テレビで紹介されたり、書いたのが意外な人だったり、最近ネットやニュースで本が話題にあがることが続いてます。そんな「話題の本」をまとめちゃうよ!! あらゆるブームをおさえときたいコは全部チェックしとくのがおすすめ。

ジブリ映画にも!? 80年前も今も変わらない「生き方」を学ぶ本

「今話題!」って聞くと、読まずにいられなの画像_1
第二次世界大戦より前の昭和12年(1937年)に児童文学者・吉野源三郎さんが描いた本が80年後の今年、マンガとして発売されて超話題作に!! 中学生の”コペル君”がぶつかる友達との関係や「生き方」についての悩みに、叔父さんがくれるアドバイスが深い……。時代が変わっても通用するようなアドバイスばかり。スタジオジブリの宮崎駿監督が制作中の新作映画のタイトルもこの本と同じ『君たちはどう生きるか』で、この本にも関係した内容とか。
『漫画 君たちはどう生きるか』吉野源三郎(原作)、羽賀翔一(漫画) ¥1300/マガジンハウス

今年のノーベル文学賞受賞作家さんは日本出身

「今話題!」って聞くと、読まずにいられなの画像_2
今年ノーベル文学賞を受賞したイギリス人作家のカズオ・イシグロさん。名前からもわかるように、5歳でイギリスに行くまでは日本で生まれ育ったんだって。なんか親近感わくよね。イシグロさんの作品の中でも『わたしを離さないで』は去年ドラマで観た人もいるかも。「提供者」として生まれ育った人たちの悲しすぎる運命を描いたストーリーは、今まで読書で味わったことがない感情を体験することに。
『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ(著)、土屋 政雄(訳) ¥800/早川書房

現役JC作家の文学界デビュー作品

「今話題!」って聞くと、読まずにいられなの画像_3
この『さよなら、田中さん』を書いた鈴木るりかさんはなんと中学2年生。出版社が主催する「12歳の文学賞」で3年連続大賞を受賞するっていう今まで誰も達成したことがない記録を作っちゃった。そしてついに新人作家としてデビュー!!『さよなら、田中さん』は、小学6年生の花実とそのお母さんの日常に起きる事件を描いた5つの短編小説を集めたもの。同世代作家の作品って聞くと興味わくよね。
『さよなら、田中さん』鈴木るりか ¥1200/小学館

セカオワ・Saoriさんが小説家に

「今話題!」って聞くと、読まずにいられなの画像_4
藤崎彩織さん=SEKAI NO OWARIのSaoriさんの小説家デビュー作が売れ行き好調で話題に。ピアノだけが友達で孤独だった夏子は、学校の先輩・月島の自由気ままな行動にふりまわされながらも彼に惹かれるように。やがて彼の誘いでバンドに入って、自分の居場所を見つけていきます。夏子と月島の関係に胸がぎゅっと切なくなる場面も。自分自身がバンドをやってるSaoriさんだから描ける物語なのかも。
『ふたご』藤崎彩織 ¥1450/文藝春秋
構成/古川はる香