潜入ルポ! 校則を全廃した桜丘中学校に行ってきました★
全国からブラック校則を訴える声が届く中、東京都世田谷区立桜丘中学校では、なんと校則をぜ~んぶなくしたって情報。どうして校則をなくしたのか、撤廃してどう変わったのかを校長先生に聞いてみた! 実際に通っている生徒さんも直撃取材☆ みんなの参考になれば幸いです!!
校長の西郷孝彦先生にお話しを伺いました。
「みなさんと同じように私も学生時代から校則に疑問を持っていました。そして、教師になってから海外の学校へ研修に行き、日本の校則がいかに理不尽かを知ったんです。海外の学校にはルールはほぼありませんが、生徒達はきちんと勉強しているんですよね。むしろ日本では、厳しい校則のせいで学校に通えなくなる生徒が少なくありません。
そこで、校長になってから少しずつ校則をなくしていきました。すると生徒も先生も楽しく過ごせる明るい校風に! 自由でストレスがないせいか、生徒の学力もどんどん向上しています。子供というのは生まれながらに"よりよい自分になりたい"という気持ちを持っているもの。それを大人が信じ、校則で縛らず自由に勉強をさせる事こそ重要だと思っています」(西郷先生)
学校の中をのぞくと、すごく自由なフンイキ!
授業中の教室には、いろんな服装のコがいる!
授業中、ろう下にいてもOK! 集中するのがニガテなコや体調が悪いコなんかも安心だね。
桜丘中学校の生徒に突撃取材!
「服が好きだから自由にファッションを楽しめるこの学校が好き。自由だからこそ、“今日は式典があるからこういうコーデで行こう”とか考える力もついた気がするんだ。土曜のカジュアルデーは全員私服だから楽しい!」(光生くん)
「服装自由だけど、8割くらいは制服で行ってるかな。冬は制服のスカートにパーカやブルゾンを合わせるコーデが流行ってるよ。桜丘中は自由だからホントにおしゃれな友達が多いんだー。高校も絶対、校則のないとこを選びたい!」(左・優里奈ちゃん)
「スマホは持ち込みOK。「次の授業ではあると便利だから持ってきて」と先生に言われることもあるくらい。でも、ずっとケータイ見てるとかはないなぁ。この学校に通って、いつ使うべきかの判断ができるようになった!」(右・歩ちゃん)
自由だからこそ、自分がするべきことをしっかり判断して行動できるんだね。こんな学校が実際にあると知れて、なんか希望が持てそう!
撮影/細谷悠美 富田恵 イラスト/谷口菜津子 構成/衛藤理絵