注目のPEOPLE☆富田望生さん　映画『チア☆ダン』でSTモたちとも共演♥　

「撮影中よりも、公開されたあとに、『映画に出たんだ……』って実感がわきました。あと、『自分が出る作品が公開されるときってこんなに緊張するもんなんだ』とすごくドキドキしました。家族や親戚もドキドキしてたみたいです（笑）。田舎育ちなので、芸能界でお仕事することを反対する人たちもいたんですけど、映画を見てもらったことで、『がんばって！』と応援してくれるようになったのもうれしかったです」

「オーディションに対する心構えが鍛えられたと思います。私は松子役で選ばれましたけど、そのときに落ちたコはいるわけで……。『私にしかできない松子があるからこの役に出会えたんだ』と思ったんです。その後はオーディションを受けて、もしダメでも、『私にはこの役は合わなかったんだ』と気持ちをポジティブに切り替えられるようになりました。『選ばれたコにしかできない役があるんだろうな』と思うと納得できるので。考え方が変わってからは、オーディションに緊張せずにのぞめるようになりました」

「オーディションは、いろんな種類のダンスを覚えて、踊るというものでした。ダンスは好きなんですけど、あまり得意ではなくて……。『とにかく楽しく踊ろう』と思ってのぞみました。でも、練習も合わせて3時間くらい踊っていたので、本当にキツくてちょっと泣きました（笑）。あとから、審査に加わっていた振り付けの先生に、『オーディションのとき、私どうでしたか？』と伺ったら、『ダンスは撃沈だったけど、（映画の舞台になっている）福井の高校にいそうな感じが出てたからよかったよ』って言ってくれたので、楽しんで踊ってよかったです」

「本だと、『リカ』というホラー小説です。ストーカーの話なんですけど、すごくこわい話です。読み進みたくないけど、結末が気になって一気に読んだら、もう夜中で……。寝る前にトイレに行くのがこわかったです（笑）」

「不思議な柄や動物の柄の洋服が好きです。でも、全身を黒で統一しているときもあります。仕事現場に行くときはシンプルなほうが多いですね。STはよく読んでいるので、『すずカジ』を参考にしてます！」

「とにかくいろんな作品に出演できたらうれしいです。脇で個性的な役を演じるのが楽しいので、主演にこだわらずに、自分なりの味を演技で出すことを楽しみたいです。作品のちょっとしたスパイスになれる女優になれればと思ってます！　憧れている女優さんは、安藤玉恵さん。『チア☆ダン』で母親役だったんですけど、ふだんからお母さんみたいにやさしく接してくださったんです。でも、演技になるとまた雰囲気がちがって、目の奥からキラキラしているのが伝わって、“女優魂”みたいなものを身近で感じられました。またいっしょにお芝居したいです」

とみたみう●2000年2月25日生まれ、福島県出身。映画『ソロモンの偽証』でデビュー。今年は、『モヒカン故郷に帰る』、『ホーンテッド・キャンパス』に出演。待機作に『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』（’17年春公開予定）。

撮影／山﨑麻美　構成／宮平なつき（Seventeen11月号）