【まゆう卒業式レポート】花恋ちゃんの“送辞”を全文公開するよ

まだの人は、まずこの動画を見て！　1分54秒あたりから卒業式の様子をお伝えしているよ。こちらには花恋ちゃんからの送辞、そしてまゆうの答辞を全ては収録できなかったので、文字にしてあらためてお届けするね。

「真悠へ。出会ってから６年が経ちました。こうやって送辞を読むことになったけれど、思い出がたくさんありすぎて、伝えたいこともありすぎて、正直何から話していいかわかりません。でもやっぱり最初の一緒の撮影がすごく印象的でした。桃ちゃん（田辺桃子）と真悠と明日香ちゃん（川津明日香）と私の４人で原宿ロケでしたね。真悠は私よりも実は一年後輩で、一日中ずっと敬語で、こんな距離があったら仲良くなれないのかなぁなんて思ったけど、“ゲラーズ”の連載をしたり、海外ロケに行ったり、一緒に番組のMCをやったり、お仕事のきっかけにも恵まれて、真悠との距離がどんどん縮まっていってすごく嬉しかったです。気がつけば隣に真悠がいるのが自然で、当たり前なことになっていました。間近で見る真悠から、いつもいつも刺激をもらってました。
　出会った当時の真悠はずっと緊張していて、一生懸命笑っているスポーツ少女！ 妹！ っていう存在で。私もあんまりモデルっぽくなかったし、そういう真悠といたから『これでいいのかも』と思っていたときもありました。でもたくさんの先輩方が卒業されていく中、私とは違って真悠はすごく努力をして、見た目もポージングも私服もどんどん魅力的になって、どんどん輝いていく姿に刺激をもらって。『あ、私もこのままじゃいけないな、もっと真悠みたいに頑張らないといけないな』って。そんな気持ちをもらいました。後輩モデルやST読者の子が『真悠ちゃんみたいになりたい！』と言うのを聞いて、嬉しくて、私も真悠みたいになりたいと思ったんだけれども、でも真悠を近くで見てきたからこそ、絶対になれないなって。真悠がモデルとしても人としてもたくさん勉強をして、自分の好きなものと自分に合うものを選び、楽しみながら、戦いながら、努力していることをすごく感じていたからです」

「そういう真悠の努力の仕方を、みんなが真似してくれたらいいなと思います。ずっと一緒に笑いながら撮影をしてきた真悠が卒業しちゃうことに、なんだかまだ『寂しい』とかまでは正直、たどりついてなくて。でも、真悠の想いとか、姿みたいなものをこれからのSTモデルたちに繋げていけるように、私はもうちょっとここにいて伝えていきます。 
　いろんな景色を見せてくれてありがとう。STを引っ張ってくれてありがとう。強くて優しい真悠がこれからも心の底から笑い続けられるように、そばで応援していきます。お疲れさまでした！ 」

真悠「まずみなさん、お時間をいただいてありがとうございます。６年間ちょっとSTモデルでいて、たくさんのものをもらってきたのに、今日の最後の最後でも嬉しい言葉をたくさんいただいて、こうやって集まってくださって… とっても幸せ者だなと思いました。 本当に長い間… こんなに泣くつもりなかったし、私！」

花恋「私もだよ！（笑）」

真悠「想定外のことが起きると人間ってこうなるんだな、って思ってるんですけど（笑）。すごく楽しい思い出もいっぱいあるし、それと同時に大変だったこともあって。でも私服の企画とか、大変なぶん見てくれる人たちがいるわけだし、ちゃんと応えなきゃいけないなと思いながら頑張ってこれたのかなって。これから、私たちより年下のモデルたちもやっていかなきゃいけないことだと思うので──あんまりおしゃべりとか、撮影でいっぱい話しかけたりできなくて後悔してるんですけど、自分が楽しいやり方、自分らしい表現の仕方を見つけてどんどん発信して、 STを盛り上げていってもらいたいなと思います。 で、花恋には… 私が先に卒業すると思ってなかったよ（笑）」

 花恋「私も思ってなかったんだよ〜！　え、真悠が先ですか？ って５回くらい聞いたんだから！（笑） 」

真悠「そうね〜。でもこんなにたのもしい先輩がいらっしゃるから、私が卒業しても、どんどん『よう先輩！』って感じで話しかけてもらえたらと思います。私みたいに、なかなか自分からいけない人もいるので（笑）。
　私もまだ寂しいという感情がわいていなくて、本当に終わってしまうのかなって思ってるんですけど、これからもSTモデルのみんなが出ている作品を見るし、もちろんSTも見るし。女優としては先輩になる子もたくさんいるので、他の現場で会ったらお話ししてくれると嬉しいな、って思います。かわいいみんなが大好きです♡　ありがとうございました！」

以上、涙なしには読めない大友花恋のメッセージと、オンラインで見守った後輩たちにむけて横田真悠が語った、愛がいっぱいの最後の言葉でした。読者のみなさん、これからのまゆうを、STと共にずーっと応援していこうね！

構成／小笠原 杏