久間田琳加語り。りんくまがじん vol.46 最終回

3月1日に発売されたSeventeen春号で、ST専属モデルを卒業させていただきました。私の連載『りんくまがじん』も、今回が最終回。これまでの企画を振り返りながら、私の気持ちをお話できたらいいなって思います。
連載を持たせてもらうことは、ST㋲になれたときから目標のひとつだったんだ。だから、その夢がかなった瞬間は本当にうれしかった! 最初の1年くらいは、たくさんのかたに私のことを知ってもらうために、好きなものを紹介することをテーマにしてた。記念すべき“創刊号”では、当時プライベートで行っていたカフェをめぐったのを今でもはっきり覚えてる! 「これからどんな連載になっていくのかな?」っていうワクワクで、いっぱいだったなぁ。
撮影現場でスタッフさんたちと意見を出し合いながら衣装を決めたり、あえて自分では着ないテイストのお洋服を選んだりすることも、連載ならではのお楽しみだった。だから、スニーカーがテーマの回(第9号)もあったりして、これは今の自分が見ても別人かなって思うくらい、めずらしいファッション! 私物のスニーカーをはいて撮影したんだけど、スタジオの床が汚れないように靴底にテープを貼る、スタイリストさんがいつもしてくれる“底貼り”を自分でやって現場に行ったら、スタッフさんたちにびっくりされた記憶がある(笑)。

久間田琳加

高校を卒業したタイミングで、連載の雰囲気をリニューアル。ひとつのテーマについてじっくり語ることで、私が考えてることや感じたことをそれまでよりも深く伝えられたらいいなって思ったんだ。ちょうど姉㋲としての意識も強くなってきたころだったから、話す内容も少しずつ大人っぽく変わっていった気がする。ふだん自分では意識してないけど、あらためて1回目から見返してみると、見た目もちゃんと変化してたんだなって思ったよ。たとえば、学校の制服姿で撮影した回でいうと、LJKのとき(第12号)と、卒業してしばらくたってから着たとき(第35号)じゃ全然ちがってて、ちゃんと大人になれてたんだなって安心した(笑)。
どの回も、ひとつひとつしっかり向き合ってきたから、撮っていただいたカメラマンさん、どこで撮影したか、撮影現場でどんなことがあったかまで、クイズを出題されたらぜんぶ答えられる自信がある!(笑) リニューアルして1回目(第13号)は、スタジオのお庭でたくさん写真を撮ってもらったんだけど、どれもすごくお気に入りだったんだ。ほかにも、写真が特に好きだったのが『春夏秋冬』(第19号)。ページを四等分したレイアウトはそれまでになかったし、冬のカットで持った大きいテディベアが可愛かった♡ 『笑う』をテーマに撮った写真(第25号)は、笑顔がパッと目に飛び込んできた! しかも、このときはスタッフさんに「ほぼすっぴんで撮ります」って言われて、「大丈夫かな?」ってドキドキしたなぁ(笑)。 ウィッグを使って、いろんな髪型に挑戦した回(第31号)は、「ショートもいいね」とか「やっぱりロングが好き」っていうコメントをいっぱいもらえたり、反響が大きかったことが印象的。公園の遊具で子どもみたいに遊びながら撮った回(第24号)も、「好き」って言っていただけることが多かったかも。等身大な雰囲気をそう思ってもらえたのなら、うれしいな。

久間田琳加
久間田琳加

この連載ではいつも「好きなものを伝えたい!」って強く思ってたし、実際に伝えることができた、すごく貴重な場所だったんだ。Webにお引越ししてからのぶんも含めて、全46回。それぞれちがう姿を見せることができて、私のことをたくさん知ってもらえたんじゃないかな。 最初のころは、とにかく元気! フレッシュ! っていう感じだったけど、だんだん表情も衣装も話す内容も大人っぽくなっていったこの連載は、私の成長記録でもある。こんなステキな形で残すことができて、とても幸せです。毎月『りんくまがじん』を楽しみにしてくれていたみなさん、本当にありがとうございました!

久間田琳加

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