おうちで新作映画を予習！【小説で味わう映画の世界】

住野よるさんの青春小説。人に近づきすぎないことを心がけてた大学1年の田端楓が出会ったのは、空気が読めない発言を連発して、まわりから浮いてるけど、誰よりまっすぐな秋好寿乃。秋好の理想と情熱を知って、2人で秘密結社を作ることに。それから3年、田端の隣に秋好はもういなくて……。主人公の田端を吉沢亮くん、秋好を杉咲花ちゃんが演じる実写映画は8月28日公開予定！　原作小説は6月12日に文庫版が発売されるよ。

『青くて痛くて脆い』住野よる　￥1400／KADOKAWA

中村倫也くん主演映画の小説版。身体はひとつだけど、性格も個性も違う「7人の僕」が曜日ごとに入れ替わって生きてる青年。その中の「火曜日」担当がある日目覚めると、世の中は水曜日！！　最初はいつもと違う日常にワクワクだった「火曜日」だけど、だんだん不穏な気配を感じ取り、その気持ちは驚きと恐怖に変わっていって……。映画は現在公開延期に。恋愛サスペンスのラスト、先に小説で読む？　ラストはあえて映画まで待つ？

『水曜日が消えた』本田壱成　￥690／講談社

大学受験を控えていた高校生・濱田清澄は、ある日、全校集会で一年生女子のいじめを目撃。いじめにあってた一年生の女子を生徒がいじめに遭っているのを目撃。いじめられてた蔵本玻璃を助けることに。それをきっかけに距離を縮めていく2人だけど、やがて玻璃の素顔とともに清澄は事件の本質を知ることに……。予想を裏切る衝撃の恋愛ストーリー！　近日公開予定の実写映画では清澄を中川大志くん、玻璃を石井杏奈ちゃんが演じるよ。STモ・果耶ちゃんも出演。

『砕け散るところを見せてあげる』竹宮ゆゆこ　￥590／新潮社

構成／古川はる香