木音がミスST2019に落ちたときのこと、語ります。

「2019年にもミスSTを受けてて、そのときは最終選考にも残らなかったの。最終選考に残ったファイナリストたちがのるSTを見て、前に専属だった雑誌から＂あんきの＂ってコンビ名で仲よしだった（田中）杏奈や、同じ雑誌のモデルだったこっちゃん（瀬戸琴楓）が残ってるのを知ったんだ。＂ここにのってるみんなは、ST㋲になれる可能性があるけど、私にはないんだ＂って思い知って、そのときはただくやしい気持ちしかなかった。泣いたし、１週間くらいは落ち込んでたな。

でもそんな私に、お母さんが『泣いてくやしがってても、今年ミスSTになれるわけじゃないんだから、現実を見て、来年に向けてがんばればいいんじゃない？』って声をかけてくれたの。＂本当にそうだな＂って思えて、そこからは＂来年のために１年間がんばろう＂って前向きな気持ちに切り替わっていったかな。

でも、新ミスSTのおひろめで、実際に杏奈やこっちゃんを見たときは、やっぱりすぐには連絡できなくて……。＂あんきの＂の友情は絶対こわしたくないって思ってたし、２人に素直に『おめでとう』って言ってあげられない自分もイヤで……。何より杏奈は私に気をつかってもっとつらいかもしれないって思ったの。

だから少したってLINEでお祝いを伝えられたときは、気持ちが軽くなった。杏奈からは『連絡来ると思ってなかった。ありがとう』って返信がきて♡　＂さすが杏奈！＂ って思ったよ。だからこそ、次の年には杏奈やこっちゃんと同じSTモデルになれるように、私もがんばらなきゃって！」

「2019年のときは、やれることはすべてやったと思ってたけど、実は肌荒れに悩んでたし、歯並びもコンプレックスだったの。前の雑誌では笑顔をホメてもらえてたんだけど、自分では歯並びが気になって、正直笑顔に自信が持てなかったんだ。写真を見ても、口元が気になっちゃうし……。

でも矯正はお金もかかるからと自分の気持ちをごまかしてたけど、せっかく１年あるならと、お母さんにお願いして矯正をさせてもらったの。そのおかげで、今は心からの笑顔ができてると思う♪　

あとダイエット面でも、もともとそんなに太るタイプではないけど、好きなものをガマンしたり、少しヤセなきゃって思ってるときのほうが、逆に太っちゃうってことに気がついて。次のミスSTオーディションのためにって自分にプレッシャーをかけるんじゃなくて、ストレスをためずに、ずっと続けていける方法で体型を調整していこうと。バランスよく食べて、甘いものも食べたいと思ったらガマンはしない。でも食べすぎだけは注意するって心がけてたら、気持ちものびのびできたし、体調もよくて♪　

そうやって１年過ごしたおかげで、ミスST2020で合格できて、杏奈とまた＂あんきの＂として企画をしてもらえることが、本当に夢みたい♡　せっかくSTモデルになれたんだから、みんなに応援してもらえるように、これからもっと自分を磨いてがんばります！」

しっかり前を向いたからこそ、夢が叶ったんだね。木音の笑顔をたくさん見せて♡

撮影／浜村菜月（LOVABLE）　ヘア＆メイク／サイオチアキ（Lila）　モデル／藤村木音（STモデル）　構成／上野涼子　※モデルが着用しているものは私物です。