エンターテイメント
2024.01.31

【2/25日(日)まで六本木で開催!】『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』。1980年代、ニューヨークの地下鉄駅構内やストリートをアートシーンに変えた人、キース・ヘリングって何者!?

アーティスト、キース・ヘリング。明るくポップなその作品は、Tシャツのデザインなどで目にすることも多いはず。今ではあたりまえになっている”ストリートアート”ですが、1980年代のニューヨークでのキース・ヘリングの活動がその先駆け。31歳という若さでこの世を去った彼が、アーティストとして活動した期間はわずか10年ほど。まさに駆け抜けるようなアーティスト人生と言えますが、彼の作品に込められたメッセージは、鮮度を失うことなく今もずっと人々を魅了し続けています。

キース・ヘリング(1958~1990)

1958年、アメリカ北東部ペンシルベニア州に生まれる。
1981年、ニューヨークの地下鉄駅構内の空いた広告板に貼られた黒い紙にチョークで描く「サブウェイ・ドローイング」を開始。その作品はニューヨーカーを魅了するとともに、アンディ・ウォーホールやジャン=ミシェル・バスキアらとともにカルチャーシーンを牽引し、国際的に高い評価を受けるように。
1983年、初来日。以降、1987年には東京都多摩市で500人の子どもたちと共同制作を行い、1988年には『ポップショップ東京』をオープンするなど、日本に繰り返し訪れた。
世界各地での壁画制作やワークショップ、HIV・エイズ予防啓発運動や、児童福祉活動を積極的に展開。
1990年、エイズによる合併症で死去。享年31歳。
 

ストリートアートの始まり「サブウェイ・ドローイング」が東京に集結!

《無題(サブウェイ・ドローイング)》

キース・ヘリングはニューヨークの地下鉄駅で、ふとあるスペースに目がいきます。次の広告が貼られるまでのわずかな期間、広告の下地にする黒い紙だけが貼られているだけのスペース。”ここに描けば、みんなが見てくれる”と、ひらめきました。その黒い紙にチョークで描く「サブウェイ・ドローイング」の始まりです。

しかし、公共施設へのグラフィティは違法行為。そのため、ものの数分で仕上げるとすぐに地下鉄に飛び乗って、また別の駅へと向かいます。警官に見つかって捕まらないように! そんな、素早くシンプルな線で描かれた、光り輝く赤ん坊、吠える犬、光線を出す宇宙船などの作品は、ニューヨーカーたちの間で話題になり、そして多くの人を魅了しました。それこそがキース・ヘリングが、アーティストとして世界に羽ばたく最初の一歩でした。

1980年から始まったこの「サブウェイ・ドローイング」は約5年間続き、作品点数は数千点とされていますが、とはいえ、無許可の活動のため、その作品はほんの数日や数時間ではがされてしまう運命でもありました。また、紙質や技法の特性から、管理も難しく、所在が不明なものがほとんどです。

本展では、なんとそんな「サブウェイ・ドローイング」が、日本初公開5点を含む、合計7点が勢揃いします。なんと、当時実際にキース・ヘリングが地下鉄の空きスペースに描いた作品を間近で見られるんです!
 

ポップアートがカルチャーにパワーを与えた時代。

社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後まで闘い続けたキース・ヘリング。そのメッセージは、現代社会でも人々の心を揺さぶります。明るいポップな作品は見ているだけでも楽しい気分になれるのと同時に、キース・ヘリングという一人のアーティストの人生を知ることでより深く興味が持てるはず。

日本に特別な想いを抱いていたというキース・ヘリング。『ポップショップ東京』で販売されていた扇子や、1988年の来日時に東京・表参道でのパフォーマンスの映像も会場では見ることができるのです。キース・ヘリングの様子はもちろん、80年代の街の様子や当時の若者のリアルなファッションは見る価値あり!

東京展スペシャルサポーターとして音声ガイドナビゲーターをしているのは、俳優の磯村勇斗さん。磯村さんのお気に入りの作品は、《楽しさで頭をいっぱいにしよう!本を読もう!》なんだとか。ぜひ音声ガイドも聞いてみてください。
そして、オリジナルグッズのチェックも忘れずに! ここでしか買えない展覧会オリジナルグッズがいっぱいあります。

《アンディ・マウス》

丸い大きな耳のこのキャラクターは、キース・ヘリングが幼少時から影響を受けたミッキーマウスと、ポップアートの代表的作家のアンディ・ウォーホールの融合体。

《レトロスペクト》

キース・ヘリングがよく描いてきたモチーフが24コマの画面で構成された作品。

右端の作品《沈黙は死》は、社会の無関心を告発するため、1989年に制作。タイトルは、エイズ予防啓発運動団体ACT UPが製作したポスターのキャッチコピーから転用された。

《楽しさで頭をいっぱいにしよう!本を読もう!》

1988年にニューヨーク公共図書館の依頼で、識字率向上のために製作されたポスター。(磯村勇斗さんのお気に入り作品!)
 

キース・ヘリング展 アートをストリートへ

<東京会場>
会期:〜2024年2月25日(日)まで
会期中無休
開館時間:10:00〜19:00 金曜日・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
会場:森アーツセンターギャラリー[六本木ヒルズ森タワー52階]
入館料:一般、大学生・専門学校生 2,200円(税込)
   中高生 1,700円 (税込)
   小学生    700円 (税込)
※事前予約制(日時指定券)を導入しています。各時間の枠に余裕がある場合、チケットカウンター(六本木ヒルズ森タワー3階)でも当日分のチケットを販売します。そのほか、各種プレイガイドでも、入場時間の直前までチケットをお求めいただけます。

公式X(旧Twitter) https://twitter.com/asahi_kh2023_25

主催:朝日新聞社、フジテレビジョン、東映
特別協力:中村キース・ヘリング美術館
協力:ぴあ
後援:J-WAVE
お問合せ:050-5541-8600(9:00〜20:00 /ハローダイヤル)

<巡回情報>
2024年4月27日(土)〜6月23日(日) 兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリー
2024年7月13日(土)〜9月8日(日) 福岡市美術館
2024年9月〜11月(予定) 名古屋会場
2024年11月〜2025年1月(予定) 静岡会場
2025年2月〜4月(予定) 水戸会場
 

All Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation」 構成/鹿住恭子

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