ライフスタイル
2020.05.03

アプリで編集部見学Part4(ラスト!!)★インスタでの質問に編集K&Tがお答え!

インスタで募集したST編集部への質問に、編集K(6年目)&編集T(4年目)がお答え! その名も「アプリで編集部見学」★ 4回続いたこの企画もついにラスト!(涙) 最後までたっぷりお話しします♡のでチェックしてねー!!

Q ST編集部で働いていて、一番うれしかったことは何ですか?

編集K:ST編集部に異動してきて(もともとはアラサー雑誌で働いてました!)初めての学園祭で、会場にきてくれた読者のみなさまの歓声を聞いたとき。Seventeenってこんなに愛してもらえているんだ、ふだんがんばっているページ作りをとおしてこんなに応援してくださるかたがいるんだと知って、うれしかったし、同時に責任重大!と思って震えました! あと、撮影のときに「Kさん担当の撮影だから楽しみにしてました♡」ってサラッとモデルさんに言われたときもうれしくて泣きそうでした!!(笑)

編集T:ピンポイントじゃなくて申し訳ないのですが、自分の担当企画が最初にイメージしていたものを超えて楽しく/かわいくできたときはうれしいーーー!ってなります! だから、いつもどうしたら企画がより良くなるかを考えてるし、編集長・副編集長・先輩がたや一緒に企画を進めるスタッフの方々に相談したりもたくさんします。

Q 雑誌作りで一番大変なことは何ですか?

編集K:早朝から撮影の日もあったり、夜遅くまで入稿・校了したりと、不規則な日々が続くと体力的につらくなるタイミングもあります……! 精神的に大変だなと感じるのは、全力でかわいい誌面にするにはどうすればいいのだろうって考え続けること。数学みたいに正解のある作業ではないから、答えのない道をただひたすら突き進むのは大変かもしれないです。答えに近づけるように、女子高生たちとたくさん話したり、SNSをパトロールしたり、いろんな雑誌読んで研究したり。でもこの大変さこそ、雑誌編集・ST編集の醍醐味だったりして……とも最近思っています!

編集T:Part2でお話ししたように大体3か月かけて1号分の雑誌を作るのだけど、それが常に3号重なって動いています! さらに1号の中でも、編集一人につき何企画かを同時進行しているので、特に最初の頃は頭が混乱したり、たまたま忙しい時期が重なって“わ〜〜”ってなったりもしていました(汗)。先輩の様子を観察したり、ときには相談したりもして、だんだんリズムや優先順位のつけかたもわかってきたけど、今でもプチパニックになることはあります(笑)。そんなときは、深呼吸しつつ、待ってくれている読者のかたのためにがんばろう!って気合いを入れ直しています!!

Q 雑誌を作るうえで気をつけていることはありますか?

編集K:1個前の回答ともつながっちゃいますが、編集部員はみんな大人でティーンじゃない。だからこそ、ティーンのコたちが読んでかわいくない、今っぽくないってならないように、すごく意識しています。自分の中だけで誌面作りを完結させない、と心に決めています! 企画自体がJKリサーチのうえで成り立っているけど、撮影中でも現場のモデルにコーデのどこがかわいいのかとかも聞き込みするし、最近のハマりごととかも聞く。自分(アラサー)の中のかわいいほど信じられないものは無いと思って、日々精進しています!

編集T:とにかく「読者目線」であること。一番はこれです! 私は新入社員の頃からST編集部にいるのですが、最初からほんっとーーに耳にタコができるほど言われてきた・自分に問い続けてきた言葉です。JKのみんなは新しいものへのアンテナも創造力もすごいから、流行はどんどん変わっていく。それを日々研究して、企画の提案をしているし、コーディネートひとつ決めるのにも「みんなが着てみたいのはどっちだろう?」って考えます! ちなみに昔のST誌面を見ると、今とはファッションもメイクも、デザインも紙の質もロゴも違うの!! 常に「読者目線」で変化し続けるってモットーは、昔から受け継がれてるものなんだなって気づかされます!!

Q 企画はどうやって考えているんですか?

編集K:JKに話を聞いたり、SNSをパトロールしたり! 街でスナップするときは、コーデの企画だとしてもファッション以外の流行や学校生活の話とかまで聞き込みます。あとは渋谷・原宿とかの滞在時間を増やしてお店をまわったりして、ティーンのマインドを少しでも取り込もうとがんばってる! ページの構成を考えるときは、そういうインプットや今まで作ってきた企画の経験を生かします。このページはここでこういう風にメリハリをつけたほうが読みごたえがあるな、とか。

編集T:企画を考えるのに通じることとして、よく「ファッションのトレンドはどうやって予想しているんですか」って編集部見学で聞かれるんだけど、それにはいくつか見ているポイントがあります! まずはブランドの展示会(次のシーズンに売り出す予定のアイテムを紹介してくださいます!上の写真は『WEGO』の春夏物の展示会の様子)、あとはモデルさんたちにどんなものに注目しているか聞き込み、それから読者取材でトレンドに敏感なコたちに意見を聞いたりもするよ。街中やSNSで、おしゃれでかわいいコを観察したりも! それらの情報をふまえて、ST読者のみんなはどんなアイテムが欲しいかな?、どんなテイストが着たいかな?とかをじっくり考えて企画を練っています!

ちなみに、企画会議では一人につき約30本の企画を提案するよ。その後、編集部内で相談しあって、雑誌の中でのバランスなどもふまえて、採用される企画が決定・担当編集の割り振りがおこなわれるよ!

Q こんなことやっとくと編集部で役立つよってことはありますか?

編集K:好きなものを見つけておくこと!! 具体的に何をやっておくべき、とかは特にないけれども、人としての引き出しが多い分には困りません! たとえば私は昔からラメのきいたキラキラコスメが大好きでめちゃくちゃ持っています。あと、むくみと聞くと心がざわつくので「ほぐし」「むくみ取り」と名のつくものは大体試してみているとか。高校時代は、まわりのコが誰も聴いていないアーティストにハマってライブに行きまくったり。一見くだらないように思えるじゃないですか!? でも実は全部、今の仕事に役立ってます! ありがとう過去の自分(笑)。

編集T:編集Kと同じく、好きなことを見つけて、それにのめり込んでおくこと!! 雑誌の編集は、読者の「好き」に寄り添う仕事なのかなって思うんです。そして、自分の好きなものがある人は、ほかの人の好きな気持ちにも寄り添える・共感できると思う!! あとは、その好きなことを語れるようにしておくと、さらに「伝える」お仕事である雑誌作りにつながる気がします! ちなみに私は舞台やコンサートを見ることと、ごはんのちょい足しを考えるのが好きです♡(上の写真は今まで見た舞台のパンフレットの一部!)

Q 編集部って見学できるんですか?

編集T:今はこのような状況もありお休みしていますが、ふだんは受けつけています! 詳しくは誌面の巻末読者ページをチェックしてね★

たっくさんのご質問、本当にありがとうございました!! 読者のみんなに楽しんでもらえるように、ST編集部一同、より一層がんばっていくよー!! これからもSeventeenをよろしくね♡

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