エンターテイメント
2022.08.14

おかえり♡こさかな!独占インタビュー <前編>

みんな、お待たせしました♡ 去年の6月からおやすみに入っていた“こさかな”こと、 小坂菜緒ちゃんがSTに帰ってきたよ! 今のこさかなを知れるロングインタビュー、しっかり読み込んでね。 

 ひさしぶりのSTの撮影は以前と変わらずアットホームなあたたかい雰囲気で、すごく楽しかった! スタジオに入る前までちょっと緊張もしてたけど、スタッフさんが写真集『君は誰?』のかたたちだったこともあって、安心して撮影できました。STの撮影はお洋服もメイクも本当に可愛くて、撮影中は自分がとびっきり可愛い女のコになった気持ちになれるから、私は幸せ者(笑)。衣装が、私の好きな色のうすいパープルだったのもうれしかったな。これからまたST㋲として、おもいっきりSTをもりあげていきたいなと思っているので、ST読者のみなさん、これからも小坂菜緒をどうぞよろしくお願いします。

  おやすみ中もつね日ごろからマッサージはしていたけど、昨日はいつもより時間をかけて念入りにやったよ(笑)。マッサージ以外にも、美容面や体型維持は、休養期間も休まず継続。それは、私の中で“絶対に戻る”っていう明確なビジョンがあったから。戻ったときに、前までと変わらないくらいをキープするか、それ以上の状態にしておかなくちゃっていう意識はずっとあったかも。食べすぎたなって翌日は食べる量をひかえめにしたり、天気がいい日はお母さんと散歩をしてみたり、夜寝る前にストレッチをしたり。ただ、そうは言ってもおやすみ前よりはちょっとゆるめ。いつもよりも好きなときに好きなものを食べて、お部屋で何もせず、何も考えず、ただだら〜っとすごしたりしてました。14歳でけやき坂46のオーディションを受けてからずっと走り続けてきたからこそ、おやすみの期間は“1日ってこんなに長いんだ!”って思うことも多かったな。今まであまりすることがなかった昼寝の素晴らしさも知りました。日中の明るい時間にするお昼寝、すごく心地いい(笑)。ただ、ゆったりした時間をすごしていたぶん、体力はめちゃめちゃ落ちた……。電車の乗り換えで、駅構内の階段を1回上り下りしただけでめっちゃ息切れ……そのままホームで電車を2本見送ったことがあったほど(笑)。それをメンバーの渡邉(美穂)に話したら大爆笑してたし、自分でも笑っちゃった出来事。復帰してお仕事をする中で体力は少しずつ戻ってきてはいるけど、たった1曲おどっただけで家に帰るとぐだ〜ってなっちゃう自分がいるから、今後のためにも、もう少し体力をつけていかないとだね(笑)。

 おやすみ中に欠かすことができなかったのが、音楽。家でただぼーっとするときも音楽はつねにかけていたんだ。特によく聴いていたのは、ボカロ(ボーカロイド)の楽曲。もともと小学生のころから好きなジャンルではあったけど、このおやすみ期間によりいろんなクリエイターさんのボカロ曲を聴くようになったよ。好きな楽曲は……たくさんありすぎるな(笑)。おやすみ期間中の自分の心境的にも刺さったっていう意味でいうと『Connecting』という曲。この曲は、初音ミクや鏡音リンといった複数のボカロが歌っているんだ。メロディーがいいのはもちろん、歌詞がすごく好き。ボカロからクリエイターさんに向けての想いがテーマになっていて、歌うことの意味だったりとか、音楽にふれることへの想いがたくさん描かれているの。1期生のみなさんをみて“私もあんなふうにキラキラしたい”って思っていたときの気持ちと重なる部分があって、すごく背中を押してもらえた曲。そしてもちろん、日向坂46の曲も聴いてました! おやすみ期間中に発売された『ってか』に収録されている『アディショナルタイム』という楽曲が好きで。まだCDで音源を聴く前に、たまたま入ったお店の有線で流れていたのが初めて聴いたタイミングだったんだよね。知らない曲だったけど「あれ、これ日向の曲じゃない?」って声でわかって(笑)。自分が参加していない楽曲だけど、メロディーが好きでよく聴いてた!  

 日向坂46の活動は、ライブを一度みに行ったり、テレビ番組を家族といっしょにみたり、すべてではないけれど追っていたよ。メンバーとも“こんど、○○行こうよ”とか“今日はこんなことがあってね”とか連絡をひんぱんにとってはいたんだ。そんな日々の中で、“はやく復帰しないと”ってアセったり、気持ちが落ち込むこともありました。おやすみ中、日向坂46としては全国ツアーをやっていて。ライブの中で私がセンターで立たせていただいてた曲は、他のコが代理でセンターに立ってくれていたんだ。その姿をみてメンバーが本当に頼もしいと思うのと同時に、“私じゃなくてもいいのかな”と思ってしまうことも……。歌番組でのパフォーマンスよりもライブのほうが、よりそう思ってしまう瞬間があったかも。日向坂46になる前、けやき坂46というグループ名だった時代から“私たちはライブがいちばん!”という思いがあった。だからこそ、自分が出られていないライブをみたときにアセりが出たんだと思う。“もう他のコにまかせちゃえばいいか”って。でも、そんなときに支えてくれたのも、やっぱりメンバーだった。“小坂が真ん中に立ってるところがみたいよ”って連絡をくれて、すごくうれしかったし、その想いにこたえられる自分でいたいと思えた。そして、おひさま(日向坂46ファン)にもたくさんたくさん支えてもらいました。おやすみ期間中、直接お話はできなくても、公式アプリ『日向坂46メッセージ』に届く、おひさまからのファンレターは読むことができて。応援のメッセージはもちろん、みなさんの近況報告だったり、“今日行った場所の景色がきれいだったよ”って送っていただいた写真をみたり、離れていてもつながってる感覚がずっとあったから、“こんどは私がおひさまをよろこばせるぞ”って気持ちを忘れないままでいられた。復帰をお知らせしてからはたくさんのおひさまから“待ってたよ!”ってあたたかいメッセージをもらえたのも活力になった。約9か月もおやすみして、みなさんをお待たせしてしまったから、 “応援するのやめちゃったりしないかな”って不安もあったんだ。あたたかなおひさまがいるからこそ、私はアイドルでいられるってことをあらためて実感できた。

Tシャツ¥1099/WEGO ブラウス¥4190/ナディア フローレス エン エル コラソン スカート¥8980・サンバイザー¥4200/Treat Ürself ルミネエスト店 サンダル¥8690/RANDA

あらためて、おどろくほど美しくまぶしいこさかな……最強でしょ♡ インタビューは後編に続くよ! お楽しみに。

撮影/藤原宏(Pygmy Company) スタイリスト/北川沙耶香 ヘア&メイク/北原果(KiKi inc.) モデル/小坂菜緒(STモデル) 文/上村祐子 (Seventeen2022夏号)

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