秋田汐梨が語る、リアル受験体験談
去年の今ごろは受験生だった汐梨に勉強でがんばったこと、苦労したことなどリアルな体験談を教えてもらったよ。受験を控えるみんなの解決のヒントが見つかるかも。
仕事も受験も受け身の中から“やりがい”を見つけた
中1から仕事スタート
「中1でモデルになってからは、平日は地元の京都で学校へ行って、土日や長期休みは東京でお仕事っていうのが当たり前の生活だったんだ。移動の新幹線の中で睡眠とって、朝から学校へ行って……。その生活は大変だったけど、毎日が充実してたから楽しかったな。当時は芸能の仕事をずっと続けると思ってなくて、もう一つの学校とか部活みたいな感覚だったかも。だから実は、高2でSTのオーディションを受けたときも、仕事をやめるつもりだった私に、マネージャーさんが『最後にSTだけ受けてみない?』って。その結果今にいたるっていう(笑)」
大学進学は担任のおかげ
「高校も地元の京都だったから、移動は大変だったし、ドラマの仕事も増えて学校に行けない日も多くて……。だから仕事と勉強の両立はできてないです(笑)。定期テストも赤点祭りだったし。でも経験として大学は行ってみたいってずっと思ってたんだよね。高1~3年まで担任だった先生は、それを知ってたから高3の進路指導のときに、私でも受けられそうな大学を調べて紹介してくれたの。結局そのときの2校を受験して、1校に受かったってカンジ。私の場合、内申は使えないから、つづけてきた仕事を生かすってことで、一芸入試のところと、AO入試のところ。試験までは、小論文の勉強と面接の練習もその先生がやってくれて、本当にお世話になったなぁ。学校の授業もその先生の世界史だけは、楽しかったし好きだったんだ。先生的には、私を『卒業させなきゃ』って思いからだったと思うんだけど(笑)。でも私は先生や友達のことが好きだったし、高校に進学するときに最後までつづけるって決めてたから、東京で仕事のときも夜帰れるなら帰って、次の日は学校へ行くとか、仕事がある日も朝1時間でも半日でも行ける限り行って、頑張る姿勢は見せてたつもり」
やると決めたら絶対!
「私は大学も仕事も全部先生とかマネージャーさんがすすめてくれることをやってきたんだよね。でもきっかけは人からでも、自分で『やる』って決めたことは、絶対に後悔したり途中でやめない! 仕事で舞台のお話がきたときも、最初は『大変そう、無理ムリ』って思ったけど、やるって決めてからはどんなに大変でももんくを言ったり後悔はしなかった。そのうちにだんだん楽しさがわかってきて、いまは舞台にやりがいを感じるまでに。だから、最初は受け身でも、やるかやらないか決めるのは自分だから、決めたら誰かのせいにしないで、やりつづけるってことは大事かなって思ってるよ」
高校の卒業式の日
緊張していた初舞台
汐梨の体験談、どうだった? 受験を控えてるみんな、参考にして!
撮影/吉川綾子 ヘア&メイク/菅長ふみ(Lila) 構成/上野涼子