クールな映像と物語にハマるドラマ『RoOT / ルート』に出演の河合優実＆坂東龍汰に接近♪

ーー今回おふたりが演じている役柄の魅力を教えてください。

河合「玲奈は自分が信じたことにしか、情熱が向けられない。だから自分が解明したいことのためだったら何でもできるみたいな、１本芯が通ってるところがいいなと思います。そして、私が今まで演じた役の中で、内面の部分じゃなくて、喋り方とか、雰囲気など、お芝居の表出の仕方というか、ほとんど自分の素に近い感じだなと思います」

坂東「佐藤は“凶運のポジティブシンキング”のキャラクターなので、“カッケーと思ったから”というあっさーい動機で探偵になって、自分のやりたい放題をやってるなかなかの暴れん坊くんなんですが（笑）。このドラマにおける息抜きポイントじゃないけど、見てる人が佐藤が出てくると“ほわ～ん”となるみたいな要素になってたらいいなと思ってます」

ーーおふたりの息がぴったりです。

坂東「カメラが回ってないときに優実ちゃんと会話してたテンションを維持したものというか、何かシームレスに、気づいたら佐藤のセリフを話してるみたいな感じでした。それができたのも相手が、何回か共演をしている優実ちゃんだったというのも結構大きいかなと思っています」

河合「私は坂東くんを、とても頼りにしてました。W主演ということで、一緒に重荷を担げる感じ、分散される感じで信頼してました。本当に坂東くんは誰とでも仲良くできる人で、人懐っこいんです」

坂東「犬みたい…ってよく言われます（笑）。僕は北海道の田舎育ちなので、いい風が流れて、気持ちいい人と一緒にいたいというのが、幼少期のころから作られちゃってるのかな。優実ちゃんには、最初からそういうものを感じていて、無駄なことに気を遣わずにリラックスしてお芝居ができました」

河合「自然なリアクションが出るような現場ができてたなって思いますね。すごく楽しめる現場でした」

ーー印象的なシーンはありましたか？

河合「１話の張り込んでいる車から不倫している銀行員を撮影するっていうシーンで、“お尻でクラクションを鳴らしちゃう”ときに、坂東くんが“いけますよ”って坂東くんの身体能力の素晴らしさで、超うまくできた（笑）」

坂東　「あと、ふたりが車の中でじたばたしてて、ものすごく車が揺れてるシーンがあるんだけど、それを引きのカメラで撮った時は、僕たちの代わりにスタッフさんが車の中で動き回って揺らしてたんですよ。それをモニターで見て、爆笑しました（笑）」

河合「人力で動かしてて、すごく揺れてた（笑）」。

坂東「でもそういう細かいところまで、こだわって作ってるのが面白いです」

河合「些細なところまでね」

ーー撮影の時など大変な時に食べるとテンションが上がるものは何ですか？

河合「餃子が大好きです。撮影のときに食べづらいけど、ニンニク大好きなんです。家にも常備していて、何にでも入れてしまいます」

坂東「餃子いいね。僕は焼肉です。やっぱスタミナを回復するなら焼肉です」。

ーー緊張した時のリラックス方法はありますか？

河合「私バスソルトが好きで、すごく汗かくんですけど、使います。そして、長風呂して、ストレッチしてマッサージして、スキンケアして、みたいな、全部完璧にしたナイトルーティンをちゃんとやった時はすごく気持ちいいです。これだけで１時間以上はかかるので、いつもはできないんですけど、自分のために全部ケアしましたって、それをやった日はめっちゃ気持ちいい。ぐっすり寝ます」

坂東「その気持ちわかる。疲れすぎてできない日とかもあるけど、できた日はすごく気持ちいいよね。僕は最近肩こりがひどくて寝たままできる低周波のマッサージ機を買いました。寝つきがすごくよくなったんですよね。あと、首のところが二つに分かれてる枕を買って、それが今日届くんです！　枕大事ですよね。早く帰って寝たいです（笑）」

ーーST読者におすすめの学生時代の過ごし方を教えてください。

河合「私はたくさんいろんなことをやりました。ありがちですけど、躊躇してることがあるなら、やったほうがいいです。私はいろいろなことをやって、大変だったし、広く浅くにはなったけど、すごいよかったなって思ってます。まだ23歳ですが、それでも年を重ねるごとに、初めてのことをやるのも億劫だし怖いと思うようになります。高校生の時は、最も無謀だったし、だから、本当に思いついたことはどんどんやることができた。何かに触れておくだけでも、大人になって、“またやりたい”と思ったら、１回やったことあるっていうのも一歩目が入りやすいし、違うと思います」

坂東「そうだよね。何をやっても間違いなく、絶対に役に立つ瞬間があるから。いろんなことをしておけば、その分やってたこと以外にも対応しやすい体になると思う。例えば楽器をひとつやってたら、また別の楽器に入るときにちょっと楽譜が読めたりとか…。何か表現することに、例えば恥ずかしいとか、誰かから下手くそって言われるんじゃないかとか思うかもしれない。でも自分のことを何か聞いてくれたり見てくれたりした人の顔とかを想像するだけでも、やる価値があると思います。僕はそうやっていろんなことを始めて、うまくいかなくても、誰かに響けばいいと思ってやってたので、自分で自分だけを喜ばせるだけじゃなくて、誰かを喜ばせたいと思ってれば、長続きするのかなと」

ーー学生の時、やってよかったと思うことをひとつ挙げるとしたら？

河合「ダンスもそうですけど、文化祭でやったクラスの演劇。高３で受験もある中で、勉強も忙しいときでしたが、それはやってよかったなと思いますね」

坂東「全く一緒です。僕も高３のときの卒業演劇に主演で出たんです。それをやって、役者をやりたいと初めて思えたので、その経験がなかったら今の僕はないです。膨大なセリフ量があって、吐きそうになりながら覚えて、本番になったとき、頭が真っ白になってるんだけど、勝手に体が動いて、いろんなお客さんの反応が返ってくる瞬間をライブで楽しんだときに、生きてるって思って、今まで何をしてたんだってはっとさせられるような感覚になりました。学生時代は一番感覚が研ぎ澄まされてると思うし、選択の時期でもあるので、人生これから生きていく上で、いろんな経験をすることが大事だと思います」

河合「なんでもたくさん、やってみてください」

ーー最後に作品の見どころを！

河合「アニメを見ている人も、見てない人も、楽しめるように、ちゃんと設計されてますし、映像へのこだわり方が本当に愛が詰まっています。カッコいいもの、面白いものを作ろうという意思がすごい感じられるドラマだと思いますし、深夜の放送ですけど、私だったら、その時間にテレビつけて流れてきたら、そのときに見たいと思える作品です。本当に面白いです」

坂東「あと普段SNSとかで動画を投稿している人は、この作品を見たら、ビジュアル的な面で映像技術に興味を持てるかもしれません。本当に映像を楽しめます。これを見て編集の方法が変わったり、今まで以上に好きな映像の投稿ができるようになるかもしれません」

河合「ぜひ皆さんに見ていただきたいです」

＜ストーリー＞

探偵事務所で働く玲奈（河合優実）は、経験ゼロのポンコツ新人・佐藤（坂東龍汰）を押しつけられ、退屈な浮気調査に。うまくいったかに思えた矢先、ドブ（三浦雅己）と呼ばれる男にせっかくの証拠を奪われてしまう。意気消沈するふたりだが、助けてもらった小料理屋の女将（吉本菜穂子）から、小戸川（篠原篤）というタクシードライバーの謎めいた私生活を解明してほしいという依頼を受け、汚名挽回のチャンスとばかりに動き出す。小戸川の素行調査はいつの間にか、街を牛耳るヤクザ、バズりたい大学生、脳天気な黒服、裏社会の便利屋、地下アイドルと街の人々が複雑に絡み合う、“女子高生失踪事件”へと、ふたりを巻き込んでいく。

出演：河合優実　坂東龍汰　黒田大輔　寺本莉緒　福田温子　紗羅マリー　中村麗乃　小林桃子　菊池日菜子　伊藤友希　鳥谷宏之　中込佐知子　吉本菜穂子　富川一人　遠藤雄斗　ユースケ　津田篤宏　篠原篤　政修二郎　稲葉友　奥野瑛太　山口航太　三浦誠己　渡辺いっけい　松尾貴史

 『RoOT / ルート』

火曜深夜24：30～　テレ東ほか

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