おっぱいのお悩みQ&A
夏は薄着や水着で胸が目立ちがち。形はもちろん、他人には見せない部分だけど自分だけ?なんて思う不安やお悩みを解決しちゃお☆ 銀座みゆき通り美容外科の医師・松田朋子先生にお話を聞いてきたよ。
Q:胸が3つ以上あるんだけど病気なの?(YASUUちゃん・高2)
A:"副乳"というものです。病気ではないので安心を!
「本来のバスト以外の位置にできた乳腺や乳首を"副乳"といいます。人間も哺乳類なので、進化の名残として、まれに犬や猫などの動物のように乳房や乳首が複数できる場合があり、日本人でも約10人に1人は副乳があるといわれています。副乳は特に悪いものではなく、ほうっておいても問題ありませんが手術で除去することもできます。ちなみに上図のように、わきの下~乳頭~脚のつけ根のライン上にできやすいです。左右同じ位置に一対の場合もあれば片側だけの場合もありますよ」(松田先生)
Q:乳首の陥没は治りますか?(momokoちゃん・高1)
A:まずは自分で軽く引っぱってみて。
「乳首の陥没はAのように乳首がバストの内部に埋もれた状態。 乳管の発育障害が原因のことが多いです。将来、乳腺炎や授乳障害の原因になるケースも。自分で軽く引っぱっても出ない場合は、成長期を過ぎてから手術で治すこともできるので乳腺外科などで相談を。保険適応になることも。また、他にもBのような扁平乳頭、Cのような分裂乳頭もあります。Bは、生まれつきのことが多いです。また、乳輪の縮小手術により扁平乳頭になる場合も。基本、授乳障害はないと考えられていて出産後は乳腺が発達するため、そのままでも問題なし。Cは、乳首が生まれつき2つに分裂した状態。分裂乳頭になる理由は不明なのだそう。ただ、女性には多く見られる症状で、特別めずらしいということもなく、奇形でもない」(松田先生)
ブラジャーをするのがキュウクツ……。しないとダメ?(リョウコちゃん・高2)
A:垂れの原因に。つけてください!
「重力もありますし、胸は少しの揺れでもクーパーじん帯が伸びやすいので、ブラジャーをつけておかないと垂れやすくなります。特にスポーツをするときは、揺れが激しくなるので必ずスポーツ用のブラをつけてください」(松田先生)
★ブラジャーは正しくつけなきゃ意味ナシ‼★
【1】ブラのストラップを肩にかけて、下側を持とう。体を少し前に倒して、胸をカップの中に入れたら、そのままの姿勢でホックをとめる。【2】前かがみのまま、左手で左のストラップのつけ根を少し浮かせて、右手で左側の胸全体を包み込んで、中央に寄せながら右肩方向へやさしく引き上げよう。反対側の胸も同様に。【3】左右の胸をブラカップにそれぞれしっかりと入れ込んだら、体を起こして元の体勢に戻ろう。最後にストラップをきつくない程度(人差し指がすーっと入るくらい)に調整するとカンペキ。
資料提供:ワコール
自信マンマンな胸で夏を迎えられますように★
イラスト/藤井昌子 構成/宮平なつき(Seventeen7月号)