11/12~11/18に発売されたコミックスの中から注目作品を紹介! 今回紹介するマンガは「思いがけない才能」を持った登場人物が活躍する作品ばかり。でもその才能も、持ってる本人が気づいてなかったり、自分以外の誰かによってもたらされたものだったり……。ワケありな才能がサクレツするマンガ、楽しんでみて♪

JKが幽霊の力を借りて小説家デビュー!?

人は誰でも知られざる才能が…!【新刊コミの画像_1
ノーベル文学賞候補と言われていた天才小説家の龍平ナヲキ。これこそ最高傑作!と思える小説を書き上げた直後に事故で死んでしまって……。この世でたったひとりだけ!ナヲキの姿が見えて会話もできる文学興味ナシのJK・すずの力を借りて再び小説を書くことに。ナヲキとすずの合作小説『還らない手紙』は新人賞をとることができる!? 接点がほぼないナヲキ&すずコンビ以外にも、濃いめのキャラ大集合の笑えるマンガです。
『グッバイ、ノーベル!』2巻 竹充ヒロ ¥591/小学館

宇宙からやってきた少女の正体は!?

人は誰でも知られざる才能が…!【新刊コミの画像_2
15年前に宇宙飛行士だった父親が惑星探査中に遭難。今は父の友達だった人が社長をしている宇宙船造船所で技師として働く砂鉄。ある日、父親が乗ってた宇宙船の一部と思われる物体が造船所に持ち込まれて、その中に人間の姿をした女のコを発見! 女のコは遠い星から来た宇宙人? それとも地球人? 謎だらけの女のコと砂鉄たちとの生活がスタート。砂鉄の父親の死も何か隠された事実がありそうだし、謎がいっぱいの日常系SFファンタジー。
『プラネットガール』1巻 大石日々 ¥591/小学館

自意識過剰すぎてしんどい!JKの生きる道

人は誰でも知られざる才能が…!【新刊コミの画像_3
まわりからは頭がよくて美人で、なんかすごい才能を持ってると思われてる明日川さん。でも実は、ぼっちごはんをごまかすために株の取引きで忙しいフリをしてたり、超自意識過剰でネガティブなだけだった! 自分をカッコよく見せる演技がうますぎて、それもスゴイ才能なんじゃ…?と思うほど。3巻ではついに明日川さんにもヤンキー系の友達ができそう!?
『死なないで!明日川さん』3巻 高畑弓 ¥450/講談社

何もなかった大学生が水墨画と出会う青春ストーリー

人は誰でも知られざる才能が…!【新刊コミの画像_4
墨を使って筆で描く「水墨画」。孤独に生きてた大学生の霜介は展示会設営のバイトで、偶然出会ったおじいさん(実は有名な水墨画家・篠田湖山だった!)から水墨画の才能を見出されて、弟子にならないかとスカウトされることに。水墨画のことは何も知らなくても、霜介と一緒にぐいぐいひきこまれていく感覚に。湖山の孫で水墨画家の千瑛をはじめ個性的な登場人物にも注目。
『線は、僕を描く』2巻 砥上裕將(原作、水墨画監修)、堀内厚徳(漫画) ¥450/講談社
構成/古川はる香