エンターテイメント
2024.03.22

宮世琉弥くんがウラオモテ王子を演じた映画『恋わずらいのエリー』で、原菜乃華ちゃんが妄想大好き女子に⁉

宮世琉弥くんと原菜乃華ちゃんが、ドラマ『ナイト・ドクター』、ドラマ『村井の恋』につづいて3度目の共演をはたした映画『恋わずらいのエリー』が3月15日(金)に公開!宮世くんが自画自賛する胸キュンシーンや、菜乃華ちゃんが「監督を笑わせてやる」と意気込んでのぞんだという変顔など、見どころを語ってもらったよ。さらに、映画にちなんで学生時代のことや恋愛の妄想話についてもインタビュー! みんなはどっちの話に共感できる?

映画『恋わずらいのエリー』あらすじ

学校イチのさわやか王子・オミくん(宮世琉弥)との妄想をSNS上でつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリー(原菜乃華)。しかし、パーフェクトだと思っていたオミくんが、実は口が悪いウラオモテ男子だったことを知ってしまう! しかも、超恥ずかしい妄想が本人にバレてしまい、絶体絶命の大ピンチ…のはずが、「その妄想、叶えてあげてもいーよ?」と、ふたりは急接近! 最初はオミくんの裏の顔にショックを受けたエリーだったが、彼の素の部分を知っていくうちに、恋心も妄想もふくらんでいったのだった。そんなある日、ちょっと変わったクラスメイト・要くん(西村拓哉)がエリーに興味を持ち、まさかの三角関係に…?!

共演3度目! 息ビッタリのふたりが贈る
笑いありキュンありのラブストーリー♡

――絶賛上映中の『恋わずらいのエリー』。おふたりは完成した作品をご覧になって、いかがでしたか?
 個人的にはエリーの変顔のシーンを結構楽しみにしてたんですけど、試写で見させていただいたとき、“こんなにアップで映ってるんだ!”ってビックリしました。私、なかなか振り切ってやってたんだなって(笑)。効果音がついて、よりコミカルにポップになってましたし、妄想の中のシーンの世界観もめちゃくちゃかわいくて、よかったと思いました!

宮世 ボクは、胸キュンシーンが我ながらよかったです。ポイントは、お互いの表情や目の動き。すごく細かくお芝居してるので、そこにも注目して見てほしいなって思いました!
――お気に入りの胸キュンシーンを教えてください!
宮世 ふたりが最後に…(思いっきりネタバレ)ところですね‼
 あ、ダメダメダメ(笑)。いっちばん言っちゃダメ!  
宮世 そっか(笑)。初めてエリーとオミくんが会うシーンですね。「こういうことしてほしいんでしょ?」って言って顔を近づける瞬間!


――作品には魅力的なキャラクターがいっぱい登場しますが、おふたりの推しは?
宮世 ボクの推しは汐田澄(小関裕太)先生です。オミくんの背中を押してくれるというか、オミくんとエリーふたりを見守ってる存在なので。ボクもこんな器の大きいオトナになりたかったな〜って思います。
 “たかったな〜”って。まだめざせるよ?
宮世 そうだね。めざしたいと思います!
 私は高城礼雄(綱啓永)です! 一途なところがすごくいいなと思いました。「愛しの紗羅ちゃん(白宮みずほ)を守るボディーガードです」みたいなことを言うんです。“絶対に守る!”っていう固い意志と、ずっと紗羅一筋な彼のピュアさは、めちゃくちゃ胸キュンだと思いますね。
――礼雄は、チャラさとのギャップがいいですよね。
 本当にそうですね! 私、ギャップに弱くて。たとえば、対人関係苦手で静かそうなんだけど、自分にだけ心を開いてくれる…っていうギャップは、王道ですけど好きです♡(笑)
――おふたりは3度目の共演ですが、今回あらためて気づいたお互いの魅力や一面は?
 宮世さんは、最初にお会いしたときはめちゃくちゃ明るくて、誰とでもフレンドリーに接します!ってタイプで。もちろん今でもそうだと思うんですけど、意外と結構緊張しいだったりとか、ヘンなところで人見知りを発揮したりしてるなって、今回ご一緒して気づきました。あとは、隠れ努力家さんなんだなって思いましたね。
宮世 ありがとう。でも原さんもそうだと思うけど、このお仕事って、がんばってる姿をあんまりみなさんに見せられないじゃん?
 う〜ん…でも、“がんばってる”とか“疲れてる”っていうのを、表に出さないよね。おちゃらけて見えるけど努力してるんだろうなって、個人的には思ってる。
宮世 ありがとうございます。でも、疲れたときは…。
 ふたりとも静かになります(笑)。
宮世 そうそうそう(笑)。でも、ふたりで感じ取れるくらいの、微妙なラインなんでしょうね。隠れ努力家っていうのは原さんも同じで、役によっていろいろ覚えなきゃいけないことがあるじゃないですか。それをあんまり見せずにやってるのがすごいなぁって。“えっ、こんなことやってたの?”って思うくらい。
 ありがとうございます! こうやって褒め合って、なんとかがんばってます♡ ねっ?
宮世 そうだね!


恋愛は“当たって砕けろ”? それとも“一時停止”?
宮世くんと菜乃華ちゃんの恋愛観が明らかに…!

――ところで、エリーは妄想大好き女子ですが、おふたりは恋愛の妄想をしたことありますか?
 フフフ! ありますかぁ〜?
宮世 どうですか?
 どうですか!?
宮世 いっぱいしますよ。好きなコがもしできたら、即妄想!だと思います。
 アハハハ! どういう妄想ですか?
宮世 いろいろ!どういう流れで誘おうかなとか、どういうデートプランにしようかなとか、何が好きなんだろう?とか…。
――理想のデートプランがあるんですか?
宮世 露天風呂がある温泉! ロマンチックじゃないですか? でもやっぱり、妄想ってプラスなことを考えがちですよね。
 え〜、ホントに? 私は、相手のことを考えたりするとどんどんネガティブな方向にもっていっちゃう。好かれてないんじゃないかとか、いろんな人に声かけてるうちのひとりなんじゃないかとか…。なので、妄想は途中で遮断します。
宮世 よくないよ!
 よくないか。ネガティブになって、“もういいや!”ってなっちゃうんだよね。
宮世 せっかくの妄想なんだから、踏み込まないと!
 私はエリーみたいなポジティブな妄想はできないかも!
――自分が実際に恋したら、どうなっちゃうと思いますか?

宮世 年中無休でその人のこと考えちゃうと思います! あとボクは嫉妬しちゃうタイプなので、相手の方にも言うと思います。「嫉妬しちゃうよ」って。
 お付き合いする前から?
宮世 あ、もう付き合ってる想定で話してた(笑)。
 アハハ。私は、自分の好意が相手にも周りにもバレない自信があります。気持ちを隠しちゃうし、自分からは絶対動けないです。
宮世 自分からはいかないの?
 いきません! 告白待ちして、してもらえなかったら、ご縁がなかったと思うようにします。
宮世 へ〜、真逆だ! ボクは当たって砕けろ精神なので。
 強いなぁ。
宮世 わからないじゃないですか、本音って。むずかしいですけどね。でも、原さんの気持ちもわかりますよ。
 寄り添ってもらってありがとうございます(笑)。だから私、できるだけ考えないようするタイプかも。恋愛ごとで脳が支配されるのがイヤ。
宮世 そうなんだ。
 お仕事とか、やるべきことに集中したいのに、あることないこと考えたりする時間はムダだなって思ってしまうので。
宮世 恋愛観、真逆ですね!
 全然ちがいますね!


学生時代、先生に目をつけられていたのはどっち!?
今ふたりが“恋わずらい”してるモノも教えてもらったよ!

――おふたりは、学生時代どんなコでしたか?
宮世 いらないことばっかりしてました。友だちとケンカして、先生に怒られて。教科書を忘れて、先生に怒られて(笑)。生徒会長とかするような優等生タイプではなかったです。
 どんなケンカだったんですか?
宮世 くだらないですよ。カンチョーされて怒ったり。
 うふふ!
宮世 男のコってなんでああいうことするんだろうね?
 やるよねぇ。
宮世 とにかく、事件が絶えなかったです(笑)。
 私はわりと真逆です(笑)。わりとマジメにやってました。提出物とかもちゃんと出しますし、目をつけられないように過ごしてました。
宮世 へ〜、いいね!
 でもべつに“めっちゃいい子!”とかだったわけじゃないです。やることだけはやるって感じ。すごくイヤな生徒だったかもしれないけど、テスト前は先生に「どこが出ますか? え、これが出るってことですか? これと似た問題ってことですか?」って、めちゃくちゃ問い詰めて聞いてた(笑)。先生にはめんどくさいなって思われてたと思います。
宮世 逆に目をつけられてたりしてね(笑)。

――映画のタイトルにちなんで、“恋わずらい”と言えるくらいハマってるものはありますか?
宮世 ボクは“寝るわずらい”! とにかく寝たいです。最近、クマ(🐻のイントネーション)ができちゃうんですよ。
 クマ…🐻? かわいいねぇ。クマができちゃうの?(笑)
宮世 そう、クマができちゃうので(笑)。結構出やすい体質みたいで。だから、ちゃんと寝るわずらいにならないと! 10時間は寝たい!
 お〜、大きくでましたね。
宮世 ロングスリーパーなんです、ボク。5時間とか6時間だと、全然足りない!
 たくさん寝てほしい! 私は“整体わずらい”です。今整体にハマってて。首こりと肩こりが本当にひどくて、出会うメイクさん全員に「ホントに硬いね」って言われるくらい…。でも、整体に行き始めてから、ちょっとよくなりました♪ カラダが資本のお仕事なので、定期的に通うようにしてます!
――それでは最後に、Seventeen読者へメッセージをお願いします!
宮世 読者のみなさんは、今ちょうど「好きな人できた〜!」とか、恋愛のお話で盛り上がる年齢だと思うので、ぜひ『恋わずらいのエリー』を見て、恋愛気分を盛り上げてほしいですね。そして好きな人といいお付き合いをして、いろんな経験して、オトナになっていってほしいです!
 エリーとオミくん、ふたりのピュアな恋心がとにかくかわいくて。Seventeen読者の方々のように学生生活を送ってらっしゃる人はもちろん、親御さん世代も「こんな時期あったな〜」って思いながら楽しめる作品になってると思うので、ぜひこの春休みに、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです!

 

●Profile

★宮世琉弥 みやせ・りゅうび 2004年1月22日生まれ。宮城県出身。AB型。身長176cm。『恋する母たち』(2020)『君の花になる』(2022)『バリピ孔明』(2023)『映画 マイホームヒーロー』(2024)など、ドラマや映画に多数出演。2024年4月10日にアーティスト・Ryubi Miyase としてアルバム『PLAYLIST』でメジャーデビュー。

★原菜乃華 はら・なのか 2003年8月26日生まれ。東京都出身。A型。身長161cm。子役時代から数々の作品で活躍し、近年ではドラマ『真犯人フラグ』(2021)、『ナンバMG5』(2022)、大河ドラマ『どうする家康』(2023)、映画『ミステリと言う勿れ』(2024)などに出演。2024年冬には配信&映画『【推しの子】』に出演予定。

映画『恋わずらいのエリー』 ●公開中

原作:藤もも『恋わずらいのエリー』(講談社「デザートKC」刊)

出演:宮世琉弥、原菜乃華(W主演)
西村拓哉、白宮みずほ、藤本洸大・綱啓永
小関裕太

監督:三木康一郎
脚本:おかざきさとこ
音楽:林イグネル小百合
主題歌:NiziU「SWEET NONFICTION」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

配給:松竹株式会社

(C)2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 (C)藤もも/講談社
 

撮影/花村克彦 取材・文/二ッ屋絢子

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