みんなと同世代ながら、世界をまたにかけて活躍している超10代が続々と出てきているよね! そんな中から、「'17年アジア卓球選手権」の女子ダブルスで3位に入賞し胴メダルを、また8月27日には「ITTFワールドツアー・チェコオープン」で見事に優勝を果たした注目の"みまひな"コンビに、ワールドツアー前に取材した様子を紹介♪

♥伊藤美誠選手(16歳)

卓球のワールドツアーで優勝! 

Q.卓球をはじめたきっかけは? 

「両親が卓球をやっていたので、その練習についていくうちに、興味を持つように。2歳の終わり頃からラケットをにぎり、大会には4歳から出場していました。小さい頃から負けず嫌いの性格です!」 


Q.卓球をしていてうれしいこと、つらいことは?

「つらいのは、どれだけ練習しても勝てないとき。でも、負けを引きずらないようにしてます! 負けたときは10分後くらいまでは反省し、落ち込んでますけど、20分後にはさわいでるタイプ(笑)。そのあとは、『次は勝てる!』と思って練習を続けます。結果、ニガテな相手に勝てたときはすごくうれしいです!」 


Q.学生生活はどう過ごしてる? 

「ボール競技が得意です。でも、ケガをしないように注意してます。体育以外の教科は、あまり得意じゃないかも(苦笑)。行事は、昨年、文化祭に参加することができて楽しかったです♪ 私のクラスは、ピタゴラスイッチ風の装置を作ってました」


Q.今後の夢や野望は?

 「個人戦、団体戦の両方で金メダルを取りたいです! 五輪決定までも大変な試合が続くので、同学年の(平野)美宇ちゃんやひなたちと切磋琢磨して、日本の実力を高めていきたいです!」 

【美誠選手ってこんな人!!】卓球女子世界ランキング11位(17年8月時点)●16リオデジャネイロ五輪 女子団体銅メダル●17アジア卓球選手権 女子団体2位、混合ダブルス2位、女子ダブルス3位ラケットの両面に違う性質のラバーを貼って球の回転などの変化で相手のミスを誘ったり、ラリーを優位に進めるプレイスタイル。

♥早田ひな選手(17歳)

卓球のワールドツアーで優勝! 

Q.卓球をはじめたきっかけは?

「4歳のとき、6歳上のお姉ちゃんが卓球を習いはじめたので、『自分もやりたい!』とお願いしました。小学校2年生で全国大会に出たことが一番古い試合の記憶かな。当時は、負けるとくやしくて泣いてましたね(笑)」 


Q.卓球をしていてうれしいこと、つらいことは?

「勝ったときはうれしい! そのために毎日練習しているので、練習で思うようなプレーができないときはつらいというか、へこみがちに……。でも、基本ポジティブなので、勝ったときのことを思い描きながら練習をがんばってます」 


Q.学生生活はどう過ごしてる?

「中学時代は音楽や体育が好きでした。昼休みにはよく外で遊んでたのですが、友達とバレーボールをしてて、利き手の小指にヒビが入ってしまい、お母さんに怒られた経験が(笑)。 しかも、次の日にバレーじゃなければいいかとサッカーをして遊んだのがバレて、"昼休みに外で遊ぶの禁止令"が出ました(笑)」 


Q.今後の夢や野望は?

 「"五輪で金メダル"は小さい頃からの夢☆ 国内にも、強力なライバルがいるので、まずは東京五輪に出場できるようにしたいです。まだ全然実力が足りてないので、これから死ぬ気でがんばります!」

【ひな選手ってこんな人!!】卓球女子世界ランキング24位(17年8月現在)●16年全国高校総体優勝(希望が丘高校所属)●16年プロツアーグランドファイナル U21優勝●17年アジア卓球選手権 女子団体2位、女子ダブルス3位サウスポーで、166cmの長身から打ち込む、強気の攻撃が得意のプレイスタイルだよ。

【みんなへのメッセージ】

卓球のワールドツアーで優勝! 
「まずは、目標を作ってみてください! 大きくても小さくてもいいので、それを達成するまであきらめないことが大事です! 目標を持って、毎日を過ごすことはすごく楽しいことだと思います。ひとつのことを達成できると、精神的にすごく成長するし、強い人間になれると思います☆」(美誠選手)
卓球のワールドツアーで優勝! 
「私は、『もっとできたのに……』と後悔したくないので、『今がんばらないで、いつやるんだ!』と思って、毎日きつい練習を乗り越えてます。みなさんも、未来の自分のために、目標がある人は、その目標達成のために、今やれることを、一生懸命がんばってください!」(ひな選手)

【おまけ】ヘン顔

卓球のワールドツアーで優勝! 
ふたりともヘン顔は「よくします!」ってことで、特別にやってもらったよ♪ なかなかの高レベル!
撮影/永躰侑里 構成/宮平なつき (Seventeen10月号)