6/4~6/10発売のコミックスの中から注目作品を紹介するよ! 雨が多い季節になって、ちょっと気分もどんよりしがちだけど、マンガを通じて日常と違う世界にトリップしちゃおう。思い切りぶっ飛べそうな設定のマンガ4作品をおすすめ!

「演じる」が「新しい自分」との出会いに

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人前でうまく話せないグズな自分がコンプレックスだったすばるは、転校した高校で学年トップのさわやかイケメン・千理との出会いをきっかけに演劇部に入部することに。「演じる」こと、演劇部の仲間と出会って、少しずつ変わっていくすばる。でも、気合い十分で出場した県大会のステージの上で、すばるに大ピンチが!! 演じることのスゴさを感じる高校演劇ストーリー。
『開演のベルでおやすみ』2巻 今越章了 ¥630/集英社

足が速いってだけで人生は変わる!!

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「足が速い」コって、それだけでクラスの人気者になれるもの。トガシも小学6年で100m全国1位っていう足の速さのおかげで、友達もクラスの居場所も手に入れたひとり。みんなから「オバケ」って呼ばれる転校生の小宮に走る才能を感じたトガシは、小宮に走りのアドバイスを。その結果、小宮は運動会で100m走1位に。でも「足が速い」ってことが、2人の運命を変えるきっかけに!! 高校生になったトガシと小宮は……!?

『ひゃくえむ。』1巻 魚豊 ¥620/講談社

どこでも役立つ特技……それは「人を笑わせること」

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ゲームとかファンタジー作品ではおなじみの召喚魔法。滅亡の危機状態だったある世界で召喚魔法によって救世主と間違って召喚されてきたのは落語家の楽々亭一福! ドラゴンとか戦士とか魔法使いとか……。ありえないものがいっぱいいる世界で、落語によってみんなのハートをつかむ一福さん。「おもしろい」って感覚は、国が違っても世界が違っても共通なのかなー。異世界と落語の意外すぎるコラボにハマる♪
『異世界落語』2巻 朱雀新吾(原作)、ゴツボ×リュウジ(漫画)、深山フギン(キャラクター原案) ¥620/KADOKAWA

「きのこ」だって学問の対象ですから

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あこがれの女子とキャンパスライフを楽しむために農業大学に入ったのに、まさかの「学部が違うからキャンパス別々」という現実! 入学早々ショックで傷心の天谷がキャンパスで出会ったのは不思議な小学生女子ときのこを愛する三枝教授。そのまま三枝教授から逃れられなくなってきのこ=菌類学に詳しくなっていくことに……。天谷と一緒にきのこと農大について学べるお得な(?)マンガ。
『三枝教授のすばらしき菌類学教室』1巻 香日ゆら ¥650/KADOKAWA
構成/古川はる香