修学旅行前に彼ができなくても大丈夫! って安心させてくれるコイバナが届いたよん♪ 自分たちのペースでゆっくりと恋を育んだ、思わずほっこりする物語をどうぞ。

"とり残され組"同士のスローペースなラブ♡(莉々奈・高2)

逆転勝利⁉ ゆっくり歩んだラブストーリーの画像_1

3泊4日の長崎県への修学旅行。3日目にある自由時間をみんな楽しみに♪ 

男子も女子も、それまでに誰かとつきあっておきたいと必死(笑)。そのための即席カップルが誕生するのも、うちの学校の名物なんだ。

仲のいい舞も、学年の男子を物色中! もう一人の仲良しの芽衣は、すでに同じクラスの中島とつきあってる勝ち組。残る私は完全に"とり残され組"で、彼氏いない歴=年齢を更新中。だから、自由時間のことは「なるようになれ」って思ってた。

そんな、低め安定のテンションのまま、修学旅行をむかえることに。舞は、結局中島の友達の孝史といい雰囲気に♡ 日程どおりに、ハウステンボスや体験学習の和ろうそく作りも楽しんで、いよいよ3日目♪ 

結局、私たち3人と、中島、孝史、その友達の青木くんの3対3で行動することに。私に気をつかってくれたんだと思うけど、あきらかに2組のカップル+あぶれた2人って組み合わせで、気まずさも。青木くんとは同じクラスになったばっかりで、よく話したこともなかったしね。

でも、ポツリポツリと会話を進めるうちに、共通点が多いことが分かったの! 特にマンガの話では盛り上がって、心配していた3時間はあっという間に過ぎちゃった♪ 

そして、修旅前の即席カップルが別れ出す頃、私と青木くん改め、恭介はつきあうことに♡ 芽衣や舞には、初キスを急かされたけど、私はあせってなかった。私たちのペースで進展すればいいって♪ 

そのまま9か月がたった頃、待ち合わせにあらわれた恭介の様子がヘンな日が。私は「え、フラれる!?」って内心どきどき。ぎこちないままデートも終盤──

「そろそろ帰ろうか」ってときに、急に恭介が私の肩を抱き寄せて、「いい?」って言いながらキスしてくれたんだ♡ 

あとで聞いたら、「今日は絶対キスしよう」って決めて緊張してたんだって(笑)♪

話しをしてみたら意外と意気投合!ってこと、あるよね。みんなもチャンスを見逃さないで★
イラスト/tim 構成/上野涼子