全国の書店員さんが、自分で読んでおもしろかった&お客さんにもすすめたい!と思った本を選んで投票する『本屋大賞』。毎日たくさんの本にふれてる書店員さんが選ぶなら、おもしろいことまちがいナシ。2018年も4月10日に大賞作品が発表に。大賞以外のノミネート作品もあわせてチェック!

大賞受賞作は中高生に向けた作品に!

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大賞に選ばれたのは、学校で居場所をなくした中学1年の女のコ・こころが主人公の物語。ある日、部屋の中の鏡が光って、鏡の中の世界に入れるように。そこで自分と似たような境遇のコたちと出会って……。学校に行けないわけじゃないけど、居場所がなかったり味方がいなかったり、生きづらさを感じる人、みんなに読んでもらいたい!!
『かがみの孤城』辻村深月 ¥1800/ポプラ社

2位は去年から話題の「将棋」がテーマ

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将棋の世界を舞台にしたミステリーっていう意外な組み合わせの小説。埼玉県の山の中で見つかった白骨死体。残されていたのは将棋の駒!? 石破とプロ棋士をめざしてた過去がある佐野、2人の刑事が事件のカギをにぎる人物に会うため、将棋の試合が行われる会場に。謎解きしながら、今まで知らなかった将棋の世界をのぞき見できる小説。
『盤上の向日葵』柚月裕子 ¥1800/中央公論新社

3位はハラハラ&ゾクゾクのミステリー

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大学のミステリ愛好会に所属する葉村と明智は、同じ大学の探偵少女・剣崎を誘って映画研究会の夏合宿に参加。肝試しに行くと予想外の出来事が発生して、ペンションにたてこもるしかなくなる。そして夜が明けると部員のひとりが密室で殺されていて……。そこから発生する連続殺人、葉村と明智は謎を解いて生き残れる!? コワいけど続きが読みたくなる!!
『屍人荘の殺人』今村昌弘 ¥1700/東京創元社

気になる4位~10位は?

4位から10位までの作品もどれも注目作品ぞろい。タイトル&作家さんを紹介しておくね。

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★ 4位 『たゆたえども沈まず』原田マハ(幻冬舎)    

★ 5位 『AX』伊坂幸太郎(KADOKAWA)    

★ 6位 『騙し絵の牙』塩田武士(KADOKAWA)    

★ 7位 『星の子』今村夏子(朝日新聞出版)   

★ 8位 『崩れる脳を抱きしめて』知念実希人(実業之日本社)   

★ 9位 『百貨の魔法』村山早紀(ポプラ社)    

★ 10位  『キラキラ共和国』小川糸(幻冬舎)


構成/古川はる香