げることに。代わりに、行事が盛んな学校だったので行事に燃えたり、かき氷にハマってみたり。それでも受験を考えて高2の冬から塾に行き始めたんですが、塾ではほぼ寝てました(笑)。ただ高3の夏頃には、学校の行事もなくなってまわりが完全に受験モード。でも私は勉強から逃げていたツケがまわってきて、まったくついていけなかったです。それでも高校受験がうまくいったので、大学もなんとかなると思ってたんです。だがしかし、東大を目指してセンターを受けましたが、全然点数が足りず。早稲田の2次もダメで、浪人するしかなくなりました。今考えたら、勉強についていけない事実を認めて、もっと素直になって、やれることから手をつければ良かったのかも」
勉強漬けの浪人時代があったからこそ今がある!
「現役時代は、自分が追いつけてないことをまわりに言えず、塾で友達もつくらず一人でもがいていましたね。予備校でも仲間はいらないと思っていたんですが、同じ高校の友達から仲間がひろがって、情報交換したりしながら高めあえたのが良かったです。毎日朝8:30から夜9:00まで予備校にいて、授業がないときも自習室で勉強してました。予備校の授業は楽しいし、やることはたくさんあったので、一日も遊ばずにやり通しました! でも友達は息抜きにたまに遊びに行ったりするんです。そうするとやっぱりうらやましいと思っちゃう。でも『自分が誰よりも勉強してる』と思って気にしないようにしてました。最終的にセンターの点数も現役時代の711点→845点と130点以上アップしましたし。センターで点をとれたので、私立もセンター利用で受けられ、最終的に第一志望だった東大の理一に合格できました。私としては、浪人する選択肢もありだったなと思っています」
父親の言葉から東大を目指し、充実した研究生活継続中
「小学生の頃から、父親が『最低でも東大』って言ってたんです。東大は受験教科数も多いし、穴埋めとか暗記で答えられる問題ではないので、ちゃんと理解していないと答えられないから。そういう勉強をしておけば、ほかの選択肢にも対応できるということだと思います。なので自分のプライド的にも、実力がないから東大に行かないというのはイヤでした。実際に通ってみて、やりたい勉強を突き詰められる環境なので充実してます」
左)かき氷にハマってたころ
右)一日中勉強の浪人時代
プロフィール
1999年生まれ、東京都出身。東京学芸大学付属高校から一浪して東京大学理科一類に合格。現在は大学院で物理学を研究中。2023年に開設したYouTubeチャンネル『たむらかえ2』は、登録者数18万人以上の人気チャンネルに。
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撮影/柳香穂 ヘア&メイク/このみ(Lila) 構成/上野涼子