わざわざ言わなくてもいいけどあえて言っちゃう! 今年の夏、暑すぎだからーーーーー!!! こうなったらインドアで楽しむ方向で読書もアリでしょ。読むとゾクゾクするようなミステリー本を選んで、気持ちだけでも涼しくなっとこ。

架空の記憶の中で出会った「幼なじみ」の正体って!?

暑い夏をゾクッとクールに!?【ミステリーの画像_1
手違いで架空の青春時代の記憶を植え付けられている孤独な青年・千尋。ある夏、架空の記憶の中にだけ存在する幼なじみ・灯花に会う。一度も会ったことがないはずの灯花の出現でとまどう千尋に灯花は「君は、色んなことを忘れてるんだよ」と……。「出会う前から続いていて、始まる前から終わっていた」千尋と灯花の関係。「運命の相手」って本当にいるのかな?
『君の話』三秋縋 ¥1380/早川書房

あなたの学校にも、見えちゃいけないものが……

暑い夏をゾクッとクールに!?【ミステリーの画像_2
お嬢様学校に入学した真矢はマイペースで怖がりな花音と仲良くなる。ある日、「幽霊が出る」とウワサのピアノ練習室で、宙に浮かぶ血まみれの手を見てしまう2人! その日から、手をつなぐと不思議なものが見えるようになった真矢と花音は学園にまつわる謎を解いていくことに。夏休み中、学校に行くのがコワくなりそうな6篇の青春ミステリ&ホラー。
『震える教室』近藤史恵 ¥1500/KADOKAWA

出会ってみたい!?おなじみの妖怪たち

暑い夏をゾクッとクールに!?【ミステリーの画像_3
アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手をすることになった真矢。「座敷わらし」を探すため、子どもが8人いる家庭に行って、スイカを食べる子どもたちを撮影すると、子どもが9人に!? カッパやテングなど、日本に昔から「いる」と言われてる「あやしいもの」の正体を求めて布目准教授と真矢は旅を続ける! 笑って泣いて「昔ながらの日本」についてちょっと考えるきっかけに。
『逢魔が時に会いましょう』荻原浩 ¥540/集英社
構成/古川はる香