血糖値をコントロールできれば、太らない!?

食事やおやつで糖質をとると、血液中の血糖値が上がるの。血糖値が上がることで、元気が出たり、脳が働いたりするんだけど、急激に上がったり、上昇しすぎると問題が！　血糖値が上がると、それを下げようとするインシュリンっていうホルモンが分泌されるんだけど、このインシュリンには、脂肪をため込む働きもあるの。

インスリンは別名「肥満ホルモン」って言われているんだって。というのも、血糖値を下げる役割と同時に、使いきれなかった糖を脂肪に変えて蓄える働きがあるから。そのため、大量に分泌されると、太りやすくなってしまうの。血糖値が急激に上昇→インスリンがたくさん出る→脂肪を貯めやすくなるって仕組み。逆に、血糖値がゆっくり上がる→インスリンの分泌がおさえられる→脂肪を貯めにくくなるんだよ！

食生活の中で、急激に血糖値を上げないようにすることが大切なのは分かったよね！　では、そのためにできる３つの工夫を紹介するね。①食べる順番ダイエットよく言われるように、野菜→たんぱく質→炭水化物の順で食べることで、血糖値が急激に上がるのをおさえられるって方法。食べる量を減らしたり、特定のものを食べないってやり方と違って、順番を変えるだけだから、取り入れやすいよね！②おやつなどを控える小腹のすく頃って、食事で分泌されたインシュリンが落ち着いた頃。でもそのタイミングでまたおやつを食べたら、また血糖値が上昇→インスリンがたくさん出る→脂肪を貯めやすくなるってことに。あめ１コだけ、甘いジュース１杯だけっていうのをくり返していると、つねに血糖値が上がってインシュリンが出つづけちゃうので、気をつけてね！③飲み物にも要注意！ジュースや甘い炭酸飲料のようなものはもちろんだけど、ダイエットのためにって、野菜ジュースやスムージーを飲んでるコも要注意！　野菜ジュースにも糖質の多い野菜や果物を含んでいる可能性大。液体でとる糖質は、食べものよりも吸収が早く、その分血糖値も急激に上げてしまうの。結果、脂肪をため込みやすくなっちゃうよ！逆に言えば、インシュリンの分泌さえおさえられれば、脂肪をためこみづらくなるってことだから、上手にコントロールして、太りづらい食生活を身につけよう♪

監修／石川雅代(管理栄養士)