3日前からできる！ プロ直伝の体重測定対策

「2～3日で体重が2～3kg増えたり減ったりするのは、ほとんど水分によるもの。脂肪の1日の増減は、せいぜい数gから数十gなんだ。でも食べ過ぎて体重が１日で増えるのは、食事といっしょに水分も取り込まれるからだよ。とはいえ、体重測定のために食事や水分を極端に減らしてしまうのは、腸のぜん動運動がおこらずウンチが出ない可能性があるので逆効果。3日前なら、食事を減らして落ちる体重以上に、ウンチを出すほうが確実に体重を減らせるから、食事は、お通じにいいものを意識して食べたほうが結果につながるよ！　食事面で3日前からですすめするとしたら、炭水化物を半分に減らすことかな。これなら、通常のぜん動運動をさまたげずに、カロリーもおさえられ、水分のとり過ぎ防止にもなるからね！　あとぜん動運動のためにも適度に体を動かすことも忘れずに」（田中先生）

「前日は、計測の10時間前から水分補給をひかえて口をうるおす程度にしておこう。食事も同じく、計測の10時間前から食べないようにして、当日に備えるのがいいね。また睡眠もよくとること。睡眠中の汗は500gあるといわれているからね」（田中先生）

「この日だけは、朝ごはんを抜くのがベスト。でもどうしてもお腹がすいた場合は、重量の軽いパン食がおすすめ。直後の体重の増減には、食べるものの重さが関係するからね。あと、絶対して欲しいのが、ウンチとおしっこをしぼり出すこと。これだけで−0.5kgは行くからね。さらに先週検証したように、体重計に乗るときは、つま先重心を意識する！　やるだけのことをやったら、あとは運にまかせよう」（田中先生）

監修／田中良(パーソナルトレーナー)