嘘のつけない営業マンが帰ってくる！山下智久さん主演ドラマの待望の続編『正直不動産スペシャル』＆『正直不動産２』

たくみな営業トークでつねに成績ナンバー１だった登坂不動産の営業マン。ある土地で祠（ほこら）を壊した祟りで嘘がつけなくなってしまい、正直すぎる発言の連発で仕事でも私生活でも大波乱!? 不動産業界を舞台にした面白くってためになる、人気のお仕事コメディの待望の続編の放送がスタート！ドラマの主人公を演じる正直営業マン・山下智久さんと、後輩社員・福原遥さんから、ドラマの見どころと撮影現場の様子を聞いたよ。ドラマでも笑えるシーンがいっぱいだけど、撮影現場でも笑いがあふれているみたい！

キャラの濃い生徒のいる学校みたいな、笑いのたえない撮影現場！

Q.　『正直不動産スペシャル』『正直不動産２』と続編が放送開始ですね。

山下「同じ役をもう一度演じさせていただけるというのは、俳優業をしていて一番嬉しいことです。楽しく撮影させていただいています」
福原「私はこの作品も、現場も、月下咲良という役を演じるのも大好きで、スペシャルと第２シーズンのお話を聞いたときには本当にうれしかったです」
山下「みんなとは久々に会えてうれしかったんだけど、あんまり久しぶりな感じがしなかったね」
福原「はい、すぐに戻れましたね」
山下「第１シーズンからご一緒しているスタッフもキャストもすごく明るくて、いい雰囲気で撮影させていただいてます。ロケも多いんですけど、行く先々の地元の商店街でおいしいものを購入して、みんなでシェアするのも一つの楽しみになってます。先日の商店街では福原さんがみんなにみかんを差し入れしてくれましたね」
福原「本当に楽しくて、笑いがたえない現場なんです」
山下「誰かがムードメーカーというより、それぞれみんな、いい意味で自由に楽しんでます。学校みたいだよね。キャラの濃い人たちの多い学校（笑）」
福原「そうですね、個性豊かな生徒たちのいる（笑）。みなさん優しいですし、あったかい現場です。作品もコメディっぽいので、現場の雰囲気もそのまんま。ちょっとふざけたりとか、ちょっとしたことでお腹抱えて笑ってたり（笑）。今回の撮影の初日に、大河部長を演じるシソンヌの長谷川さんが、これからがんばりましょう！と挨拶をした後にイスに座ったら、ビリッと衣装のズボンが破れて。初日早々、みんなで笑いました（笑）」
山下「アドリブも結構ありますね。毎日どっかにアドリブが入ってる。長谷川さんは、どんなアドリブの球でもキャッチして返してくれて。その辺も現場の雰囲気の良さが投影できてるんじゃないかな」
福原「確かにそうですね！」

嘘をつこうとする永瀬に吹く“風”にも、バージョンがいろいろ!?

Q.　第２シーズンということで役柄との向き合い方に変化がありますか？

山下「永瀬財地という役はもう自分の中で身についている部分があリます。なので、永瀬自身というよりは、永瀬のお客さまとの向き合い方みたいなものを自分の中で重視しながら演じています」
福原「私の演じる月下は営業成績で１位になったり、永瀬先輩の部下として第１シーズンからどんどん成長しています。今回初めて後輩もできるので、月下の成長している姿をちゃんと見せていけたらいいなと思います」
山下「永瀬が嘘をつきそうになると風が吹いて、本音を言わざるを得なくなるんですが、スタッフさんの技術力もすごく上がってて、風の命中率も100％に近い（笑）。第１シーズンの時の方が風あたりも強かったけれど、今はもう何も感じなくなって（笑）。阿吽の呼吸で風を受けていて、どの角度からきてもらっても大丈夫なようになっています。その風にも、一番ベーシックなファンで飛ばすもの、うちわでのそよ風バージョン、そして巨大扇風機と種類があります！いろんなバージョンで試行錯誤しながら風を吹かせてもらっていますので、そこにも注目してください！」

登坂不動産にも新しい風が吹く！

Q.　後輩の十影健人役で板垣瑞生くんが登坂不動産に新しく仲間入りですね。

山下「瑞生くんはおもしろいですね。天然なとこがあるよね（笑）」
福原「ありますね（笑）」
山下「愛嬌があってね」
福原「可愛い弟キャラです。でも役柄の十影には、月下は振り回されます。新しい風というか、登坂不動産のいつもの空気とは違うので、最初はみんな、え〜!？という驚きから始まりましたね」
山下「十影のことだけじゃないけれど、ジェネレーションギャップがあるとカルチャーも違うこともある。でも、これからの時代は上の世代が学ばせてもらうことも多いんじゃないかと思う。上の人がシャットダウンすることなく、お互いに学べるものがあると向き合っていくことが大事なんじゃないかな」

Q.　理想の上司ですね！

山下「いやいやいや」
福原「はい、甘えさせていただいてます（笑）」

「永瀬の馬鹿正直さに憧れがある」「私も月下みたいになりたいです」

Q.　演じている役に共感する部分はありますか？

山下「シンプルに自分の夢を真っ直ぐに追いかけていく、永瀬の馬鹿正直なとこは、共感というより憧れのようなものを強く持っています。ただ、正直すぎて要領の悪いところがあるので、そこはもどかしい。もっとこうしたら営業成績１位を取れるのにって思うことがあります。でも、そこを含めて彼のキャラクターの良さなのかなと思っています」
福原「月下はカスタマーファーストが誰よりも強いので、自分もそうなりたいなと思います。ちょっと抜けてるところとか、ふざける時はふざけるというとこが、演じていて自分に近しい部分があるなとも（笑）。月下は結構お酒を飲んで、酔うと永瀬先輩にからむんですが、そこはちょっと私にはないとこかな（笑）」

登場人物はみんな個性的で引き込まれるキャラばかり！

Q.　濃いキャラがたくさん登場しますが、個人的な推しキャラを教えてください。

福原「私は黒須（松田悟志）さん！」
山下「やっぱり！僕も黒須さん」
福原「登場シーンから強烈すぎです。『正直不動産』はみんなキャラが濃いなぁと思ってきたんですけど、こんなに強烈な人がいたんだ！って衝撃で笑いが止まらなくなりました（笑）」
山下「濃いキャラがまだいたんだって感じだよね」
福原「最後まで感動ストーリーなんですけど、それさえもおもしろくなっちゃって（笑）。可愛らしいキャラというか、ちょっと追いかけたくなっちゃうような、気になる存在です」
山下「僕も同じなんだけれど、とにかく濃厚で、インパクトがすごくあるキャラです。でもその中に、つぶらな瞳の可愛らしさもあって、どんな人なんだろうって探りたくなるキャラ。あとは、ディーン・フジオカさん演じる神木。ある意味、猟奇的な部分もあるので、そこにいたったのにはどんな物語があるんだろうって思わされます。登場人物がみんな個性的で、引き込まれるキャラクターが多いんです」

「家族で見られる、笑って泣けて、とてもためになるドラマです」

Q.　では読者にぜひメッセージを！

山下「家族で見られる、笑って泣けて、とてもためになるドラマです。今の時代、発言に気をつけなきゃいけなかったりとか、コンプライアンスとか色々あって、正直生きにくいなと思ってる人もいるんじゃないかと思う。永瀬は嘘がつけない男なので、本音で生きていくという爽快さや気持ちよさを感じてください」
福原「お仕事ドラマとして、正直に人のために働くことのやりがいを感じられる作品です。月下はみなさんと歳が近い部分もあるのかなと思います。こんなに一生懸命だとお仕事って楽しめるんだなって、みなさんにも感じてもらえたらいいな」
山下「不動産とかって、みなさんにはちょっとまだ現実的じゃないかもしれないです。でも、早く知っておいた方が勝ちます（笑）。どこに住むかとかは、誰でもいずれは直面することで、それは避けられない。今は興味はなくっても、コメディタッチのこのドラマはすごく見やすいので、不動産について学ぶのにもすごくいいと思います。ぜひ、早めに不動産のことに興味を持ってもらえたらいいなと思います」

PROFILE／やましたともひさ●1985年4月9日生まれ、千葉県出身。『SHE HEAR LOVE 〜見えなくても聞こえなくても愛してる〜』（Amazon Prime Video）、米仏日共同制作ドラマ『神の雫/Drop of God』（Hulu）が配信中。24年４月スタートのドラマ『ブルーモーメント』（フジテレビ）に主演。

PROFILE／ふくはらはるか●1998年8月28日生まれ、埼玉県出身。昨年の連続テレビ小説『舞いあがれ！』で主演を務め、今年の夏ドラマ『１８／４０〜ふたりなら夢も恋も〜』（TBS）に出演。W主演の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が現在全国で公開中。

１／３（水）にスペシャル放送。翌週から第２シーズンがスタート！

＜ストーリー＞

やり手の不動産営業マン・永瀬財地（山下智久）は、ある日、祠（ほこら）と石碑を壊した祟り（たたり）によって嘘がつけなくなり、正直さだけを武器に公私ともに悪戦苦闘の日々を送っていた。かつて、自分の家庭崩壊を、登坂社長（草刈正雄）に救われ、この仕事を志した永瀬財地。悪徳な不動産屋によって家族が崩壊した過去を持つが、“カスタマーファースト”で頑張ってきた月下咲良（福原遥）。
ある日、永瀬は自分から家を買ってくれた親友が、その家を手放す危機にあることを知る。また、月下はかつて「原野商法」でだまされた祖父に、再び魔の手が迫っていることを知る。大切な人を救い出すべく、それぞれに奮闘する永瀬と月下だったが……。