読書垢注目!みんなの大好き作家さんの【最新作】もう読んだ?
Twitterやインスタで読書のことだけつぶやいて、読書好きさんとつながる「読書垢」がじわじわきてる! リア友とは話せない好きな作家さんのことや、作品の感想をシェアできるのって楽しいよね。そんな「読書垢」でも投稿されてる人気作家さんの最新作を集めてみました。早速読んで感想を投稿しなきゃ!
死者と生きる人を「ツナグ」感動の物語続編!
一生に一度だけ死んだ人との再会を叶えてくれる使者「ツナグ」によって会うことができた人たちの物語を書いた『ツナグ』の続編。前作では「ツナグ」の見習いで、祖母から「ツナグ」の役目を受け継いだ歩美も、7年経って社会人に。歩美のところにやってくる依頼者たちは、やっぱり誰にも言えないいろいろな思いを抱いていて……。辻村さんが描く、人々の複雑な思いは共感しかない! あなたがいちばん感動したポイントはどこ?
『ツナグ 想い人の心得』辻村深月 ¥1500/新潮社
苦しくなるほどの「今」が詰まった短編集
朝井リョウさんといえば、「今」の世の中の空気感をがっちりとらえて、物語に込めるのがめちゃウマい作家さん。最新作も「生きる」ことをテーマに、今リアルに起きてること、みんなが感じてることが描かれた短編集。亡くなった人のSNSアカウントを探してしまう理由。働き方についてばかり考える人の気持ち。生まれる前の赤ちゃんを思う親。どれも「こういうことってあるかもしれない」と思える要素が。
『どうしても生きてる』朝井リョウ ¥1600/幻冬舎
常識を揺さぶるような感覚が待ってる!?
芥川賞を受賞した『コンビニ人間』は読んだコもいるかな。現実にはありえないぶっとんだ世界観の作品を得意とする作家・村田沙耶香さんの最新作は、これまた常識を揺さぶられるような短編集。本のタイトルにもなってる『生命式』は亡くなった人を食べるという新しいスタイルの葬式を描く物語。今までの「読書」とは全く違う気持ちや感覚を味わえるはず。これは誰かと共有したくなる!
『生命式』村田沙耶香 ¥1650/河出書房新社
構成/古川はる香