瀬戸琴楓に聞く!リアル受験体験談
現在、私立大学理系学部1年生。去年の今ごろは受験生だったこっちゃんにがんばったこと、苦労したことなどリアルな体験談を教えてもらったよ。受験を控えるみんなの解決のヒントが見つかるかも。
塾には行かずコツコツ努力して難関私立大学へ!
同じ問題をくり返し解く
「私は数学の参考書とか問題集は買わず、学校で配られた問題集一冊だけを永遠にくり返してたよ。解く量は大事だと思うんだけど、何冊やっても問題の数字が違うだけで、使う公式は一緒だったりするから。同じ問題を何回も解いて問題なれすると、迷ったり止まったりすることなく解けるようになってスピードがあがるの。その問題集には、基礎・応用・難関大学って3段階の問題があったけど、私はほぼ基礎しかやってない。応用レベルのは、先生が『いい問題』ってすすめてくれものを数問やったくらい。難関大のはほとんど手をつけなかったよ。もちろん、難関大の問題に手を出したくなるんだけど、基礎を徹底的に身に着ければ、本番での応用問題にも対応できるはずって思ってた!」
塾に行かずに自力で合格!
「高3の夏休み以降はほぼ授業がなくて、受験勉強に専念できる環境だったんだ。だから塾へ行くコも多かったけど、私は塾へ行かず、片道1時間半かけて学校へ行って、学校で勉強してた。学校に着いたら、同じように学校に来てる友達と勉強して、わからないところがあったら職員室に聞きに行ってたよ。逆に家では勉強しないから、アニメとかSNSも自由に見てOK。その代わり、スクリーンタイムでインスタは15分、アマプラは30分って制限してた」
夜11時には寝る!
「夜は11時にはふとんに入るようにしてたよ。そして、次の日の朝は5時に起きて、朝ごはん食べてお弁当作って、1時間半電車に乗って学校で自習ってカンジ。電車のなかでは、眠くならないように、すいてるときでも立ったまま暗記とかの勉強してた。ほかにも睡魔とのたたかいのために、いろいろ工夫したよ(笑)。まずちょっと眠いくらいのときは動けば解消できる! 私は5階の教室まで階段のぼったりしてた。ただどうしてもガマンできないときは仮眠をとるようにしてたんだけど、それもスッキリ目覚める時間を探ったよ。最初30分にしたら、寝た感はあるけどもっと寝たくなって。1時間にすると罪悪感が出ちゃうから、次は15分……って短くしていって。結局私は8分がベストなことがわかったんだ。そうやって自分を研究するのも好きだったのかも(笑)」
努力がつまったノート
仕事の移動中も勉強!
こっちゃんの受験体験談、どうだった? 努力した姿、参考にして!
撮影/吉川綾子 ヘア&メイク/菅長ふみ(Lila) 構成/上野涼子